自粛太り|お菓子と過ごした2か月間
shinobu
大変なことになった。専門学校に通い始め2年目を迎えた。大切な時期なんだけどどうにも新型ウイルスのせいで生活が自粛される世の中になった。学校はお休み。不安な世の中・・・・
ポリっとスナック菓子を口にした。
私はレミ(20)、専門学校2年生だ。実家から通っているから生活には差しさわりわない。これと言って特技はないし取柄もない(笑)まあ、胸が大きいくらいで。いまは身長163㎝ 49㎏でたぶんスタイルは良いのかなって思う。バストはFカップある、けど正直スタイルが悪く見えるから少し減らしたいくらい少し前まで彼氏もいたけど今はいなくて、ちょうどよかったと思った。
私の自粛生活が始まった。
かなり感染の多い地域ということもあり街も静かになった。駅前のカフェチェーン店で働いていたがもちろんアルバイトもお休みになった。
私は学校の課題をやってあとはネットで動画を見る。観たい映画やドラマをひたすら見まくる生活だ。流石に家にいすぎるのもよくないな、と思って散歩には行くようにした。帰りにコンビニでお菓子とジュースを買って帰る。
少しお腹がすくからすぐに晩御飯を。一日三食食べながら、家にはお菓子類を母親が買っててくれたからそれも食べながら満喫していた。1月もすれば・・・そんな風に思っていた私だったが、2週間もしないうちに雲行きが怪しくなった
至福の時間が着実に脂肪を蓄える
その段階で学校側も来月も休みを決定しオンライン授業に切り替えていく方針を伝えてきた。
友人に会えない、遊べない不自由さからくる嫌な気持ちと家でだらだらできる嬉しさが半々だった。
2週間もするとすることがないからお菓子作りを始めた簡単なケーキやティラミス、毎日甘いコーヒーと共に食べていた。
甘いものはほんとに美味しい・・・
幸せを感じながら生活していた。
たまに友人とオンライン飲みをする大体夜遅くまでなるからそのあと目がさえちゃって動画見てお菓子食べて気づいたら昼になっていることもあった。次第に毎日の散歩もコンビニに行く往復10分程度になってしまった。
さすがに少しお腹が張ってるしなんか顔も丸くなった気がするから運動を増やしたいと思っていたんだけど…そんな時田舎の祖父母からお菓子や食材が大量に送られてきて、我が家のご飯は賑わっていた。
増加の自覚
ちょうど一月たって、その日は1日お腹の調子が悪くてご飯も食べていなかった。空腹を機会に体重でもはかろう、と思って体重計に足をのせる
ぴぴっ「52.3」
やば、、、3キロも太ってる、、流石にそろそろやばいなと思ってその日は半身浴でも初めて見た。
でも、どうにも思考がダイエットに向いてくれなかった。私の生活はこの一月で大きく変わってしまっていたから
昼前に目が覚め、ご飯を食べるごろっとして携帯をいじりお菓子を食べるスイーツにスナック、私の大好きなコーヒー牛乳にミルクティー、私をどんどんダメにして行っていた
毎日はく部屋着のスウェットなんかにはぷよっとお腹が乗っかっているのがわかるやばいな~と腰に手をやりつつも全然やる気が起きないそのストレスからか私はさらに食べてしまっていた。ようやく2月の自粛が明けた。しばらく学校はオンラインで続くアルバイト先も再開したが、シフトは再開一週間後からにしておいた。さすがに少し絞りたいな…って思っていた。
ところが、人員が足りないみたいで明日出勤になってしまった・・・
私はおそるおそる体重計にのってみたのだけど・・・
「57.9」
ええええええ、
私は思わず驚いてきていたⓉシャツを脱いで下着だけになった。
「57.2」
えええええええやばいやばい、現実受け入れられない…
どうしよどうしよ二か月で8㎏も!?たたた、確かにおなかがぷっよぷよだしせり出てる⁉うわうわ、、、お腹こんなつかめるじゃんっていうか、、ゴムの跡が・・・えええ、こんな太ったの??胸はそんなに変わってないしお腹、、いやおしりとふとももむっちむちじゃんか・・・なに、わたしこんなでぶっったのー!!
次の日が憂鬱だった。
仕事用のパンツが履けない
とりあえず、夜から朝まで何も食べず出勤した。
なんとか細く見せたい…「あれ??なんか丸くなった~」って、先輩に言われたけど、、、めっちゃ否定しておいた(笑)
1つ問題に気づいた仕事用の黒いパンツが・・・・
うわ~はけるかな、いやさすがに大丈夫・・・
うんしょっ、ほいっ
なんとか入ったー!!って、チャック上がりきらないじゃん!!
やばいやばい・・・
ホック、、、ふんっ、、、、ふっ
「カチ、、カチ、、」
あたってるのに~なんで
ほっ!!
ってなにこの腹肉、、、
「なにしてるの~はやくいこ~」
せ、先輩今そんな場合じゃっ!!
はっ!!
やば、、めっちゃ声出てる「どーしたの~」やばーいこっちにむかってくる、「ふわっ!!」よし、なんとか履けた!!
チャック締まりきってないけどなんとかエプロンで隠せてるよし!!「いらっしゃいませ~」
って、なんとか終わった~
お腹痛すぎ早く脱ぎたい・・・ずっとへこましてた
「つかれたね~」
先輩とエプロンを脱いでクリーニングボックスに入れたすると先輩のポッケから何か落ちた「ころころ~」
「あ、リップ落ちちゃった」「ひろいますよ~」先輩がこちらを向いた私が拾おうとかがんだ
ブチ!!
「へ、」「ん?」
私はそれからダイエットを始めたが怠惰な生活は治らず1年で20㎏も太り70㎏も目前になってしまった。
END