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俺の「独白」は、誰かにとっては謎に満ちたものかもしれない。
けれど、二人にしか見えなかった秘密を記す事で、
いつか再び”君”の胸に届くように。
<”1116”>
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
人間の思考の半分は、錯覚と幻想でできている。”真実”は錯覚に呑まれるから、本当の姿は、いつも思考の外側にある。
だからどんな人も誰をどこまで本気で愛したか、きっと最後まで分からない。
それでも俺の中には、どれだけ時間が経ち、距離が離れても、ずっと想いが変わらない人がいる。ーー『最愛の人』だ。
最愛の人。ぶちまけてしまえば、がんじがらめにすることで、未来を奪ってでも、手に入れたかった。相手を自分のそばに居続けさせる自信もあった。けれどある瞬間、ふとこれが『最愛の人』だと分かってしまったら、身動きが取れなくなった。その場で動けなくなり、何が君と俺にとって正しいのか、わからなくなった。だからこそ、俺たちの場合は簡単には結ばれなかった。君はこれまでの人たちと違って、気安くメールやLINEを送ってこなかったし、俺からも安易にそうする事ができなかったからだ。
幾夜ももどかしい夜を過ごし、夢を見た。人間は、世界で一番好きな人に出逢えば、その人の手を取って、