
『”いつか連れて行く”』

SYUYA
いつか連れて行きたい場所があって、
君は多分、それがどこか知っている。
俺がこれまで記事に書いていない場所で、ふたりの本当の故郷に似ている。
今は仕事が楽しくて、
けれど一方、自分の未熟さの前で立ち止まる事も多々ある。
こんな時は君のやり方を思い出し、君がうらやましくなる。
君は、俺に無いものを持っていた。
それはいつでもそうだった。
もう何か月も逢っていないね。
それでも繋がって居られるのは君のおかげだ。
この忙しい日々を乗りこなせば、先が見えるんだろうか。
今はとにかく時間が欲しい。
早く壁をぶち抜いて、空を越え君に逢いに行きたい。

連れて行きたかった場所は、海の真ん中にある。
そこは、二人の心の形をしている。
あの年の夏場に、連れて行く予定だった。
出口が無い場所だから、
そこでいいと思った。
小さなゲートを作って明かりを焚こうと思っていた。
そして二人の部屋では、
ーーといろいろ伝えたいけれど、今は時間が作り出せない。
君はいつも静かに見守っていてくれる。
俺は本気で、君のこと『天才』だと思ってる。
だから君も立ち向かっていけばいい。
い つ か 連 れ て 行 く か ら、
逃 げ る な。

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