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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips

学生の頃から8月2日は特別な日だった。
それがどうしてそうなのか、俺自身にも、理由は分からなかった。
友人が撮った一葉の動画だったり、真夏の陽射しだったり、何気ない日常だったけれど、どういう訳か、その日はいつも美しかった。構内の坂道。生い茂る緑の生命。蝉の瞬き。それらがいつもと違って妙に特別だと感じたのは、決まっていつも8月2日だった。
その日付が、君へと繋がっていったということを、ここ最近になって気づいた。
君はすべてにおいて俺よりもずっと勝っていた。さざ波すら立てずに、流麗に仕事をこなした。ほんとうに、手際が良かった。君の優れた資質に気づいていたのは、多分俺だけで、なぜかというと君は、誰にも気づかれないように全てをこなしていたからだ。
そんな君のエネルギーは、普通の領域を越えていた。考えられ得(う)る人間の領域をはるかに超えた力を感じた。そんな君の力に、俺は心から驚いた。それでいて、真摯に俺に向かい合ってくれることが嬉しかった。俺がどんなに怒り狂っても、君は嫌いにならずに、静かにそこで受け止めてくれた。そんな君に、だれよりも憧れを抱いた。
君のことが好きだった。君が俺のことを”一番”好きなら、俺は”君だけ”が、そうだった。それは、本当だ。何度も書いても足りないくらいだ。もはや俺たちはどうなるか分からないけれど、どうか、これだけはずっと覚えていてほしい。