🛒 BASE中古販売で迷わせない商品導線と注意書きの設計法
無在庫・Base・家電・古着せどりマスター
BASEで中古品を売るときは、出品数を増やすだけでは売上につながりません。重要なのは「売れる価格で仕入れる」「購入者を商品ページまで迷わせない」「中古品特有の不安を説明で消す」の3点です。
特に中古品は一点物が多く、売り切れるたびに商品ページへの導線が途切れます。仕入れから販売後の改善までを一つの流れとして設計しましょう。
🔍 仕入れ判断は出品価格ではなく成約価格で行う
仕入れ前に見るべきなのは、販売中の商品価格ではなく、実際に売れた価格です。高値で出品されている商品だけを見て仕入れると、在庫期間が長くなります。
まず、同型または近い型番の成約事例を直近90日分確認します。目安は最低5件、可能なら20件です。
・📌 成約価格の中央値
・売れるまでの日数
・傷や付属品による価格差
・現在販売中の競合数
・梱包後のサイズと送料
・動作確認に必要な時間
・偽物や規制商品のリスク
たとえば成約価格が8,000円、9,500円、9,800円、10,200円、13,000円なら、13,000円を基準にせず、9,800円前後を想定売価にします。
仕入れ判断は、次の10項目を各1点で集計するとブレにくくなります。
・直近90日に成約事例が5件以上ある
・想定利益が3,000円以上残る
・想定利益率が30%以上になる
・相場より10%安く仕入れられる
・主要機能を自分で確認できる
・欠品や傷を写真で説明できる
・梱包サイズを仕入れ前に判断できる
・販売に必要な許可や条件を満たしている
・BASE外から2本以上の集客経路を作れる
・30日以内に売れなくても値下げ余地がある
8〜10点なら仕入れ候補、6〜7点なら価格交渉、5点以下なら見送りです。⚠️ 利益額だけで仕入れず、売れる根拠とトラブルの少なさも点数に含めます。
🧭 BASE内外の導線を4段階でつなぐ
BASEはショップを作る場所であり、出品するだけで十分なアクセスが集まるとは限りません。基本の導線は次の形です。
SNS・検索・既存客 → ショップTOP → カテゴリまたは特集 → 商品ページ → カート
TOPページには、扱う商品の全種類を並べるのではなく、主力カテゴリを3つ程度に絞ります。たとえば中古カメラ店なら「1万円以下」「動作確認済み」「レンズセット」のように、購入者の判断軸で入口を作ります。
・🏠 TOPから主力商品へ1クリックで移動できるようにする
・商品名にメーカー、型番、状態、主要付属品を入れる
・カテゴリは商品種類と価格帯を混在させすぎない
・売り切れ商品から同カテゴリの商品へ戻れるようにする
・🔗 SNS投稿はTOPではなく、該当商品か特集ページへ直接つなぐ
・🛍️ 商品ページ下部で関連商品や上位商品を案内する
定番商品は集客の入口、一点物は利益を取る出口として役割を分けるのがポイントです。
安定して検索される商品でショップを知ってもらい、希少カラー、付属品完備、整備済みセットなどへ移動させます。一点物が売り切れても導線全体が止まらない構成にしておきましょう。
📷 写真と注意書きで中古品の不安を先回りする
購入者が中古品で不安に感じるのは、「どの程度の傷なのか」「本当に動くのか」「何が付属するのか」の3点です。
写真は10枚前後を基本にします。
・全体の正面、背面、左右、上面、底面
・型番、シリアル番号、品質表示
・傷、汚れ、変色の接写
・付属品をすべて並べた写真
・動作確認中の画面やランプ
・サイズが伝わる定規との比較
👀 傷は隠さず、全体写真と接写の両方を載せます。「目立つ傷なし」のような主観表現だけで終わらせず、「右側面に約2cmの線傷」のように位置と状態を書きます。
商品説明は次の順番にすると読みやすくなります。
1. 商品名と型番
2. 使用できる主な機能
3. 外観の状態
4. 動作確認の内容
5. 付属品
6. 清掃や補修の有無
7. 発送予定日
8. 返品・問い合わせ条件
そのまま使える基本形は次のとおりです。
> 中古品のため、使用にともなう傷や汚れがあります。右側面に約2cmの線傷がありますので、写真6枚目をご確認ください。電源、主要ボタン、充電、音声出力は確認済みです。長時間の連続使用までは確認していません。付属品は本体、電源ケーブル、説明書です。ご注文から3営業日以内に追跡可能な方法で発送します。商品説明と異なる不具合がある場合は、到着後3日以内に写真を添えてご連絡ください。
