1. 序章:セックスレスは本当に「夫婦の墓場」なのか?
📌あなたはレス状態?
セックスレスは「夫婦の墓場」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。結婚したら最後、レスに陥ったらもう終わり──そんな大げさな見方をする人もいます。しかし、ちょっと冷静に考えてみましょう。セックスレスになったからといって、夫婦関係が即座に破綻するわけではありません。
むしろ、レスの状態で何年も連れ添い続ける夫婦は山ほどいます。
それなのに、なぜこんなにもセックスレスが忌み嫌われるのでしょう?
一つには、「性の営み」というものが夫婦関係の象徴として位置付けられているからです。「愛し合っている証」「夫婦としての健全さ」として、社会やメディアがその重要性を過剰に強調してきた結果、レスになると「自分たちはもうダメだ」というプレッシャーに押しつぶされるのです。
しかし、現実はそんな単純ではありません。
セックスレスでも幸せな夫婦関係を築いている人たちもいれば
毎晩のように営みを重ねていても心がバラバラなカップルだっています。
つまり、セックスレスという現象を表面的に見るだけではその夫婦が「終わっている」のか、それとも「新しい形を模索している」のか、判断はできないのです。
ただ、セックスレスが問題の根源であることも確かです。
それは単なる身体的な行為の欠如ではなく、「心の距離感の象徴」として現れるからです。行為そのものがないのはあくまで結果であり、根本的には夫婦間のコミュニケーション不足や、お互いに抱えている感情のわだかまりが原因です。
言い換えれば、セックスレスは「感情の病巣が外部に露呈した症状」ともいえるのではないでしょうか?
このnoteを読んでくださっているあなたは、きっとセックスレスに悩む当事者かもしれませんね。
そして、「どうしてこんなことになったのか?」「どうすれば解決できるのか?」という疑問を抱いているのではないでしょうか。
このnoteでは、セックスレスという問題を男女それぞれの視点から深掘りし、その背景にある心理や、解決に向けた現実的な方法を探っていきます。
ただし、耳障りの良い言葉だけでは終わりません。
少し厳しい指摘や、思わずハッとさせられる辛辣な言葉も飛び出すかもしれません。それでも、最後まで読んでいただければ、きっと新しい視点や気づきを得られるはずです