日本の奇祭 バーニングジャパン2025(BurningJapan2025)に女装で潜入してみた(体験レポート・感想・口コミ)
たぴさん@ハプニングバー観光大使
バーニングジャパンを知ったきっかけ
「たぴこさん、バーニングジャパンってイベントがあるんだけど興味ある?」
それは裏垢で友人のじょーくんからの誘いであった。
じょー氏のX↓

じょーくんはもともとヒッピー界隈出身だそうだ。ヒッピー界隈で知り合った人に裏垢やハプニングバー界隈のことを教えてもらい、2年間ほど修行の身で裏垢、ハプニングバー界隈に身を投じたとのこと。
裏垢界隈ではスペースやオフ会などを主催しており、とても真面目な性格で、周囲への面倒見がよく、アンチも見る限りおらず、バランス感が非常によい男。
(ちなみに複数の時もきちんとたつ男。まさに向かうところ敵なし。)
そんなじょーくんにバーニングジャパンに来ないか?と誘われたのがきっかけ。
バーニングジャパンとは何ぞや?
一言で形容するのが難しいが、アングラキャンプイベントのようなものであり、
バーニングマンというアメリカで開催されているフェスの日本版リージョンイベントとのこと。

バーニングマンはあの世界一の資産家イーロン・マスクも過去に何度か参加したことがあるフェスなのだそうだ。
バーニングジャパン公式サイト↓

バーニングマン10箇条
* 1. Radical Inclusion / どんな者をも受け入れる
* 2. Gifting / 無条件に与える
* 3. Decommodification / 商業主義とは決別する
* 4. Radical Self-reliance / 根本的な自立を果たす
* 5. Radical Self-expression /本当のあなたを表現する
* 6. Communal Effort / 隣人と創造的な協力をする
* 7. Civic Responsibility / 市民としての責務を果たす
* 8. Leaving No Trace / 跡は何も残さない
* 9. Participation / 徹底的に参加する
* 10. Immediacy /「いま」を全力で生きる
このルールのもと、個性を表現しあい、それと同時に創造性が試される。
じょーくんとは過去にコラボイベントをしたことがあり、今回のようなサバイバル要素もある非日常体験をすることで今後の幅出しにつなげたい たぴこは快諾した。
バーニングジャパン、裏垢チームの参加者募集が難航
どうせなら裏垢チームで行きたいねということで、9月に一度じょーくんとバーニングジャパンについての説明と参加者募集をXでスペースを行った。

バーニングマンがネバダ砂漠で開催に対し、バーニングジャパンは牧場で開催。スーパーやコンビニ、温泉も車でいける近めな距離にある。初心者向けにはもってこいである。なお、今回のテーマは【浮世】である。
興味はある人がいたものの、やはり色々と参加のハードルが高く、結局開催10日前次点でじょーくんチームで参加を決めていたのはたったの3名。
そこから10/3の下北沢のmeetup ミーティングを経て3日前までに合計6人が集まった。じょーくんの裏垢チームは、男性4女性2の布陣。
そもそも、参加にはいろんな壁があるのではないだろうか?
- 費用面
チケット代 12000円+持ち物購入(寝袋、テントなど)+レンタカー代、道路代、ガソリン代、電車代、防寒具代、飲食費、などで、結局一人なんだかんだで4万以上は余裕でする。資本主義から脱却を掲げたイベントなのだが、参加するには資本主義社会で4万くらいはポンっと出せる経済的余裕がある層に限られるということがなんとも面白い点である。
- 衛星面
テント泊が可能であること、シャワーやお風呂施設が会場内にないことなどは特に女性にとってはハードルが高い。だって、コンビニで好きなもの勝って飲んで食べて、家でお布団でぬくぬくして、お風呂入って、洗面台でメイク落として寝たいよね。
- 未知数との遭遇に対する自己防衛
そもそも何のイベントかイメージがつかみづらいこと。良くわからないものには近づかないが吉という思考の人は多いように思う。だからこそ興味がある、参加したいという点でだいぶ好奇心旺盛かつ特殊な方なのではないか。
バーニングジャパンで学びたかったこと、やりたかったこと
色々あるが、このあたりがメインかな
- テント泊というサバイバル経験。過酷な環境で身を置くことで、普段の家がある生活が以下に快適なのかを再確認して当たり前にあるものに感謝をする精神を醸成したい。
- 過酷な状況に身を置くことで逆境に強くなれる。トラブル対応能力 および プロアクディブにトラブルに対処する能力を高められるのでは?
- バーニングジャパンに来る人との交流。個性ある人の思想および思想の背景にある動機について理解を深め、自分の生き方へのヒントを得たい
- バーニングジャパンというイベントコンセプトへの興味(give & giveで成り立つお金のやり取りがない社会。資本主義廃止の社会実験の現場を体験したい)
- 自分の個性を発揮してコミュニティに貢献したい
バーニングジャパンに向かう車内にて
新宿駅に10時に集合し群馬県の嬬恋牧場へと向かう

