ドル円で20年黒字の移動平均線クロス設定を、私が使わないと決めた理由
FX検証データ|金子 剛
「20年間トータルで黒字なら、その設定はFXで使える」
そう考えるのは自然なことです。ですが私は、20年トータルで黒字だった移動平均線クロスの設定を、不合格にしました。
その設定は、30分足の「ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売り」。ドル円の約20年分で、30分足×ドテン方式の短期と長期の組み合わせ4560通りから最適解を検証し、いちばん成績が良かったものです。
成績の物差しのひとつに、PF(プロフィットファクター)があります。総利益を総損失で割った値で、1.0を超えれば黒字です。この設定のPFは1.13。負けた額の1.13倍を勝っていて、20年トータルでは黒字でした。
それでも、私の基準は「PF1.2以上」です。1.0を超えていても、1.2に届かなければ不合格にします。
1.0を超えただけでは、実戦を検討できる水準とは言えないからです。バックテストの成績は、過去の相場でいちばん良かった設定を選んだ結果です。同じ成績が将来も続く保証はなく、黒字の幅が小さい設定は、少し成績が落ちただけで赤字に転じかねません。
もうひとつ大事にしているのは、基準を先に決めて、結果を見てから動かさないことです。1.13を見て「黒字だし合格でいいか」と線を下げ始めたら、検証そのものの意味がなくなってしまいます。
では、同じ移動平均線のクロスで、PF1.2の線を越えたのはどの時間足と方式だったのか。そして、なぜ30分足×ドテン方式のこの売買は届かなかったのか。
この検証の全体(4つの時間足×2つの方式、計約400万通り)と、20年の検証で残った推奨2設定、検証用のEAは、こちらの記事で公開しています。

先着3名様には、あなたが普段使っている設定も、同じ基準で20年検証してお返しします。
※本記事は過去データの検証結果であり、将来の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
