みなさん、ハプニングバーやカップル喫茶に行ったことはありますか?
ハプニングバーやカップル喫茶に初めて行くとまずその店のルールを説明されます。
いろいろありますが、その中でも重要なルールの1つとしてお客さん同士での連絡先交換の禁止があげられます。
・・・なぜ?と思われる方もいるかもしれません。お店、男性客、女性客の3つの視点でメリット、デメリットを整理し、説明します。
①お店サイド
メリット
- 特になし
デメリット
- お客さん同士(異性同士)が繋がってしまうと店で会う必要がなくなります。お金を払う男性客が店に来ないと、店の売り上げが下がります。女性客が来ないと、男女比が男性に傾倒しがちになり、女性客目当ての男性の相対的満足度がさがります。そうすると男性はその店に見切りをつけ足を運ばなくなる可能性があります。
- お客さん同士(同性同士)が繋がってしまうと、店内の情報の共有がされがちです。例えば先に入った男性客が外にいる男性客に店内の人数や男女比、女性の質を連絡し、男祭りの場合は入場しない といった選択肢も取れます。そうすると店の売り上げが落ちてしまいます。また、同性同士のつながりでもそこから店で会った異性を紹介されたりすれば結果的に異性と繋がってしまうことになります。そうすると店の売り上げが落ちてしまいます。
- お客さんの中には個人でアングラ系のイベントを開催している人もいます。アングラ系のイベントを開催している人と繋がってしまい、そのイベントに参加してしまうと、店に来なくなることがあります。要は個人のイベンターも競合他社になってしまうわけですね。そうすると店の売り上げが落ちてしまいます。
②男性客
メリット
- お店を通さず女性客に会えます。ハプニングバーの高い料金を払わないで済みます。
- 出会った女性客と他のハプニングバーやカップル喫茶、アングライベントに行くこともできます。女性を同伴すると入場料が安くなったりします。
デメリット
- 連絡先を交換した人と関係が悪化した際に、連絡先交換を打診されたことを店にばらされるリスクがあります。
- 個人情報(名前、電話番号、住所など)を知られた場合、関係が悪化したときにそれが拡散されるリスクがあります。
③女性客
メリット
- お店を通さず男性客に会えます。
デメリット
- 連絡先を交換した人と関係が悪化した際に、連絡先を交換を打診されたことを店にばらされるリスクがあります。
- 個人情報(名前、電話番号、住所など)を知られた場合、関係が悪化したときにそれが拡散されるリスクがあります。
- ハプってなくても異性から連絡先交換打診をされまくるので断る手間がかかる。気を使う。
また、ここには書いていませんが、カップル客はさらにリスクありです。ハプニングバーやカップル喫茶での寝取り、寝取られだけならまだしも、パートナーが他の異性客と交換してリアル寝取り、寝取られしてしまったら元も子もありません。
いかがでしたか?見落としがちではありますが、男性客や女性客のデメリット(リスク)もある点に注目してください。店内ではスタッフが何かあれば対処してくれますが、店外ではトラブルになった場合、自己責任となってしまいます。
いろいろ書きましたが、結果的にお店の売り上げが落ちる原因となってしまいます。お店の売り上げが落ちるとサービスの質や集客力が低下し、顧客満足度が下がります。顧客満足度が下がると、徐々に集客力が下がり、最悪の場合、店がつぶれてしまいます。ここでいう顧客とは連絡先を交換した以外の別のお客さんの方ですね。つまり連絡先を交換した方はgive and takeでいうところのtakerになってしまうのです。なのでよろしくない行為として、禁じられています。
推奨はできませんが、個人的には、どうしても連絡先交換するのであれば、その店にもう行かないくらいの覚悟をしてやるのが良いかと思います。
異性との連絡先交換は、前提条件としてハプった相手が望ましいでしょう→信頼関係ができている。
連絡先交換の方法は①その場で連絡先交換する②店外での時間、場所指定待ち合わせする③Twitter nameを教えてもらい、店舗のTwtitterの公式アカウントのフォロワーからたどってもらう といったケースがあります。
そもそもハプニングバーはプライバシーが配慮された特殊な空間で非日常を楽しむものだと思っています。連絡先交換をしたら非日常が非日常でなくなってしまいますが、それでいいのでしょうか?
もし連絡先交換を許容するのであれば、今一度顧客に提供するサービスの価値を再定義する必要があると考えてます。ハプニングバーの空間において、顧客に提供された価値を顧客がしっかり感じ取れれば、集客には影響しないのではと思います。(勧誘系以外の)連絡先交換について、必要以上に気にすることもなくなる、といった可能性もあるのでは?と考えています。また、連絡先交換も一律フリーダムにするのではなく、女性から希望があった場合のみにするなども考えられます。
ただし前述の非日常感は確実になくなるでしょうね。これを是とするか非とするか。2022年はハプニングバー「カラーズ」が連絡先交換を解禁しました。この勢力がどうなるか、観察の必要アリです。
(価値とは、例えば、新規客との出会い、美味しいお酒、ごはん、企画 ほか)