友達から「アプリで知り合った人と付き合うことになった」と聞くと、少し気になる。
自分にも、休日に会ったり、何でもない話をしたりできる恋人がいたらいいなと思う。でも、知らない人に顔写真を見せるのはためらうし、会おうと誘われたときに断れるのかも分からない。
紹介ページを眺めて、そのまま閉じる。「やってみたら?」と言われるたびに、返事に困ってしまう。
恋人がほしい気持ちと、アプリを使う不安。その両方を抱えたまま、まずは使い方を調べるところから始めてみましょう。
この記事は、マッチングアプリを使うか迷っている20代前半の女性に向けて書きました。すでに登録したものの、通知を見るたびに身構えてしまう方にも読んでいただけます。
扱うのは、相手に好かれるための駆け引きよりも、始める前に自分で決めておきたいことです。
- 写真に何を写し、プロフィールにどこまで書くか
- 聞かれても、まだ伝えたくないことをどう返すか
- 誘いに迷ったとき、その場で返事をしない方法
- 「悪い人ではなさそう」と思っても、無理な要求には応じないこと
- 続ける、休む、まだ始めない、のどれを選ぶか
この記事を読んでも、相手の本心や安全性を確実に見抜けるようにはなりません。準備をしていても防ぎきれないことはあります。ここでの工夫は、被害に遭った人の落ち度を探すためのものではなく、選べる行動を増やすためのものです。誰かがあなたを傷つけたなら、その責任は傷つけた側にあります。
まずは、登録するかどうかを決めないまま、気になるところから読んでみてください。
先に知っておいてほしいこと
詳しい説明に入る前に、次の点だけは、無料で読めるこの場所にまとめておきます。
知り合った相手に、お金や認証コードを渡さない。
恋愛の話から投資や副業へ誘われたり、会うための旅費などを求められたりしたら、その場で応じずに相談してください。警察庁は、恋愛感情や親近感を利用して送金させるSNS型ロマンス詐欺について注意を呼びかけています。警察庁の注意喚起
会う約束をしても、連絡先を交換しても、断ることはできます。
一度了承したことを理由に、その後の要求まで受け入れる必要はありません。脅しや強要、望まない性的な要求があったら、様子を見続けずに距離を置いてください。
会うなら、人の目があり、自分で帰れる場所を選ぶ。
会う前に信頼できる人へ予定を知らせ、帰りの交通手段を自分で確保します。Tinderの公式安全案内でも、人の目がある場所で会うことや、予定の共有、自分で移動手段を用意することが勧められています。Tinderの安全案内
困ったときは、一人で解決しようとしない。
今まさに危険が迫っている場合は110番、緊急ではない警察への相談は#9110です。金銭や契約のトラブルは、消費者ホットライン188にも相談できます。警察への相談案内/国民生活センターの注意喚起・相談案内
この記事で扱うこと
すでに公開している「20代前半のマッチングアプリ完全ロードマップ」は、アプリを始めてから交際を考えるまでの全体的な手順を扱っています。この記事は、登録前後の不安と、頼まれたことを断りづらい場面に絞った内容です。個人情報や初対面の注意点には共通する部分があります。
以下では、自分の不安を書き分ける方法、公開情報の点検、連絡先交換や誘いへの返し方を、具体例と一緒に説明します。第8章には、自分のペースで進められる「7つの準備」をまとめました。期限は設けず、今の自分に必要な項目から使える構成です。
会話例や登場する場面は、説明のために作った架空の例です。筆者本人の体験談や、実際の利用者のやり取りではありません。
