「エレベーターのところに赤いコーンがあったでしょう?あれを置いたのはあたし。通せんぼしたの。驚いた?」
ー彼女はケラケラと笑う。ミニワンピースはVネック。胸が見えても気にならないほどに彼女の胸はまだ膨らみの過程をたどっている。大きな目が潤みながら挑むように僕を見据える。真っ赤になった頬に当てる白い手とその指先が「見て」というように唇を摘んでいる。濡れた唇に自分の指をゆっくりと入れて何かを堪えるように噛むと白い指も赤くなっていく。
「エレベーターのところに赤いコーンがあったでしょう?あれを置いたのはあたし。通せんぼしたの。驚いた?」
ー彼女はケラケラと笑う。ミニワンピースはVネック。胸が見えても気にならないほどに彼女の胸はまだ膨らみの過程をたどっている。大きな目が潤みながら挑むように僕を見据える。真っ赤になった頬に当てる白い手とその指先が「見て」というように唇を摘んでいる。濡れた唇に自分の指をゆっくりと入れて何かを堪えるように噛むと白い指も赤くなっていく。
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芍薬椿
短編小説家です。通勤通学のお供にぜひご愛読いただければ幸いです。フォローいただきますと新作通知が自動で通知されます。よろしくお願いいたします。
shinobu
Haru
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