🧾 確認していない機能は「未確認」と明記します。「問題ありません」と断定すると、未確認部分まで保証したように受け取られる可能性があります。
「中古品なので返品不可」の一文だけでは不十分です。説明と異なる故障、誤発送、配送中の破損と、購入者都合の返品を分けて書きましょう。
💰 手数料と集客費を引いて仕入れ上限を決める
仕入れ上限は、次の式で決めます。
仕入れ上限=想定売価-販売手数料-送料-梱包費-集客費-目標利益
想定売価9,800円、手数料予算800円、送料850円、梱包費200円、集客費500円、目標利益3,000円なら、仕入れ上限は4,450円です。
仕入れ値が4,500円なら、わずか50円ですが基準を超えています。この小さな超過を毎回許すと、値下げや返品が発生したときに利益が残りません。
2026年8月確認時点で、BASEのスタンダードプランは通常の決済で「3.6%+40円」の決済手数料と、3%のサービス利用料がかかります。Amazon Pay、PayPal、PayPayは決済手数料が「4.6%+40円」です。手数料は送料を含む注文合計額に対して計算されるため、公開前にBASE公式の料金案内(https://help.thebase.in/hc/ja/articles/5701758066585-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B)も確認してください。
商品価格9,800円、仕入れ4,500円、送料850円、梱包費200円の場合は次の結果になります。
・通常決済のBASE手数料687円:利益3,563円
・対象決済のBASE手数料785円:利益3,465円
・手数料10%と仮定した他販路:利益3,270円
・📉 通常決済でも集客費700円なら、最終利益は2,863円
BASEは販売手数料だけを見ると利益を残しやすい一方、自分で集客する費用と手間がかかります。広告費だけでなく、SNS投稿や撮影に使う時間も記録しましょう。
単品で利益が薄い場合は、仕入れ1,000円の関連品を付けて販売価格を3,000円上げるなど、セット化を検討します。高利益は値上げだけでなく、付属品と安心材料の追加で作ると返品も減らせます。
✅ 7手順で出品し、数字を見て改善する
実務では、次の順番を固定すると判断漏れを防げます。
1. 直近90日の成約事例を5〜20件集める
2. 10項目の仕入れチェックを採点する
3. 手数料、送料、集客費を引いて仕入れ上限を出す
4. 到着後24時間以内に動作確認と10枚前後の撮影を行う
5. 状態、未確認項目、付属品、返品条件を書く
6. TOP、カテゴリ、SNSの3か所から商品へつなぐ
7. 公開7日後に閲覧、カート、購入、問い合わせを確認する
改善時は、最初に自店の仮基準を置きます。100回の訪問で商品ページ到達60回、カート追加6回、購入2件なら、到達率60%、商品ページからのカート率10%、カートからの購入率約33%です。
・商品ページ到達率が40%未満なら、TOP画像とカテゴリ名を変更する
・カート率が5%未満なら、価格、送料、状態説明を見直す
・購入率が30%未満なら、発送日数、決済条件、注意書きを確認する
・🚚 問い合わせが同じ内容に集中したら、商品説明へ追記する
・🔁 30日売れない商品は、値下げ、セット化、別販路への移動を判断する
販売目的で中古品を仕入れる場合は、原則として古物商許可が必要です。BASEでは、氏名または名称、公安委員会名、許可証番号を「特定商取引法に基づく表記」に加え、個別商品ページまたはショップTOPにも掲載するよう案内しています。⚖️ 判断に迷う場合は、BASEの中古品販売案内(https://help.thebase.in/hc/ja/articles/206341542-%E5%8F%A4%E7%89%A9-%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E5%93%81-%E3%82%92%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B)を確認し、管轄の警察署へ相談してください。
中古販売は、安く仕入れる競争だけではありません。購入者が迷わない導線と、状態が正確に伝わる注意書きを整えることで、同じ商品でも利益と安心感の両方を高められます。