・・・ところであったが、じょーくんがトラブルで2時間弱の遅刻。レンタカー手配を丸投げでお願いしている手前、文句は言えない。
コメダコーヒーにて5人で朝食↓ トーストが無料でついてくるのは嬉しい

結局12時付近で出発

車2台で向かう 片方の車は5人、もう片方は1名(サイくん)といういびつな人数構成
コーヒーを飲んだ影響で、お手洗いが近く、お手洗いを我慢しながら嵐山パーキングエリアで休憩
少し遅めのランチをしてスーパーを経由し、目的地へ向かう (スーパーで飲み物や食べ物を買い出し)
アルファードを運転する女装子↓


たぴこは、シースルーがお気に入り。
首からぶら下げている黄緑のはデザフェスで購入した縄です。引っ張ると首が締まる仕様となっています。
ちなみに道中、車内で助手席の人にハメ撮りの音声を流されてるところも裏垢らしい。高速道路で爆音で喘ぎ声とパンパンする音流すし、事故を誘発するじゃねーか!
なんだかんだで結局会場についたのは19時。足元がほとんど見えない中、ヘッドライトを装着し、テントや椅子、テーブルの設営から始まった。



バーニングジャパン2025の主な見どころ(私見)
Phenix Burn



ファイヤーパフォーマンスの後に、フェニックスに大量の灯油をかけて燃やす。花火付き。ワイワイ盛り上がる。最後はキャンプファイヤー状態になっていた。
Secret Burn
Phenix Burnとは対照的に、燃やしているさまを無言で見守る(参加していないのでまた聞き)
Naked Island



〇〇な格好で(ご想像にお任せしますw) 密閉空間で、参加者同士のボディタッチなしでお互い自由に語り合う。10~12人くらいでいっぱいのキャパシティ。その人の自己紹介、生きざま、ここにきたきっかけ・・・などから、様々なバックグラウンドが垣間見える。
・〇〇でギターを弾いている人
・バーニングマンに参加した経験がある人
・ハプニングバーを経営していた女性
色んな人がいて〇〇で真面目に、時にファンキーに語りあって、愉快なひと時である
Orgy box

ハプニングバーのルームをDIYで再現。3日目の雨で雨漏りが必要になったそう?だが、無事復旧した模様。


↑マジックミラー小屋。マジックミラーなので外からは中が見えないが中からは外が見える
中で何が行われてるかは来てみての楽しみで。
Space Disco
泡パーティーで有名なアフロマンスさんのチームが率いる、宇宙をコンセプトにしたDiscoエリア

UFOの形をしたところにDJが入る作り。宇宙人のコスプレしたひと、その他奇抜なファッションの方が、めちゃめちゃに踊っていた。
サザエさんのリミックスほか、万人受けする選曲

