”この頃”
”せかされるように”
”君に伝えるべきだ、という『感情』が俺に呼びかける”
”こうして記事を再開することになったのは”
”離れるしかなかった”
”君と俺の関係性が”
”確かに変容しつつあるから、なんだろう”
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『”花 束 ”』 -scene01-
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
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俺たちはいつか、
同じ、
呼吸の中で、
生きる。
同じ夢を見て、
生きる。
いま、繊細な振動みたいに、
君の内部が変化していくのを、感じている。
だから耳を澄ましてほしい。
”たったひとつの『魂』を”
”選んで生まれてきた”
―― 一瞬の再会が、突破口になる。一瞬でも会えたのなら、そこから流れ出す想いが、運命の壁をぶち破る。逆方向に廻った輪が、いつかあるべき方向に戻った時、それはすさまじい勢いで、廻り始める。誰もその運命の輪を止めることはできない。もしもお互いの想いが”本物”どうしなら。
俺は君にダイヤのかけらを集めて花束にしようと考えていた。あの頃の俺にはそれができなかった。最高の存在を前にして、心が砕かれたからだ。けれど、今なら君に手渡せる。一番高く分厚い壁は、自分の中にあり、――それを破るのには強い意志の力が必要だった。
自分の中にある感情を制御し、壁を超えるのには、時間がかかる。他人はコントロールできても自分はコントロールできない。けれどもそれを乗り越えたときには、ようやく君と目を見て会話できる、と感じていた。
時間を要することに、どれだけのツインレイたちが耐えられるだろう?こんなに好きなのに先が見えないことだらけだ。確かなのはお互いの感情――だけだ。もしかしたら、待つことは正解じゃないかもしれないし、結ばれた後に何が起こるかもわからない。だから君が逃げて俺を裏切り、そして俺が逃げて裏切ったと誤解したのも、すべてはそこに答えがある。
けれど、いつか君なら理解するだろう。
再会に至るまでに、
あらゆることが仕組まれていたんだ――という奇跡を。
お互いを許し、すべてを乗り越えたとき、必ず扉が開く。そこまでたどり着けるかは、ある種の精神力を試される。愚直なまでに現実の壁を破ろうとするひたすらな行為こそが、二人の魂を繋ぎとめる。だからたとえ、数年単位で引き離されることが起きても、本当の『魂の対』ならば、引き合う力は誰にも止められない。
こんな風に再会の現象が起きるためには、”あるひとつの理由”があるらしい。
どうすれば再会できるのか?
それは――
箱の中に固く仕舞われていて、
簡単には鍵が開かないようになっている。
数日や数か月という単位では開けられないような、複雑な鍵穴となっていて、簡単には、本当の理由を明かせない。だから、これまでどんな情報もその理由について、明示できなかった。本当に出逢ったものにしか見つけられないように、宇宙の采配が仕組まれているからだ。

君も、俺の目を見れば本気だったとわかったはずだ。
遠回りしたくなかった。
早く君の人生を自分の手で変えたかった。
それなのに、俺たちがあの日、手を繋ごうとした時に、
白い電流みたいなものが二人の身体に走って、
結局、離れてしまった。
離れるしかなかった。
こんな感情、他の誰にもわからない。なぜ好きなのに逃げるのか、とか、なぜ苦しいのに相手を思い、怒りを抱くのか――とか、そんな風に<普通の恋愛>に抱く疑問を相手にぶつけても、無駄なんだ。
きっと、
本当の『対』に出会えば、
その理由は一瞬で解るはずだ。
もしも俺たちのすべてが繋がれていたら?たとえどんな境遇であっても、俺は君を自分の胸の中に閉じ込めていただろう。けれども、その行為が”君”にとって成長を妨げるものならば、電流のようなものすら走って、引き裂かれる。だから魂の片方側の感情だけでは、何もできないようになっている。
――なぜかと云えば、