「これ、実写じゃないの?」
先日、クライアントに納品した動画を見て、そう言われました。
実は、その動画、完全にAIで生成したものなんです。
Runway Gen-4.5を使って。
私、動画制作を5年やってるんですが、正直言って、AI動画ツールには懐疑的だったんですよね。
「どうせ使えないでしょ」って。
でも、Gen-4.5を触ってみて、考えが180度変わりました。
これ、本当にヤバいです。
従来のGen-3から、明らかに進化してる。
動きの自然さ、表現力、細かい調整ができる機能...
全てが「実務で使える」レベルになってるんですよ。
今日は、動画制作者の視点から、Gen-4.5の新機能と、実践的な活用テクニックを徹底解説します。
📋 目次
【無料パート】
- Runway Gen-4.5とは → Gen-3からの進化ポイント
- 動画制作者が注目すべき新機能
- こんな制作シーンで活躍する
- 基本的なワークフロー
- 無料プランでどこまでできるか
- 実際の操作画面と使い方
【有料パート】
- プロが使ってる実践的設定テクニック
- ジャンル別プロンプト集(20パターン)
- 料金プランの詳細と回収シミュレーション
- 既存ワークフローへの組み込み方
- 時短ワザとバッチ処理テクニック
- トラブルシューティング完全版
- クライアントワークでの注意点
- 他ツールとの連携で効率3倍
- 著作権・ライセンス問題の対処法
- 実案件での活用事例5選
🎬 Runway Gen-4.5とは → Gen-3からの進化ポイント
Runway Gen-4.5は、2024年12月にリリースされた最新版です。
Gen-3も十分優秀だったんですが、Gen-4.5はさらに進化してます。
主な進化ポイント
物理演算の精度が向上
これが一番大きい変化ですね。
水の流れ、布の揺れ、髪のなびき、重力による落下...
こういう物理的な動きが、めちゃくちゃ自然になりました。
Gen-3だと、たまに「物理法則おかしくない?」ってなることがあったんです。
でも、Gen-4.5はそういうのが、ほぼなくなってる。
人物表現の大幅改善
これも重要なポイント。
顔の表情、目の動き、口の動き、手の表現...
全てがリアルになりました。
特に「手」ですよね。
AI動画の最大の弱点が手だったんですが、Gen-4.5はかなり改善されてます。
完璧じゃないですけど、実用レベルには達してる。
生成速度の向上
Gen-3より、約30%速くなってます。
10秒の動画が、だいたい2分くらいで完成。
これ、実務でめちゃくちゃ重要なんですよね。
クライアントからの修正依頼にも、素早く対応できます。
カスタマイズ機能の追加
Director Mode、Motion Brush、Camera Controlなど、細かい調整ができる機能が追加されました。
これがあるおかげで、「ちょっと惜しい」動画を「完璧」にできるんです。
Gen-3だと、再生成しかなかったんですが、Gen-4.5は部分的な調整ができる。
これが制作効率を大幅に上げてくれます。
一貫性の向上
長尺動画でも、キャラクターや背景が崩れにくくなりました。
Gen-3だと、5秒過ぎたあたりから、だんだん変になることがあったんです。
Gen-4.5は、10秒でも安定してる。
これ、地味ですけど、すごく重要な進化です。
⚡ 動画制作者が注目すべき新機能
Gen-4.5で追加された新機能の中から、特に実務で使える機能を紹介します。
Director Mode(ディレクターモード)
これが一番の目玉機能です。
カメラの動きを、視覚的に指定できるんですよ。
使い方
- 動画を生成
- Director Modeをクリック
- 画面上にカメラパスを描く
- 再生成
たったこれだけで、映画みたいなカメラワークが実現できます。
できること
- パン(左右の動き)
- チルト(上下の動き)
- ズーム(寄り・引き)
- ドリー(前後の動き)
- オービット(周回)
従来は、プロンプトで「カメラは左にパン」って書いても、思った通りにならないことが多かったんです。
でも、Director Modeなら、視覚的に指定できるから、確実。
これがあるだけで、クオリティが段違いになります。✨
Motion Brush(モーションブラシ)
特定の部分だけ、動きを調整できる機能です。
使えるシーン
- 髪だけ揺らしたい
- 背景はそのままで、人物だけ動かしたい
- 水面の動きだけ調整したい
- 布の揺れだけ修正したい
例えば、人物は完璧なのに、背景が微妙に動いちゃってる...
そういうとき、Motion Brushで背景を固定できるんです。
逆に、背景は完璧なのに、人物の動きが微妙...
