
結論:しばらく使わないスマホは「電池を50%前後にして、電源を切り、涼しい場所へ」が基本です。回線のほうは、その電話番号を残したいかどうかで「解約・継続・移し替え」の3つから選ぶのがすっきりします。
機種変更で余った旧端末、長期出張や入院で一時的に使わなくなるサブ機、数か月後に子どもへ渡す予定のスマホ。あなたの家の引き出しには、電源の切れたスマホが何台眠っていますか? 実は、スマホは「端末のしまい方」と「回線の扱い」を分けて考えないと、バッテリーを傷めてしまったり、使っていない回線に毎月料金を払い続けたりしがちなんです。この記事では、長期保管の前にやっておく準備と、回線を残す・止める・移すの判断軸を、メーカーや通信会社の公開情報をもとに整理します。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
端末と回線は「別々のもの」として考える
スマホには、手元にある本体(端末)と、SIMカードやeSIMに紐づく回線契約という2つの要素があります。端末を引き出しにしまっても、回線契約は生きたままなので月額料金はかかり続けます。逆に回線を解約しても、端末そのものはWi-Fi専用機として写真の閲覧や見守りカメラの確認などに使えます。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は使ったデータ量に応じた段階制で、公式サイトの料金表(2026年10月時点)ではデータ3GBまでなら月額1,078円(税込)です。まったく使わない月でもこの金額が下限になるので、1年間そのままにすると12,936円になります。
一方で、その電話番号を銀行や証券アプリのSMS認証、家族や職場への連絡先として使っている場合は、解約した瞬間にログインできないサービスが出てくることがあります。なので順番としては、まず「この番号が何に使われているか」を棚卸しして、そのあとで回線をどうするか決めるのが安全です。

楽天モバイルは使わない月は自動的にいちばん下の段階に収まるので、高額な請求になる心配はあまりありません。とはいえゼロにはならないので、「何のためにこの番号を残すのか」を一度言葉にしてみると判断しやすくなります。
長期保管の前にやっておく準備(目安15〜30分)
- バックアップを取る:iCloudやGoogleアカウントに加え、写真は楽天ドライブなどのクラウドにも。保管中に故障すると、データを取り出せなくなることがあります
- 認証まわりを移す:二段階認証アプリ(Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなど)とSMS認証の登録先を確認し、メインのスマホへ移しておきます
- バッテリーを50%前後にする:Appleの公式サポートは、長期保管時は満充電でも空でもなく、半分程度の充電状態を推奨しています
- 「探す」機能はオンのまま:iPhoneの「探す」、Androidの「デバイスを探す」は、紛失時の追跡と盗難時の悪用防止(アクティベーションロック)に役立ちます
- SIMとeSIMの扱いを決める:回線を別の端末で使い続けるなら、ここでSIMの差し替えやeSIMの再発行を済ませます
- 電源を完全に切り、ケースを外す:ケース内に湿気や熱がこもるのを避けるためです
- 保管場所と日付をメモする:次に充電し直す時期をカレンダーに入れておくと忘れません
回線の扱いは「残す・止める・移す」から選ぶ
- 解約する:番号を使う予定がなく、SMS認証の移行も済んでいる場合。月額はかからなくなりますが、解約した番号は基本的に戻ってこない点は覚悟が必要です
- 契約を残す:番号を連絡先として周知している、数か月後に再開する予定がある場合。楽天モバイルなら3GBまで月額1,078円(税込)、Rakuten Linkアプリ経由の国内通話は無料なので、維持コストは比較的読みやすいです
- 回線だけ別の端末に移す:SIMカードを差し替えるか、my 楽天モバイルからeSIMを再発行して、休ませる端末から回線を切り離す方法です。番号も使い勝手もそのまま残せます
- 基本料0円の回線へ番号ごと移す(MNP):povo 2.0のように基本料0円のサービスもありますが、一定期間(povo 2.0では180日間)有料トッピングの購入がないと利用停止になる条件があるので、規約の確認は必須です
ちなみに、ドコモの「電話番号保管」やauの「番号預かりサービス」のように、大手キャリアの一部には番号だけを預けておく有料サービスがあります。ただし、そのキャリアで契約している番号が対象なので、楽天モバイルで使っている番号をそのまま預けられるわけではありません。料金や期間の条件は各社の公式サイトで最新情報を確認してください。

迷ったら、SMSで認証コードが届くサービス(銀行、証券、ショッピング、行政系アプリなど)を紙に書き出してみてください。ひとつでも残っているなら、解約より先に登録先の変更をしておくのが順番です。
ここに注意⚠️
- 充電0%のまま放置しない:過放電の状態が続くと、電源が入らなくなることがあります。Appleの公式サポートでは、6か月以上保管する場合は6か月ごとに50%程度まで充電し直すよう案内しています
- 高温になる場所に置かない:車内、窓際、テレビやルーターの上は避けましょう。Appleは保管環境の目安として32℃以下を挙げています
- 膨らみに気づいたら充電しない:画面が浮いている、背面が膨らんでいるといった変化があれば使用を中止し、メーカーや修理窓口に相談してください
- 再開時はOSアップデートから:数か月分のセキュリティ更新がたまっているので、Wi-Fiにつないで最初に更新を済ませます
- 回線の解約は「いちばん最後」に:SMS認証の移行やキャリアメールの扱いを確認してからでも遅くありません

バッテリーの劣化に効くのは「満充電のまま高温」と「空っぽのまま放置」の2つです。50%・電源オフ・涼しい場所、この3点を押さえておけば大きな失敗は避けられると思うんですけどね。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
保管していた端末を再び使うときや、休ませた端末をサブ回線用として楽天モバイルで新しく契約するときに気になるのが申込ルートです。楽天モバイルには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」といったルートがあり、還元額と適用条件がそれぞれ違います。さらに、初めての契約なのか、2回線目なのか、過去に解約した人の再契約なのかで、対象になるかどうかの答えが変わる場合もあります。3つのルートの違いは、下の解説記事に条件ごとに整理しています。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
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次回は、使わなくなったスマホを売る・譲る前にやっておく初期化とアカウントの解除手順をまとめる予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
