あなたも医学部再受験してみませんか?
私は25歳で医学部を再受験し、国公立大学医学部を卒業し、現在医師3年目です。すでに年収は1500万円ほどあります。
振り返ると、心の底から医学部再受験をしてよかったなと思います。
高収入、仕事のやりがい、社会的地位、転職の容易さなど、どれをとっても医師はすごい!笑です。
今回は、私と同じように医学部再受験を検討している方のために、再受験差別されないための志望校選びをテーマに書かせていただきました。
また、以下のような得意不得意がある方が、受かりやすく、かつ再受験に寛容な医学部をデータから分析して紹介いたします。
・大学入学共通テストが得意だが、2次試験が苦手
・2次試験が得意だが、大学入学共通テストが苦手
・面接が苦手
・理科が苦手
多くの方は国公立大学志望だと思いますので、今回は国公立大学医学部再受験に絞ってお話をさせていただきます。
医学部再受験には再受験差別がある?
再受験生で医学部を目指す人は、医学部再受験には年齢差別があるという事実を知っておいてください。
再受験差別とは、試験で合格点をとっている再受験生が面接で落とされたり、面接の点数を大幅に低くされることです。
このように再受験差別をしている大学は、少なくないのです。
実際、私の医学部同期の30代の再受験生が、以前に別の大学を受験したとき、合格点をとっていたにもかかわらず不合格にされたと言っていました。一人ではなく複数名いました。
なので、受験校選びを失敗すると、全ての努力が無駄になる可能性があります。
医学部再受験では、面接落ちは決して珍しいことではないのです。
再受験生ができる最善の選択としては、「再受験生は再受験差別のない大学を受験する」ということが志望校選択の上で必須条件となります。
ちなみに、再受験差別がある理由は、再受験の受験生が多いため、同様の条件で合格させると、医学部に入学する学生が皆30〜50代となってしまう可能性があるからだと思います。
また、高齢の方はどれだけ優秀であろうが、医師として働ける時間が短いため、現役生が優遇されてしまうのも仕方がありません。
再受験生はある程度のハンデを背負っていることを理解し、試験に挑むのがおすすめです。
国公立大学医学部の再受験寛容度は?
ネット上で医学部再受験寛容度が大学ごとに示されていますが、医学部再受験寛容度は学部長の変更などがきっかけで180度変わってくることは少なくないです。
なので、「実際に、2022年度に医学部に入学した再受験生の数が、その大学における現在の再受験寛容度を示している可能性が高い」と考えるのが客観的であり、信憑性が高いものになると考えました。
そこで、大学改革支援・学位授与機構「大学基本情報」における2022年度国公立大学医学部入学者の年齢分布データをもとに、22歳以上、25歳以上、30歳以上の入学者が多い医学部をランキング形式にまとめました。
高齢の受験生を合格させている実績のある医学部が再受験差別の少ない医学部と考えるのが妥当です。
ちなみに、東京大学と北海道大学についてはデータがなかったので除外しています。
出典:大学改革支援・学位授与機構「大学基本情報」を元に作成(東京大学、北海道大学は除く)
22歳以上の入学者の人数が多い順にランキングにしたものが上の表になります。
島根大学、三重大学、熊本大学はかなり再受験生に寛容であると言えるでしょう。
次に寛容なのが、信州大学、香川大学、札幌医科大学です。
続いて、琉球大学、滋賀医科大学、山形大学、鳥取大学と続きます。