女装で自分で縄で首輪作って自分の首に括り付けて、サルートのブラジャーを振り回しながら踊って、ブラジャーを会場に向かって投げたりとかパフォーマンスしました。


↓自家製テントサウナ

↓Space Discoの横に突如現る、草食堂。埼玉県は2025年都道府県別魅力度ランキング最下位だそうな。。


KIKIKI kicthen
美味しい料理をふるまってくれる。
ただし、筆者が行ったときは遅すぎて、オリーブと生ハムのみが残であった。大人気。


その他画像など↓











↑私たちのチームが薪と炭で作ったテントサウナ

・ハート縄×おっぱい

・私たちのコラボgive:晴天の下で、女装子と現役メンエス嬢によるダブルセラピストコースオイルマッサージコース
バーニングジャパン、こんな人いたよ
こんな人がいました。個性が豊かすぎる。
・キャンピングカーで毎日旅行しながら生活してる人(バンライフというらしい)youtubeで配信
・泡パーティーをやっている人
・本家バーニングマンに参加したことがある外国人夫婦
・20年以上前にハプニングバーを経営されており、タントラ(気功)で女の子を触らずにイカセられる人
→中イキを阻害する要因を1つずつ取り除いていく。一番自慢が気持ちいいエッチをしたときに出る声を発する練習等、特殊なやり方があるらしい(催眠や脳イキとは違うよう)
・逮捕されたハプニングバーの経営者
・ハプニングバーの現役経営者
・料理をふるまってくれる人
・ギターなどの楽器を半裸で弾く人
・DJをする人
・お酒をふるまってくれる人
・踊ってる人
・縄やobiをする人
・和装で太鼓をたたいている人
・ファイヤーパフォーマンスする人
・下ネタを言いながらバンドをやってる人
・浮世に関する創作物を作り、飾る人
・テントサウナを作る人
・シーシャを作る人
・マッサージする人
・ヘナタトゥーをしてくれる人
・コーヒーをふるまってくれる人
・灯油を持ってくる人
・ものを運ぶのを手伝う人
・ゴミ拾いする人
・ヨガ教えている人
・LGBTQや性に関するテーマキャンプを作ってる人
・パチンコ作ってる人
バーニングジャパンに参加した感想
- 不便を楽しむのって楽しい(少し小泉構文?)
→水、電気、買い物場所、ベッド(布団)など、普段あるものがない、不便な環境だからこそ、その不便さを解消に向かわせるために知恵を働かせる良い機会となる。なお、夜は結露がすごく冷え込み、昼は暑かった。(AM8時にテント内で4人エアーベッドと寝袋で雑魚寝していたが、暑さでいち早く目が覚めた)。水や食料も想像以上にもらえない(人気で)なので、ある程度は自分たちで用意する必要がある。
- giveの中でも飲食にかかわるものは人気絶大
→giveするもののニーズを把握することは重要。食は人を笑顔にする。食があるところに人が集まり、会話や交流が生まれる。
- どんな些細なgiveでもニーズに合えば喜ばれる。些細なgiveでも
特殊技能がなくとも、ゴミを拾う、荷物を運ぶ、困ってる人を助けてあげる(要件を聞いてつなぐでもOK)等、汎用的に有効なgiveもある。giveの強要はない。giveされると、返報性の原理が働き、giveしてくれた人にgiveしたくなる。貨幣のないコミュニティの中で、giveすることで幸せの波は伝搬していく。
- みな、平等である。
→人は1人で生きていけない。支え支えあいながら生きている。このコミュニティに傍観者はいない。ひとりひとりの個性のかたまりで成り立っている。上下関係もない。全員平等である。
- 行ってみないとわからない
→文字や画像、映像では伝えられないものがある。まさしく常識破壊系の大人の学園祭。自分のやりたいことが明確にあり、willがあるから、物事の判断の価値基準も明確であり、人生を楽しんでいる人が多い印象。インスピレーションを受けるはず。
バーニングジャパンに参加してみないか?
女装でブラジャー出して、ちんちんの形の笛と縄を首からぶら下げて群衆の中を歩いてもOK。帰りは参加メンバーの男女で混浴温泉へ
少しでも気になったあなたもバーニングジャパンに参加してみては?
クリティカルシンキングやラテラルシンキングでは、前提を常識を疑うことが出発点となり、そこから仮説を立て検証する場面もある。思考トレーニングとして、このコミュニティを実験台に使うもよし、学ぶものは少なからずあるのではななかろうか?
この祭りは400人はいたのではなかろうか。奇才バーニングジャパンは2013年から開催され、来年以降も開催されるようなので、まずは1泊2日だけでも足を運んでみてはいかがでしょうか?


