ゲーム制作に興味はあるものの、「本当に3ヶ月でゲームクリエイターになれるのか?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
しかも、AIを活用して初心者からでも可能ということですが、今回はそのゲームクリエイターひろはす氏が手掛けるGC'sブートキャンプについて、詳しくレビューしていきます。
GC'sブートキャンプのひろはす氏のプロフィール
GC'sブートキャンプの発起人の一人であるひろはす氏は、1981年生まれの42歳。「純愛ババア学園」などのユニークなスマホゲームで知られる実績あるゲームクリエイターです。以前はHamon名義で活動しており、2011年からアプリ開発者として活躍してきました。
YouTubeチャンネルは2020年1月から開始し、現在では7万人近い登録者を抱える人気クリエイターに。特筆すべきは、チャンネル立ち上げ当初から1日2本以上の動画を投稿するという驚異的な発信力です。この継続力と行動力は、GC'sブートキャンプの教育方針にも反映されています。
GC'sブートキャンプの運営会社について
GC'sブートキャンプの運営は合同会社GC'sブートキャンプが行っています。東京都渋谷区に本社を構え、代表者は後述する森信虎氏。ゲーム事業と人材育成事業を主な事業内容としています。
インディーゲームクリエイターとは
GC'sブートキャンプで目指すのは「インディーゲームクリエイター」です。インディーゲームとは、大手ゲーム会社が制作するAAA(トリプルエー)タイトルとは異なり、個人や小規模チームで開発される低予算のゲームを指します。
ここで重要なのは、GC'sブートキャンプが目指すのは、モンスターハンターやドラクエのような大規模タイトルではなく、気軽に遊べるカジュアルゲームの制作だということです。主にスマートフォン向けの、プレイヤーが空き時間に楽しめるような作品を制作していきます。
AIを活用したゲーム制作の革新
GC'sブートキャンプの特徴的な点は、AIを積極的に活用したゲーム制作手法を取り入れていることです。企画の段階からビジュアル制作、コーディングまで、AIを効果的に活用することで、初心者でも一定のクオリティを保ちながら効率的に制作を進められるよう工夫されています。
具体例として、LINE登録者向けに提供される「ゼロからつくるゲーム制作キット」では、ChatGPTを使ってテトリスを作る方法が解説されています。特筆すべきは、複雑な英語のプロンプトを使用せず、日本語での簡単な指示だけでゲームを完成させられる点です。
AIの活用
GC'sブートキャンプでは、ゲーム制作プロセスの様々な側面でAIを取り入れています。
画像生成
- AIを使って、ゲームのキャラクターデザインや背景などのビジュアル要素を生成します。
- これにより、アートスキルが不足している人でも、高品質な画像素材を作成できます。
音声合成
- AIによる音声合成技術を活用し、ゲーム内のナレーションやキャラクターボイスを作成します。
- プロの声優を雇う必要がなくなり、コストを抑えられます。
シナリオ作成
- AI言語モデルを使って、ゲームのストーリーやダイアログの下書きを生成します。
- クリエイターはこれをベースに編集し、より魅力的なシナリオを効率的に作成できます。
プログラミング支援
- AIによるコード生成や補完機能を活用し、プログラミングの効率を向上させます。
- 初心者でも、複雑な機能を実装しやすくなります。
広告収入モデルによる収益化
GC'sブートキャンプで制作するゲームの多くは基本プレイ無料のモデルを採用しています。収益は主に広告収入から得る仕組みで、これにより初心者でも参入しやすい環境を整えています。
実際の成功例として、受講生の中には、リリースから3日で2000ダウンロードを達成し、5万円の収益を上げた例も報告されています。このように、比較的早い段階で具体的な成果を出せることが、モチベーション維持にも繋がっています。
Unityでのゲーム開発
引用:https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/apps/games/unity
GC'sブートキャンプではゲームエンジン「Unity」を使用します。Unityは、ポケモンGOや原神、ウマ娘など、多くの有名タイトルでも採用されている実績あるプラットフォームです。
特徴的なのは「Unity Playmaker」という機能で、プログラミングの知識がなくても、ある程度のゲーム制作が可能になっています。これにより、プログラミング初心者でも取り組みやすい環境が整っています。
カリキュラムの特徴
GC'sブートキャンプのカリキュラムは以下のような特徴を持っています:
1. 包括的な学習内容
- ゲーム制作の技術面
- 企画立案
- マーケティング
- 販売戦略
- ストア申請手続き
2. 実践重視の指導体制
プログラミングなどの技術面は森信虎氏が担当し、企画や販売戦略はひろはす氏が指導します。両氏とも現役のクリエイターとして第一線で活躍しており、実践的なノウハウを直接学べる環境が整っています。
3. コミュニティサポート
受講生専用のDiscordコミュニティが用意されており、講師への質問や受講生同士の交流が可能です。2022年11月の開講以来、活発な情報交換が行われており、モチベーション維持に役立っています。
4. 1年間の受講期間
カリキュラムは以下のように構成されています:
- 1ヶ月目:プログラミングの基礎習得
- 2ヶ月目:ゲームの企画・制作
- 3ヶ月目:販売実践
- 4ヶ月目以降:より高度なゲーム制作にチャレンジ
現実的なアプローチ
GC'sブートキャンプの特徴的な点は、「大ヒット作を目指す」のではなく、「確実に収益を上げられる」ゲーム制作を目指す点です。1本で1000万円を稼ぐことよりも、1本で1万円程度の収益を確実に上げられるゲームを複数制作していく戦略を採用しています。
また、ゲーム会社への就職ではなく、独立したゲームクリエイターとしての活動を支援する点も特徴です。副業としても本業としても柔軟に対応できる点が、現代のライフスタイルに適合しています。
受講におすすめの人物像
おすすめの人
- ゲーム制作に興味がある初心者
- 独学で挫折経験のある人
- 在宅での収入を目指す人
- 実践的な指導を求める人
おすすめできない人
- ゲーム制作に興味がない人
- 無料での学習を希望する人
- 即時の収益化を期待する人
- オフィスワークを希望する人
まとめ
GC'sブートキャンプは、従来の専門学校とは異なり、実践的なゲーム制作スキルと収益化までを一貫して学べるプログラムとなっています。特に、AIの活用や現実的な収益モデルの採用など、現代のデジタルクリエイター育成に適した特徴を持っています。
ただし、3ヶ月という期間で劇的な成果を期待するのではなく、着実にスキルを積み重ねていく姿勢が重要です。まずは無料の超実践型オンラインセミナーを受講して、自分に合っているか確認することをお勧めします。
受講を検討する際は、単にゲーム制作スキルの習得だけでなく、マーケティングや販売戦略など、独立クリエイターとして必要な総合的なスキルを学べる機会として捉えることが重要でしょう。