そのときは、人物だけ調整。
全体を再生成する必要がないから、クレジットの節約にもなります。
Camera Control(カメラコントロール)
カメラの設定を細かく指定できる機能。
設定できる項目
- 焦点距離(広角・望遠)
- 被写界深度(ボケ具合)
- フレームレート(24fps、30fps、60fps)
- シャッタースピード(モーションブラー)
- アスペクト比(16:9、9:16、1:1)
特に、アスペクト比の設定が便利です。
YouTube → 16:9 Instagram Reels → 9:16 Instagram投稿 → 1:1
用途に応じて、最初から設定できるので、後編集が楽になります。
Advanced Prompt Control(高度なプロンプト制御)
プロンプトを、より細かく制御できる機能。
できること
- 時間軸での変化を指定
- 複数の要素に優先度をつける
- 禁止ワードの設定
例えば、「0-3秒は晴れ、4-7秒は雨、8-10秒は夜」みたいな指定ができます。
これ、ストーリー性のある動画を作るときに、めちゃくちゃ便利。
Upscale(アップスケール)
生成した動画を、高解像度にアップスケールできる機能。
720pで生成して、気に入ったら4Kにアップスケール。
この方が、クレジットの節約になります。
最初から4Kで生成すると、失敗したときに無駄が多いんですよね。
だから、プロは基本的に低解像度でテストして、OKなら高解像度で本番。
この流れが効率いいです。
💼 こんな制作シーンで活躍する
実際に、どんな場面でGen-4.5が使えるのか。
具体的なシーンを紹介します。
YouTube動画の素材作り
Vlogや解説動画のBロール(挿入映像)として最適。
実写で撮るのが難しいシーン、例えば...
- 海外の風景
- 歴史的なシーン
- 危険な場面
- 高額な撮影が必要なシーン
こういうのが、Gen-4.5なら簡単に作れちゃいます。
しかも、著作権フリーの素材サイトで探すより、イメージ通りのものが作れるんですよね。
SNS用ショート動画の量産
TikTok、Instagram Reels、YouTube Shorts...
ショート動画って、毎日投稿が基本じゃないですか。
Gen-4.5なら、1日で10本くらい作れます。
テンプレート化したプロンプトを用意しておけば、量産が楽になる。
これ、SNS運用者には革命的ですよ。
広告動画の制作
商品紹介、サービス説明、ブランドイメージ...
広告動画の素材として、かなり使えます。
特に、Image to Video機能を使えば、商品写真を動画にできるので、撮影不要。
クライアントから写真さえもらえば、その場で動画が作れちゃう。
納品スピードが爆速になります。
プレゼン資料の動画化
PowerPointやKeynoteに動画を埋め込むと、プレゼンが一気にプロっぽくなります。
Gen-4.5なら、説明したい内容を動画にできるので、視覚的に分かりやすい。
企業のプレゼン、提案書、営業資料...
色んな場面で使えます。
教育コンテンツの制作
オンライン講座、Udemy、学習動画...
教育系のコンテンツ制作にも最適です。
抽象的な概念を視覚化したり、歴史的なシーンを再現したり。
実写じゃ難しい表現が、Gen-4.5なら簡単にできます。
ミュージックビデオの制作
インディーズアーティスト、YouTubeで活動してるミュージシャン...
予算がない人でも、Gen-4.5ならプロレベルのMVが作れます。
実写撮影だと、数十万円かかるMVが、Gen-4.5なら数千円で完成。
これ、音楽業界にとっても革命的だと思います。
アニメーション制作
イラストを動かせるので、アニメーション制作にも使えます。
キャラクターデザインだけ人間がやって、動きはGen-4.5に任せる。
この分業が、効率的ですね。
フルアニメーションじゃなくても、リミテッドアニメーション(部分的に動く)として使えます。
🔄 基本的なワークフロー
実際の制作フローを、ステップごとに解説します。
ステップ1 → 企画・コンセプト決定
何を作りたいのか、明確にします。
- 目的は?
- ターゲットは?
- どんな雰囲気にしたい?
- 何秒の動画?
