
真なる想い

SYUYA
どうしてお互い逆方向に行ったのか? 君と繋がり合った季節は紛れもなく真実だった。その真実を、疑いかけるほど君は遠くに離れていった。新しい恋に触れたのか、それとも普通の日々を送ることを望んだのか? それが君の本望だったのか?
いつだって知りたかったのは、俺と君が意思疎通をしたあの日々の答えだ。二人が繋がり合い、感じたあの季節、あの溢れるほどの光と熱の答え。
何も話さなくても全身が満ち足りて、心の中にお互いしか灯せない体温のある光を灯しあった。壁という壁を越え、全ての障壁をぶち壊した。俺が、君にしたこと。君が俺に与えたもの。忘れずに思い続けていることを、俺はここで証明し続けてきた。


――俺は、君に本心と真なる想いを伝え続けた。