
結論:iPhoneは「App Store」、Androidは「Google Play ストア」の設定をそれぞれ1か所変えるだけで、アプリの自動アップデートをWi-Fi接続中だけに絞れます。所要時間は3分ほどです。
月末になると、なぜかデータ残量が想定より減っている。そんな経験はありませんか? 動画もそれほど見ていないのに通信量が増えている場合、原因のひとつとして疑いたいのがアプリの自動アップデートです。この記事は、データ容量に上限のあるプランを使っている方や、段階制料金で「次の段階に上がらないようにしたい」方に向けて、自動アップデートをWi-Fiのときだけに限定する手順を、iPhoneとAndroidの両方で整理します。読み終わるころには、設定を変えるべき場所と、変えたあとに気をつけたい点がわかるはずです。なお、個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
自動アップデートが通信量を使う仕組み
スマホのアプリは、不具合の修正やセキュリティ対策のために頻繁に更新されます。初期設定のままだと、iPhoneもAndroidも「新しいバージョンが出たら自動で入れる」動きをするんです。問題は、その更新ファイルの取得がWi-Fiだけでなくモバイルデータ通信でも行われる場合があるという点です。
更新1回あたりのサイズはアプリによってまちまちで、小さなツール系なら数MBで済むこともあれば、大型のゲームやSNSアプリでは数百MB、ゲームの大型アップデートでは数GB単位になることもあります。インストールしているアプリが数十個あれば、1か月の合計は無視できない量になり得ます。
特に影響が大きいのは、段階制の料金プランを使っている場合です。たとえば楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、公式サイトの料金表によると、3GBまでが月額1,078円、20GBまでが2,178円、20GB超は3,278円(いずれも税込)という段階制になっています。月の使用量が3GB前後の方にとっては、自動アップデートの数百MBが原因で1つ上の段階に上がると、それだけで月1,100円の差になる計算です。料金は改定されることがあるので、最新の金額は公式サイトで確認してくださいね。

ちなみに、自動アップデートそのものを止める必要はありません。セキュリティ修正は早めに入れたほうが安全なので、「止める」ではなく「Wi-Fiのときだけにする」のがバランスのいい落としどころなんです。
楽天モバイルで使う場合は、自動アップデートを絞ったうえで「自宅や職場でWi-Fiに安定してつながっているか」「外出先でモバイル通信がどれくらい使えるか」も合わせて確かめておくと、通信量のコントロールがしやすくなります。楽天モバイルの電波の実際と、つながりにくいときの確かめ方は、こちらの記事に整理しています。

iPhoneでWi-Fiのときだけ更新する手順
- 準備するものは2点だけです。iPhone本体と、Apple Accountのサインイン状態(App Storeを使える状態)を確認しておきます
- ホーム画面から「設定」アプリを開きます
- 一覧を下にスクロールして「App Store」をタップします(iOSのバージョンによっては「アプリ」の中にある場合があります)
- 「自動ダウンロード」の項目で「Appのアップデート」がオンになっていることを確認します。ここはオンのままでOKです
- 同じ画面の「モバイルデータ通信」の欄にある「自動ダウンロード」をオフにします。これでモバイル通信中は更新が自動で走らなくなります
- その下の「Appのダウンロード」を「常に確認」または「200MBを超える場合は確認」にしておくと、手動でダウンロードするときも大きな通信を防げます
- 最後にWi-Fiにつないだ状態でApp Storeを開き、アップデートが自動で進むか様子を見れば完了です
iPhoneの場合、ポイントは「自動ダウンロード」がWi-Fi用とモバイルデータ通信用で分かれているところです。上の「Appのアップデート」をオフにすると、Wi-Fi接続中も自動更新が止まってしまうので、オフにするのはモバイルデータ通信側だけと覚えておくと迷いません。また、iOS本体のアップデートは通常アプリとは別の扱いで、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」から管理します。5G対応機種では、モバイル通信の「データモード」の設定次第でモバイル回線経由のダウンロードが許可される場合もあるので、気になる方は「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」も一度のぞいておくと安心です。
AndroidでWi-Fiのときだけ更新する手順
- 「Google Play ストア」アプリを開きます
- 画面右上のプロフィールアイコンをタップします
- メニューから「設定」を選びます
- 「ネットワーク設定」を開きます
- 「アプリの自動更新」をタップし、「Wi-Fi経由のみ」を選んで「OK」を押します
- 同じ画面の「アプリのダウンロード設定」も「Wi-Fi経由のみ」または「毎回確認する」にしておくと、手動インストール時の通信も抑えられます
Androidは機種によってメニューの名前が少しずつ違うことがありますが、Google Play ストアの設定項目はどのメーカーでもほぼ共通です。「アプリの自動更新」には「指定のネットワーク経由」「Wi-Fi経由のみ」「アプリを自動更新しない」の3択が並んでいて、選ぶのは真ん中の「Wi-Fi経由のみ」です。「指定のネットワーク経由」はWi-Fiに加えてモバイル通信でも更新する設定なので、通信量を抑えたい場合は避けたほうがいいです。
また、Galaxyなど一部のメーカーは独自のアプリストア(Galaxy Storeなど)も入っています。そちらにも自動更新の設定があるので、メーカー製アプリストアを使っている方は同じように「Wi-Fi接続時のみ」に変えておきましょう。

ここがポイントです。iPhoneは「モバイル側だけオフ」、Androidは「Wi-Fi経由のみを選ぶ」。考え方は同じでも、操作の向きが逆なので混同しやすいんですね。
ここに注意⚠️
- Wi-Fiにつなぐ機会が少ないと、アップデートがたまり続けます。セキュリティ修正が遅れるので、週に1回はWi-Fi環境で更新を確認する習慣をつけましょう
- テザリングで別のスマホのWi-Fiにつないでいる場合、端末側は「Wi-Fi」と認識して自動更新が始まることがあります。親機側の通信量が減るので、テザリング中は注意が必要です
- アプリの自動更新とは別に、写真のクラウド同期や動画アプリの自動ダウンロードも通信量を使います。設定は個別に見直す必要があります
- 銀行アプリや決済アプリは、古いバージョンのままだと起動できなくなることがあります。外出先で急に使えなくなったときは、手動で更新すると解決する場合があります

まとめると、「Wi-Fiのときだけ」にしても更新そのものは止めない、というのが大事な考え方です。テザリング中の扱いだけは見落としやすいので気をつけてくださいね。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
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次回は、写真や動画のクラウド同期をWi-Fiのときだけにする設定を整理する予定です。今回の設定とセットで見直すと、通信量の「見えない消費」をかなり減らせます。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