これを最初に決めておかないと、後でブレます。
私はいつも、Notionに箇条書きでメモしてから、制作に入ります。
ステップ2 → 参考素材の収集
イメージに近い動画や画像を集めます。
YouTubeで検索したり、Pinterestで探したり。
「こんな感じにしたい」っていう参考があると、プロンプトが作りやすくなります。
この段階で、10〜20個くらいの参考素材を集めておくと、後が楽です。
ステップ3 → プロンプトの作成
参考素材を見ながら、プロンプトを書きます。
基本構造 主体 + アクション + 環境 + カメラワーク + スタイル
例 「30代の女性がカフェでラテアートを作っている、午後の柔らかい光、カメラは手元にゆっくりズームイン、cinematic style」
最初は簡単なプロンプトで試して、徐々に詳細を追加していく。
この方が、失敗が少ないです。
ステップ4 → テスト生成
本番前に、必ずテスト生成します。
- 解像度 → 720p
- 時間 → 5秒
- 複数パターン → 3つ
この設定で、まずは試す。
イメージ通りなら、本番設定で再生成。
違ったら、プロンプトを調整して、再テスト。
ステップ5 → 本番生成
テストでOKが出たら、本番設定で生成します。
- 解像度 → 1080p以上
- 時間 → 必要な長さ
- Director Mode → カメラワークを調整
ここで、クレジットをしっかり使って、最高クオリティを目指します。
ステップ6 → 微調整
生成された動画を確認して、微調整。
- Motion Brush → 動きの修正
- Color Correction → 色調整(後編集で)
- Speed Control → 速度調整
完璧じゃなくても、80点くらいなら、後編集でカバーできます。
ステップ7 → 後編集
Premiere ProやDaVinci Resolveで編集します。
- カラーグレーディング
- BGM・効果音
- テキスト・テロップ
- トランジション
AI動画をそのまま使うより、軽く編集した方が、確実にクオリティが上がります。
これは、絶対にやった方がいい。✨
ステップ8 → 書き出し・納品
最終チェックして、書き出し。
クライアントワークなら、この段階で確認してもらいます。
修正があれば、Gen-4.5で部分的に再生成して、差し替え。
このフローを確立しておけば、安定したクオリティで、効率的に制作できます。
🆓 無料プランでどこまでできるか
Gen-4.5には、無料プランがあります。
実際に使ってみて、どこまでできるのか検証しました。
無料プランの制限
- クレジット → 月125(約5秒×25本)
- 解像度 → 最大720p
- 生成速度 → 有料プランより遅い
- ウォーターマーク → あり(右下に小さく表示)
- 商用利用 → 不可
- 機能制限 → 一部の新機能が使えない
実際に試してみた結果
25本の動画を作ってみました。
できたこと
- Text to Video → 問題なく使える
- Image to Video → 問題なく使える
- 基本的なプロンプト → 十分
できなかったこと
- Director Mode → 有料プラン限定
- Motion Brush → 有料プラン限定
- 4K出力 → 有料プラン限定
- 商用利用 → 規約違反になる
無料プランで十分な人
- とりあえず試してみたい人
- 趣味で動画を作る人
- 学習目的の人
- SNSに投稿する程度(商用じゃない)
有料プランが必要な人
- クライアントワークで使う人
- SNSで収益化してる人
- 高品質な動画が必要な人
- 細かい調整がしたい人
正直、無料プランは体験版って感じです。
本格的に使うなら、有料プラン一択ですね。
でも、無料で試せるのはありがたい。
他のツールだと、そもそも無料プランがないものも多いので。
🖥️ 実際の操作画面と使い方
実際の画面を見ながら、使い方を説明します。
ダッシュボード画面
ログインすると、ダッシュボードが表示されます。
左側にメニュー、中央に作業エリア、右側に設定パネル。
シンプルで分かりやすいUIです。
Text to Videoの使い方
- 左メニューから「Gen-4.5」を選択
- 「Text to Video」をクリック
- プロンプトを入力
- 設定(解像度、時間、アスペクト比)を選択
- 「Generate」ボタンをクリック
生成中は、他の作業ができます。
完了すると、通知が来るので、確認して保存。
Image to Videoの使い方
- 「Image to Video」を選択
- 画像をアップロード(ドラッグ&ドロップ)
- プロンプトを入力(どう動かしたいか)
- 設定を選択
- 「Generate」ボタンをクリック
画像は、PNG、JPG、WebP形式に対応してます。
サイズは、最大10MBまで。
Director Modeの使い方
- 動画を生成
- 「Director Mode」をクリック
- プレビュー画面上にカメラパスを描く
- 「Apply」をクリック
- 再生成
カメラパスは、マウスでドラッグするだけ。
視覚的に分かりやすいので、直感的に使えます。
Motion Brushの使い方
- 動画を生成
- 「Motion Brush」をクリック
- 動かしたい部分をブラシでなぞる
- 動きの方向と強さを指定
- 「Apply」をクリック
ブラシのサイズは調整できます。
細かい部分も、丁寧になぞれば、ちゃんと動きます。
生成履歴の確認
左メニューの「History」から、過去に生成した動画を確認できます。
30日間保存されるので、後から見返すことも可能。
気に入った動画は、「Favorite」に追加しておくと、探しやすいです。
ここまでが、Gen-4.5の基本的な使い方です。
でも、これだけだと「普通の動画」しか作れないんですよね。
プロが使ってる実践的なテクニック、ジャンル別のプロンプト集、料金プランの選び方...
ここから先が、動画制作者にとって本当に重要な部分になります。
