不妊治療クリニック勤務で患者さんと向き合う日々
こんにちは、はじめまして。
男児2人の母をしながら、クリニックで看護主任を務めています。
子どもはまだ4歳と3歳。
年子な上にやんちゃ盛りで毎日てんやわんやですが、なんとか仕事と育児の両立を頑張っています。
私が勤めているのは不妊治療専門のクリニック。
来院される患者さまの年齢層は20代~40代とさまざま。
1日に20人~30人の方が来院しますが、やはり皆さん色々な悩みを抱えています。
うつむきながらクリニックの自動ドアをくぐる姿を毎日見ていると、皆さんの妊活が上手く行きますようにと祈るような気持ちに。
不安で押しつぶされそうになりながら、じっと待つ待合室。
予約制ですがどうしても待ち時間が長くなってしまうので、重い空気が立ち込めるのは当然ですよね。
決して楽しい空間ではない待合室から診察室へ呼ばれると、そこでは更にさまざまなドラマが繰り広げられています。
「今回もまたダメだった」
「夫が妊活に協力的になってくれない」
「これ以上何をすればいいのかわからない」etc……
妊活をする人たちの背景は千差万別、妊活に対する気持ちも悩みも人それぞれです。
でも、皆に共通するのは「苦しいときに誰かに寄り添って欲しい」というもの。
そんな患者さまたちを見ているうちに、私に何かできることはないだろうかと考えるようになりました。
皆さんの「辛さを理解してもらえない苦しみ」や「出口の見えないトンネルから抜け出せない悲しみ」を救うために何ができるのか。
私にあるのは、これまで自分が経験してきたことと仕事を通して得た知識のみです。
ならばまずは自分が知っていることを伝えていこう。
そんな思いが溢れ、記事にしていくことにしました。
不妊&人工授精を経験
先程少しだけ触れましたが、もう少し詳しく私の自己紹介をさせていただきますね。
現在39歳、4歳と3歳の年子の男の子を持つ2児の母です。
ちなみに結婚は20代後半の頃。
ここでお気づきの方もいると思いますが、私も結婚してすぐに子どもを授かることはできませんでした。
1年以上自然妊娠には至らず、思い切って人工授精の門を叩くことに。
「いきなり人工授精?」と思う人もいるかも知れませんが、自分の年齢もありとにかく早く授かりたかったので、より確実な(と当時は思っていた)方法を選択しました。
妊活から離れた旅先で自然妊娠
結論から言うとタイミング法をとばして、すぐに始めた人工授精では子どもを授かることはできませんでした。
2回チャレンジするも受精には至らず、また当時は保険も効かないため100万円を超える体外受精はかなり高い壁。
問題は値段だけではありません。
そもそも主人が体外受精には抵抗があり、かといって行為の頻度も多くない淡泊な人なんです。
一体どうすればいいのか……当時は途方に暮れていました。
「一旦少し休もう」
主人が提案してくれたのを、私もすんなり受け入れました。
思えば、私の精神も2度の失敗でギリギリだったのかもしれません。
一度ゆっくりと旅行でもしようか、そう決めて2人で旅行にいくことに。
すると、驚いたことにその旅先で第一子を授かることができたんです。
本ブログで伝えたい思い
私たちの場合は、「授からなければ」というストレスから開放されたタイミングや、旅先でのリラックスなどさまざまな要因が重なって、妊娠に至ったのでしょう。
しかし半分(いやそれ以上?)諦めていたタイミングでの妊娠だったので、嬉しい気持ちと驚きが押し寄せたのを覚えています。
どんな人にだって、授かる力は必ずある。
実際に妊娠がわかった時、強くそう思いました。
そしてその思いを、今妊活で悩む人たちにも信じて欲しい。
このブログでは、そのために何をすべきか、どんなマインドで過ごせばよいのかを発信していきます。
そして、妊活で悩むあなたの隠れ家のような存在になれたらいいな、と思います。
悩んだ時にはそっと吐き出して、あなたの心が軽くなりますように。
そんな気持ちで綴っていくので、お付き合いくださいね。