魚介以外で寿司屋で必ず出すものといえば、茶碗蒸しが思い浮かぶ。
回転寿司でも当然置いてあるし、コースで出すような高級店でも必ず出てくる。コースの順番で言うとだいたい最初の方、1、2品つまんだあたりで出てくることが多いと思う。
なんで寿司屋が茶碗蒸しを必ず出すかというと、刺し身や寿司や冷たいものだから汁物で胃袋を温める意味でという説があるが、個人的には納得していない。お吸い物を出せば良い話だし、刺し身はまだしも寿司って冷たいものじゃないから。
茶碗蒸しの具は寿司屋からするとわざわざ用意するものでないから、簡単に用意できるし、大きく分ければ汁物の分野だけど一品として扱うこともできるから、というのが理由なんだろうと思う。
いつから始まった習慣なのかわからないけど、たぶん習慣として残っているから何となくいつまでも続けているもののような気がする。
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