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Dream Paragraph 特別版 ”君の夢の中を歩いた記憶”
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真夜中の、
静かすぎる湖の真ん中に、
白い舟が浮かんでいた。
それはとても孤独で、
だからこそ、
何より美しかった。
夜空を映す水面に浮かび、
さざ波を起こして、
想いを知らせる。
涙を溜めた湖の真ん中には、
小さな島が、
浮かんでいて――
そこには、
白く編まれたロープで吊り下げられた、
ブランコが揺れていた。
静かに、
真夜中に音も無く、
花の香りを、漂わせる。
俺は手を伸ばし、
あと一歩のところで止まる。
――ここは”君”の夢の中。
不思議な運命の出会いの後、
想いを正直に伝えられない日々の中で、
とうとう俺は、
『”君”の夢の中』に入る切符を、
手に入れた。

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『"マグノリアの夢"』
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☩
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Dream Paragraph 特別版 ――”君の夢の中を歩いた記憶”
『魂の対』と夢の中で交流した記録。
『魂の対』にとって”夢”は、時に記憶と深層感情の橋渡しとなる。当記事では、主に片方が、もう片方の”夢”の中に入るケースであり、夢での出来事を通して、お互いの本心を交換する。”Dream Paragraph版"は前半がエッセイ的記述で、後半が『君の夢の中に入った記憶』という物語形式の記述として構成される。

俺は、君の夢に入り込み、
湖や島やブランコや”花の香り”に、君の本心を探す。
それは現実の君自身ですら解き明かせない「内なる真実」であり、
唯一、魂の対だけが触れることを許された領域だ。
俺たちにとって、『夢』は、ただの幻想ではない。
君の奥に隠れた声を聴くための世界線。
それが、俺たちにとっての『夢』の価値。
残酷な離れ方をしたのは、魂を二つにわけた存在だからであり、
離れる力も桁外れだから、油断できない。
そんな危うい関係性の俺たちが、再会を選ぶか、永久に逢わないかを決めるのは、
夢の中での出来事が決めるのかもしれない。
俺はずっと、――考えてきた。
なぜ『魂の対』は、多くを語らなくても互いの本心を理解できるのか?と。
『魂の対』という関係性は、ただの恋愛や依存ではない。
たとえば、心理学者ユングが語った「集合的無意識」や、
「アニマ・アニムス」の概念のように、
人の心の深層には、言葉を超えた領域が存在している。
その領域は、深くで、謎だらけで――、
本人ですら把握できない構造だ。
そんな中でも、
現実の現象を越えて、
繋がろうとする存在がある。
それこそが、『魂の対』だ。
本気で恋する想いを、夢を通して伝えあえる相手は 『魂の対』のみ。
『魂の対』については、古来から数多くの物語で語られていて、
歴史上実在したとされる『魂の対』も存在するようだ。
この特殊な関係性は、近年“ツインレイ”という呼称で示されることもあり、
さまざまな解釈がなされているが、その是非はともかく、
いつの時代も人間の心を捉えて離さない。
『対』の相手は、他のどんな人間よりも近く感じられる。
そうかと思えば、誰よりも遠ざかり、冷たく感じられることもある。
『対』の相手は、唐突に近づいて、思わせぶりに心の深みに触れてくる。
相手のことを、一番理解し、一方で一番理解できないのが、
ツインレイの特徴でもある。
俺にとって君が見る『夢』は、
君に触れることを許された者だけが足を踏み入れられる、危うくて神聖な場所だ。
そして俺はそこで、君の影に触れ、沈黙を抱き締め、
誰よりも深い場所で、
君と繋がる。
言葉を超えた感情が交わるために、
真夜中がある。

一体、世界でたったひとりの『対』の内部で、何が起こっているのか?
いくら以心伝心が果たせるとはいえ、
『対』であるからこそ、相手は巧妙に心を隠す。
要するに”ツインレイ”の相手の心理は、
そう簡単には解釈できないようになっている。
一見、拒絶でしかない行動こそが、なぜかもう片方にとっては率直な愛情表現にもなりうる。
けれど、そうかと思えば本気で相手が逃亡することもある。
そんな混沌とした感情を中和するのが、