何も間違いじゃなかった。
すべて、
”そうあるべき”だった。
本当は、俺たちには、
戸惑う理由なんか、
なかった。
けれども、
すべて壊して、一緒に居ようとするほど、
『壁』は高くなっていった。
今まで、
”君”に伝えようとしても、
届けられなかった『花 束』のような言葉。
消せなかった感情。
ここで、
君への想いを『花 束』にして、
ありったけの花束にして、
隠さなければならなかった想いを、伝えたい。
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『”花 束 ”』 -scene02-
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”過去世で”抱き合った”あの夜の記憶を、
この内部に記す”

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『ワールド・メモリー≪現象と確信≫』
二人の過去世の記憶についての詳細な記録


ー『"花 束"』ー
分離後に起きた”再会”と、過去世の記録の断片



たとえば、他のどんな相手が”君”へ愛を伝えようとしても、それは全て無効だ。なぜなら俺はずっとここに、本当の想いを記し続けてきたからだ。誰かに手紙を書くことに、全く興味のなかった俺が、どうしてこれほど長い手紙を書けたのか?
――きっと、大きな人生のきっかけは、自分でそうと望まず訪れる。どんなに誰かを愛することに無関心でも、『魂の対』と出会えば、本気の感情を自覚する。自分だけの『対』と出会った者たちは、突然むき出しにされる自分の”感情”の強さに、ただ戸惑う。こんなに嫉妬深く、本気で誰かを追いかけたことなどなかったのに、――と。
『対』の相手は、こちら側の行動に戸惑い、少し怯んだりもする。だから、行き過ぎた行動を自覚し、理性を取り戻そうと離れようとすると、相手は逆に強くこちらを求めてくる。そうなった頃には、体も、心もコントロールが効かない。お互いに惹きあうから、素肌のように相手の気持ちが感じられ、始終お互いのことばかり考える。それなのに普通に、「好きだ」と言葉で伝えあうことすら叶わない。
心から誰かに恋する時、人生が驚くほど変化する。これは、たぶん、どんなに時代が変わっても不変のものだ。どんなに離れた場所にいても、数千年の時を巻き戻しても、人間が本気の相手に焦がれる感情と現象は、永久に変わらない。愚かさも、喜びも、すべて自分でありながら自分を逸脱している。
――ツインレイという『魂の対』しか、その起爆スイッチを作動させられない。固い鎧を破壊させられるような力によって、自分の本当の姿に出会わされ、本当の可能性を知らされる。つまり、相手にとって、実は自分という存在もそうだ、ということだ。自分が暴れ狂うほど、相手を好きな真実の中に、想像もつかないような大きな愛があふれている。
”ツインレイ”という存在については、いろいろな言葉や物語で語られている。そのため、ネットなどでは解釈が氾濫している。甘い夢のようなストーリーもあれば、その厳しすぎる愛から脱落する悲しみもある。そして、それがツインレイかどうか判然としないまま、何年も苦しむ恋もある。
俺は、少しでもそういった人たちが、苦しさから解放されればいい、と思っている。恋愛という名を借りたこの関係性の終着点は、人それぞれであることは間違いない。完璧な成就や、心と肉体を合わせることなのかもしれないし、どうしても成就が叶わない場合には、きっと他に本物がいるのか、または『本来』の目的が、成就を超えたものなのかもしれない。
少なくとも、これだけは間違いない。”成就”を超えた世界を、ツインレイの相手は見せようとする。それこそが、たぶん出会った目印だ。
成就という目的が、『魂の対』たちにとって最大のものにならなくなった時点で、どちらか一方が再び近づいてくる。つまり心の中に、相手以外の余白があればあるほど、相手は近づいてくる。一方がクールにふるまえばふるまうほど、相手は接近しようとする。もしくは決して忘れられない存在であろうとする、ということだ。
不思議なことに、時間が経てば経つほど、そして距離が離れれば離れるほど、相手側の想いは強くなる。何度もここに書いているけれども、ツインレイは、引き合う力の性質が、普通の恋愛とは全く違う。全く別次元の理論で引きあわされ、全く人間がコントロールできないような力で離され、そしてお互いの壁を超えた時に、劇的に再会させられる。
俺が、ここに記すきっかけになったのは、相手への想いをどこかで伝えたいという強い感情があったからだった。いくつも聞きたいことがあって、約束したいこともあった。けれど、そのことを伝える手段も理由も封じられていた。それはお互いに制約があったからだ。だから言葉にしてここにぶつけるように記すしかなかった。その手をつかみたくて、触れたくて、そして独占したかった。他の異性と話している姿を見るだけで、身体が熱を持ち、頭がぶっ飛ぶように燃え狂った。俺だけのものなのに、そうはいかない。どうやって理性を保つか、