英語で「もう一度お願いします」と言ったら、同じ長さ、同じ速さで、もう一度返ってきた。
聞き取れないところ、そこなんですけど……!
そんな場面の練習相手に、ChatGPTの音声会話を使うなら。いきなり「英語で自由に話そう」より、まずは聞き返したあと、何をしてほしいかまで決めた会話を用意しておくのはどうでしょう。
今日はカフェ、会議の日程、待ち合わせ、週末の予定の4場面。
長い自己紹介も、気の利いた雑談も、いったん脇に置きます。
相手の言葉が分からなくなった、その一往復に絞ります☕
以下の会話・日本語訳・依頼文は、この記事用に作った練習用台本です。
ChatGPTで実行した会話ログや録音ではありません。
返答例は想定で、同じ返答や学習効果を確かめたものではない点は、先にお伝えしておきます。
まず一往復:「ゆっくり、もう一度」を言ってみる
カフェの営業時間を聞いている場面です。
店員さんの言葉が速くて、時刻を聞き落としたとします。
店員:The café opens at nine.
カフェは9時に開きます。
自分:Could you say that again more slowly?
もう一度、もっとゆっくり言ってもらえますか。
店員:The café opens at nine.
カフェは9時に開きます。
〈ゆっくり言い直す想定〉
自分:It opens at nine. Thanks.
9時に開くんですね。
ありがとう。
最後に「9時ですね」と返すところまでが、今回の見本です。聞き返して終わると、結局分かったのかどうかが自分でも曖昧になりがち。聞こえた内容を短く返せば、違っていたときに相手が訂正できる余地もできます。
それでも一文が長く感じたら、次はこれ。
Could you say it in shorter parts?
もっと短く区切って言ってもらえますか。
そのまま繰り返してほしいのか、ゆっくり言い直してほしいのか、短く区切ってほしいのか。相手への注文が少しずつ違います。「もう一度」のボタンを連打するより、困っている場所を一つ伝える、という考え方です。
ChatGPTには、この依頼文から
音声を始める前に、同じチャットの入力欄へ次を貼り付けて送ります。
カフェの練習なら、書き換える箇所はありません。
英語で聞き返す練習をします。あなたはカフェの店員です。
最初に「The café opens at nine.」と英語で一文だけ話し、私の返答を待ってください。
私がゆっくり言ってほしいと頼んだら、同じ内容をゆっくり言い直してください。
一度に一文ずつ話し、毎回私の返答を待ってください。その後、Voiceを開き「この練習を始めてください」と伝えます。最初の英文が来たら、入力例は Could you say that again more slowly?。ここで欲しい応答は、新しい話題への脱線ではなく、同じ文のゆっくりした言い直しです。
別の場面に変えるなら、「カフェの店員」という役割と、最初の英文をセットで変えます。役だけ空港スタッフにして、台詞はカフェのまま。そんな小さな設定のねじれも、先に直しておくと話の筋が通ります。
自分の「分からない」を4つから選ぶ
同じ英文を繰り返してもらっても、知らない単語の意味は知らないまま。
そこで今回は、次の4つに分けました。
何が分からない?:話すのが速い
相手にしてほしいこと:ゆっくり言い直す
使う一言:Could you say that again more slowly?
何が分からない?:rescheduleという単語
相手にしてほしいこと:その語の意味を説明する
使う一言:What does 'reschedule' mean?
何が分からない?:木曜日の2時だったか曖昧
相手にしてほしいこと:曜日・時刻が合っているか答える
使う一言:Did you say Thursday at two?
何が分からない?:金曜日に来られない、という意味か不安
相手にしてほしいこと:自分の解釈が合っているか答える
使う一言:Does that mean you can't come on Friday?
単語の章で欲しいのは「rescheduleの意味」。最後の章で欲しいのは「それって、金曜は来られないということ?」への返事です。似ていますが、相手に求めている答えが違います。
音声で練習する準備
Web版ではChatGPTの入力欄、スマホ版ではメッセージ欄にあるVoiceアイコンから始め、求められたらマイクの利用を許可します。
会話中に遅く話すよう頼むこともできますが、正確な倍速設定の機能とは別です。
機能や画面はプラン・設定・地域・アプリ版などで異なります。
2026年10月21日に確認した公式のVoice案内を参考にしてください。
返答が長ければ「一度に一文だけ話し、私の返答を待ってください」、まだ速ければ「今の文をもっとゆっくり言い直してください」と、その場で頼み直して構いません。日本語に戻っても、練習の続きはできます。
Liveでは応答をテキストでも追えますが、すべての音声方式で同じ表示になるわけではありません。履歴の文字起こしも、発言の完全な逐語記録とは限りません。「画面にそう書いてある=自分がそのとおり発音できた」という採点には使わないでください。Voice公式案内
ここまでのカフェの見本は無料です。
この先の100円部分には、単語・日時・文全体の意味を確かめる3場面の台本と訳、完成済みの依頼文、さらに詰まったときの一言を載せています。
日時の章には、聞き間違えて訂正される場合も入れました。
お渡しするのは記事本文の教材です。
録音・配布ツール・発音採点は含みません。
100円はこの記事の価格で、ChatGPTの利用料金とは別。
Voiceを利用できるかは、ご自身の画面で先に確かめてください。
