最近美容外科医になる医師が増えています。
私も美容外科にはとても興味があり、ビジネスの市場として非常に魅力的だと考えています。
そこで、徹底的に美容外科市場について調べてみました。
美容外科医を進路として考えている方は、自分の人生を左右することですし、「本当に美容外科医になっていいのか」の判断材料として、美容外科市場については熟知しておく必要があると思います。
また、大手美容外科の採用倍率は年々高くなっており、「給料が高いから」、「QOLが高いから」といった生半可な志望動機では内定をもらうことができなくなってきています。
たくさんの志望者がいる中で内定を取れる志望動機を練るためには、業界について徹底的に調べることは欠かせないことだと思います。
今回は、美容外科市場についてさまざまなデータを元に調査、考察をしてみました。
美容外科に興味がある方、就職を考えている医学生や研修医の方の参考になればと思います。
美容外科への就職を考えている方は、業界研究の参考にしてください。
最近、美容外科医になる医師が増えている?
最近美容外科に進む先生が増えてきています。
特に、研修医上がりですぐに美容外科に進む先生が増えてきているのです。
私の出身校では、少なくとも100人中2名以上は美容外科に進んでいます。
以下の表は1994年以降の美容外科医の数を表した図です。
1994年には、美容外科医はわずか124人しかいませんでした。
しかし、2020年には942人と、26年間で7.6倍に増加しています。
特に2016年からは急増しており、今後も美容外科医の数は増加していくと考えられるのです。
また、形成外科を経験してから美容外科医になるという人も少なくないことを考慮すると、形成外科専攻医数が増えていることも将来美容外科医が増加する促進因子となることでしょう。
以下の図は2018年以降のマイナー科の専攻医数を2018年ベースに比較したものです。
形成外科の専攻医数は2018年に比べて2023年には1.44倍に増加しています。