ベートーベンの楽譜、選ぶならどれがいい?

増田朋美

増田朋美

皆さんこんにちは。最近はえらく暑い日が続いていますが、お体など壊していませんか?私は、すでに熱中症になったり風邪を引いたりして、今年の夏は、ちょっと体調を崩しがちな夏でもあったのですけど、まあ、なんとか生きているかなという感じです。

さて、今回の記事はまた楽譜の紹介ですが、前回はバッハの楽譜を大雑把に紹介しました。次は、私も大好きな作曲家であるベートーベンの楽譜を紹介していきたいと思います。音楽学校の受験もベートーベンの曲で受験しましたし、面接試験でも、好きな作曲家は誰ですがと言われて、文句なくベートーベンですと言ってしまった私。きっと、笑われてしまっただろうな、と後で思いました。それでは、ベートーベンの楽譜の出版社を紹介して行くことにしましょう。

1,ヘンレ版

バッハのところでも書きましたが、ベートーベンもヘンレ版は好評です。ただ、ソナタ集が、一冊一キロを超えてしまうので、ちょっと持ち運びが悪いという欠点はありますが、強弱記号もちゃんとあり、みやすさの面ではぴかいちです。信頼のおける楽譜でもあるので、ベートーベンをやりたい方は、こちらを試してみてください。

2,クルチ社

こちらは、アルトゥール・シュナーベルという人が校訂した版を出版しています。ヘンレ版に比べると、非常に指示が細かく、強弱から運指、テンポまで書かれています。運指は日本人には不向きと言われているようですが、シュナーベルの愛の指使いとして絶賛する人は多いですよね。多少、やりにくくても、我慢してやってみると、すごい効果が得られると思いますよ。「シュナーベル版」と言えばすぐに入手できます。

3,春秋社

日本独自で校訂された版。確かに、日本人向きなのかなと思われますが、他の版とちょっと違っているところが多いので、あまりおすすめはできないかと思われる楽譜です。初心者さんにはいいのかもしれませんが、それ以上になると、なんだか物足りなくなってしまうと思います。

4,ドーバー社

こちらは、すでに廃刊になっている楽譜をリプリントして販売しているアメリカの出版社。特に、ベートーベンの場合、ピアノ・ソロよりも交響曲が有名ですね。比較的安い値段で買うことができるから、結構人気はあるみたいですね。読んでみると、音符が小さいのと、強弱記号があまりないので、使いやすい楽譜ではないかもしれませんが、とにかく外版で安いのがほしいって言う方は、おすすめです。

以上、4つの出版社を列記しましたが、一番詳しく書いてくれてあるのはシュナーベル版だと思います。ですが、ちょっと、指示がうるさすぎて嫌がる人もいないわけじゃなです。基本的に私は、日本国内版はあまり使わないのですが、外版でやすいのがほしいなと言う方は、ドーバー社をおすすめします。いずれにしても、ベートーベンの楽譜は、星の数ほどありますので、自分にあった楽譜を見つけてくださいね。それではこのへんで。ありがとうございました!


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この記事のライター

増田朋美

琴弾き、ピアノ弾きという二つの草鞋を履いて生活している人です。 このサイトでは、お箏の事について、ピアノの事について、私が学んできた事を、列記していきたいと思います。 まだまだ未熟ですが、お付き合いくださりますとうれしく思います。 SNSでは本名で活動していますので、ご了承くださいませ。

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