「日本酒ですか?」
香山れみ(25)は室長である齋藤にそう返した。彼女は大学卒業後、とあるメディアに就職した。彼新卒から大活躍し、どんどん昇進し、今では課長まで上り詰めた。若い会社である分昇進も早いが優秀な学生も入って来ている会社でここまでの昇進は異例。身長は167cmと比較的高く体重は49kg〜51kg、バストもEカップある。美しいプロポーションに長い髪が靡くキャリアウーマンと呼べる存在だ。
「うん、日本酒をメインに事業展開をしたい。特に若い女性向けのアプローチになる。スポンサーには〇〇社が入ってくれてて」
「え、大手じゃないですか」
「そうなんだよ。だからこそ君に頼みたいと思ってて。半年後にローンチするが、プロジェクトチーム自体は2年はガッツリ組んで進める予定だ」
要約すればこうだ
ある大手飲料企業が新しい若者向けのお酒ブランドを立ち上げる、その旗印的な形で日本酒に焦点を当てて事業を展開するわけだ。
それからは忙しかった。プトジェクトチームを立ち上げ、連日のようのmtg、資料作成、さらには醸造所に足を運び、日本酒作りを1から学んだ。
お酒は苦手ではなかったが、よりいいものを作れえるようにお酒も学び、毎日のように日本酒に限らず多くのお酒を口にした。
「うわ、、今日も浮腫んでる…」
今までであれば週に2回は通えていたジムもついに3ヶ月連続で通えていなかった。
顔のむくみは時間を追えば取れるが、衣類の中はいつも窮屈だった。