
結論はこうです。楽天モバイルは自分たちで基地局を持つ「MNO」、IIJmioとmineoは他社の回線を借りる「MVNO」という立場の違いがあって、そこから料金・速度・海外での使い勝手にまで差が広がっていきます。月々の安さだけで見るとIIJmioやmineoに軍配が上がる場面もあるんですけど、まめ研究員の実測もまじえて、数字で丁寧に見ていきますね。
楽天モバイルへの乗り換えを検討している方から、「IIJmioやmineoと何が違うんですか」という質問を最近よくいただきます。この記事では、MVNOであるIIJmio・mineoと、MNOである楽天モバイルの仕組みの違いを整理したうえで、2026年6月時点の料金・通話料・海外利用まで、具体的な数字で比較していきます。読み終わる頃には、自分の使い方だとどちらが向いているか、判断材料が揃っているはずです。
そもそもMVNOとMNOって何が違うんですか?
MNOはMobile Network Operatorの略で、自分たちで基地局や周波数帯を持って通信サービスを提供する会社のことです。ドコモ・au・ソフトバンク、そして2020年に参入した楽天モバイルがこれにあたります。一方MVNOはMobile Virtual Network Operatorの略で、MNOから回線設備を借りて、自社ブランドで通信サービスを再販する会社のことです。IIJmioはドコモ回線とau回線のプランを選べますし、mineoはドコモ・au・ソフトバンクの3キャリア分から選べる、いわゆるトリプルキャリア対応をしているのが特徴です。楽天モバイルも自社エリア外ではauの回線にローミングする仕組みになっていて、実は「完全に自前の電波だけ」というわけでもありません。

借りてる回線だから通信品質が落ちる、というわけではないんです。IIJmioもmineoも、母体になっているキャリアの基地局をそのまま使うので、電波が届くエリアの広さ自体はドコモ・au・ソフトバンクとほぼ同じです。差が出やすいのは、お昼や夕方の混雑時間帯にどれだけ帯域を確保できているか、というところなんですね。
料金を数字で比べてみます(2026年6月時点)
以前、家族の通信費を全部エクセルに書き出したことがあるんですけど、スマホの家計簿アプリだとなぜか通信費だけうまく拾えなくて、結局手打ちで一覧を作りました。そのときに楽天モバイル・IIJmio・mineoの料金を横に並べてみたら、「思ったより差が小さいプランもあれば、はっきり差がつくプランもある」というのが見えてきたんです。余談ですが、7月に入ってからは在宅の日のエアコン代の方が気になり始めていて、通信費の列の隣に電気代も足したくなっています。話がそれました、2026年6月時点の各社の料金を、まめ研究員なりに整理してみます。
| 比較項目 | 楽天モバイル(MNO) | IIJmio(MVNO) | mineo(MVNO) |
| 最小容量プランの月額 | 3GBまで1,078円 | 2GBで850円 | 5GBで1,518円 |
| 10GB前後の月額 | 3〜20GBは一律2,178円 | 10GBで1,500円 | 10GBで1,958円 |
| 20GB前後〜上限の月額 | 20GB超は無制限で3,278円 | 20GBで2,000円 | 20GBで2,178円 |
| 通話料(税込) | Rakuten Link利用で国内通話無料 | 30秒22円(完全かけ放題は+1,400円) | 30秒22円(10分かけ放題は+935円) |
| 海外利用 | 70の国・地域でRakuten Link無料通話+データ2GBまで無料 | 海外オプションを別途契約する必要あり | 海外オプションを別途契約する必要あり |

こうやって並べると、月額だけなら10GB前後まではIIJmioが一番安く見えますよね。ただ、通話をよく使う家庭だと話が変わってきます。うちは実家の母との電話が長くなりがちなんですけど、楽天モバイルに変えてからRakuten Linkの通話がまるごと無料になって、これは地味に大きい差でした。
ちなみに海外利用については、楽天モバイルが70の国・地域でRakuten Linkの無料通話と、データ2GBまでの無料ローミングに対応しています。一方でIIJmioとmineoは、海外で使う場合は海外用の追加オプションを契約するか、現地のSIMを用意するのが基本になります。帰省や旅行で海外に行く機会が多い方は、ここの差が地味に効いてくるはずです。
料金以外で差が出るポイント
- 楽天モバイルは契約すると楽天市場のSPU(ポイント倍率)が+1倍になるので、楽天市場をよく使う世帯ほど実質的な差が広がります
- IIJmioとmineoは特定の経済圏を選ばないので、楽天市場をあまり使わない方には中立的な選択肢になります
- サポート窓口は楽天モバイルが全国に実店舗(楽天モバイルショップ)を構えているのに対し、IIJmioとmineoは基本的にオンラインとチャット中心です
- eSIMの即時発行はどの3社もアプリで対応していますが、楽天モバイルは申込みから最短数分、IIJmioとmineoは数十分〜半日ほどかかることがあります
- 契約解除料はいずれも0円ですが、mineoは契約から1年未満でのMNP転出だと別途手数料がかかる場合があります
- デュアルSIM運用を考えると、mineoとIIJmioは安いプランを2枚持ちしやすく、楽天モバイルは1枚で通話もデータも完結させたい人向けという住み分けです

以前はMVNOの昼の速度低下って、そこまで気にしなくていいと思ってたんです。ただ先月(2026年6月)、お昼休みに新宿駅前でiPhone 14 ProのIIJmio回線を測ったら8Mbps前後まで落ちてて、同じ時間・同じ場所の楽天モバイルは40Mbps近く出てたので、正直印象が変わりました。動画を見るくらいなら困らないですけど、テザリングで作業するには少しつらい数字です。
ここに注意⚠️
- お昼(12時台)や夕方(18時台)の混雑時間帯は、IIJmio・mineoとも速度が落ちやすいのが実際のところです。動画視聴中心なら大きな問題にはなりにくいですが、テザリングでPC作業をする方は注意してください
- 楽天モバイルは自社エリア外でauにローミングしますが、建物の地下やエレベーター内など屋内の電波はまだ弱い場所があるので、過信しないほうがいいです
- 海外に行く予定がある方は、IIJmio・mineoだと出発直前に海外オプション未契約に気づいて焦るケースが多いので、早めに確認しておいてください
- mineoの「パケット放題 Plus」やIIJmioの各種オプションは、似ているようで中身が違うので、契約前に必ず公式サイトの最新条件を確認してください

細かい注意点を並べましたが、要は「自分が何を優先するか」で選ぶべき会社が変わる、という話です。速度の安定を取るか、月々の安さを取るか。まめ研究員としては、通話を頻繁にする世帯は楽天モバイル、データ重視で安さを最優先したいならIIJmioかmineo、という整理で今のところ落ち着いています。全員に同じ答えが出るわけではないので、そこは自分の使い方に合わせて考えてもらえたらと思います。
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次回は、実際にIIJmioやmineoから楽天モバイルへ乗り換えるときの具体的な手順を、まめ研究員自身のちょっとした失敗談も交えてまとめてみようと思います。お楽しみに。
