はじめに
あなたは今、売上が伸び悩んでいたり、マーケティングに行き詰まりを感じていませんか?
あるいは「いい商品があるのに、なぜか売れない」ともどかしさを感じているかもしれません。
もし、そんな気持ちを抱えているなら、この本は間違いなくあなたのためのものです。
私たちが目指すのは、ただの知識ではありません。
「すぐに行動できる」「すぐに結果が出る」――そんな【ダイレクトレスポンス】型のマーケティングを、あなたの中にインストールすることです。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)は、簡単に言えば「反応を直接得る」ためのマーケティング手法。
つまり、広告を打ったらすぐに問い合わせが来る、商品を紹介したらすぐに注文が入る、そんな即効性のあるマーケティングです。
この考え方を取り入れるだけで、売上が変わります。
それは単なる理論ではありません。現実に、何度も何度も検証され、結果を出し続けてきた「王道」のやり方なのです。
しかも、この手法に特別なスキルや天才的なセンスは不要です。
必要なのは、基本の型を理解し、素直に実践すること。それだけです。
本書では、売れる言葉の作り方、顧客心理の動かし方、成約率を高める文章の書き方など、すぐに使えるテクニックをふんだんに紹介していきます。
そして、読み終わったその日から、あなた自身のビジネスに即応用できるよう設計されています。
これからお伝えする内容を、ぜひ「そのまま」実行してみてください。
アレンジは後回しでかまいません。
まずは基本通り、シンプルに、素直に、行動する。
これこそが成功への最短ルートです。
あなたがこの本を手に取ったのは、単なる偶然ではないはずです。
ここで学び、実践することによって、あなたのビジネスは驚くほど変わっていきます。
売れない苦しみから解放され、もっと自由に、もっと楽しく、マーケティングを武器にして進んでいきましょう。
さあ、あなたの「売れる力」を開花させる旅のスタートです!
第1章:初心者を狙え!「初心者マーケティング」とは?
1-1. 遠い世界のコンテンツは買わない理由
あなたは、まだ自分にとって「遠い世界」の商品やサービスを見たとき、すぐに買ったことがありますか?
多くの人は「ない」と答えるでしょう。
たとえば、いきなり「プロアスリート専用のトレーニング機材です!」と言われても、普通の人は買いません。
なぜなら、それは自分とは関係ない、遠すぎる世界の商品だからです。
マーケティングで失敗する人の多くは、この「遠い世界問題」を無視してしまいます。
「すごい機能がある!」「プロ仕様だ!」と、自慢気に語ってしまう。
でも初心者は、そんなことよりもっと手前で悩んでいるんです。
たとえば英語学習なら、
「TOEIC900点!」「ビジネス英語完璧!」なんて言われても、初心者はピンときません。
それよりも
「英語に苦手意識があっても大丈夫!中学英語からゆっくり始められる!」
のほうが、ずっと心に刺さります。
つまり、最初に意識すべきは、
「自分でもできそう!」と思ってもらうこと。
あなたがどんなに素晴らしい実績を持っていようと、ターゲットが初心者なら、
「そんなすごい世界、自分には無理そう」と思われた時点で終わりです。
売れるマーケティングは、
お客様との距離を縮めることから始まる。
まずこれを、絶対に覚えておいてください。
1-2. 初心者向けに「ハードルを下げる」戦略
では、どうすれば「遠い世界」ではなく「手が届きそうな世界」に見せられるのでしょうか?
答えはシンプルです。
**「ハードルを下げる」**こと。
ハードルを下げるとは、
「できるだけ簡単そうに見せる」ことです。
そして、初心者が感じる「不安」や「面倒くさそう」という気持ちを先回りして取り除いてあげることです。
ここでは、実際に使えるテクニックを紹介します。
■ ステップを小さく分ける
初心者にとって、いきなりゴールを見せられるのはプレッシャーです。
「まずはこれだけでOK!」と、小さな一歩を提示しましょう。
例:
×「3カ月で10kg痩せるダイエット!」
〇「まずは今日、1駅だけ歩いてみよう」
一歩が小さいほど、初心者は「自分にもできそう」と思えます。
■ 難しい言葉を使わない
専門用語やカタカナ言葉を連発すると、初心者はすぐに逃げます。
「よくわからない=怖い=買わない」となるからです。
例:
×「パーソナライズされたダイエットプログラム」
〇「あなた専用に作る、あなただけのやせる計画」
言葉をかみ砕いて、「小学生でもわかるレベル」で説明しましょう。
■ 不安をあらかじめ潰しておく
初心者は「失敗したらどうしよう」「難しかったらどうしよう」と常に不安です。
その不安を先回りして潰してあげると、行動してもらいやすくなります。
例:
「初心者でも安心。わからないことはLINEですぐ質問できます!」
こんな一言を入れるだけで、ハードルはぐっと下がります。
つまり、「ハードルを下げる」とは、
小さな一歩を提示する
難しい言葉を使わない
不安を潰してあげる
この3つをやるだけでOKです。
あなたの商品やサービスが、ぐっと初心者にとって身近なものになります。
1-3. 格式を捨てろ!売れるマーケティングの基本
ここまでで、「遠い世界では売れない」「ハードルを下げよう」という話をしてきました。