はじめに
どうも、こんにちは。
もしかしたら、あなたも今、カフェの隅っこでノートパソコンを開いて、
「いつか自分のビジネスを…」なんて考えているかもしれませんね。
わかる、わかる。私もそうでした。
なんかこう、満員電車に揺られる毎日から抜け出して、
自分のアイデアで誰かをハッピーにできたら最高だなって。
でも、いざ「起業するぞ！」って思っても、
「で、何から手をつければいいの？」ってなりません？
本屋さんに行けば、分厚い経営戦略の本がズラリ。
ネットを見れば、「最新マーケティング手法！」みたいな情報がキラキラ。
なんだか、すごい人じゃないと起業なんて無理なんじゃないか…。
特別な才能とか、たくさんのお金とか、そういうのがないとダメなんじゃないか…。
そう思って、最初の一歩がなかなか踏み出せない。
もしくは、始めてみたはいいけど、全然うまくいかなくて心が折れそう…。
もし、あなたがそんな風に感じているなら、この本はきっと役に立てるはずです。
なぜなら、この本を書いている私自身が、
いわゆる「スゴ腕起業家」みたいなタイプじゃないからです。
難しい経営理論とか、最新のテックツールとか、そういうのは正直、詳しくありません。
どちらかというと、皆さんと一緒。手探りで、試行錯誤しながらやってきた感じです。
（あ、友達はいますよ、念のため。笑）
だからこそ、特別な経験やスキルがなくても、
「これなら私にもできるかも！」って思えるような、
地に足のついた、具体的なヒントをお伝えできるんじゃないかと思っています。
この本で一番伝えたいのは、
ビジネスをうまくいかせるための「成功トライアングル」っていう考え方。
なんだかカッコつけた名前ですけど、要は３つの大事なポイントがあるよって話です。
ひとつは、「お客さんと直接つながる」こと。（本書ではDRMって呼んでます）
大きな会社みたいにテレビCMなんて打てなくても、
ちゃんとあなたの商品を「欲しい！」って思ってくれる人に、
直接アプローチする方法があるんです。これ、信長みたいな昔の武将も、実は似たようなことやってたんですよ。少ない力で勝つための知恵ですね。
ふたつめは、「人の心が動く仕組みを知る」こと。（購買心理学ってやつです）
人って、理屈だけじゃなくて、「なんとなく好き」「ピンときた！」みたいな感情で物を買ったりするんですよね。特に女性の方は、この「ピン！」が得意だったりしません？ 実は、その「なんとなく」にはちゃんと理由があって、心を動かすスイッチみたいなものがあるんです。そのスイッチをいくつか知っておくだけで、お客さんの反応が全然違ってきます。
みっつめは、「言葉で伝える力」。（コピーライティング、なんて言います）
どんなに良い商品やサービスも、その魅力が伝わらなかったら意味がないですよね。
「でも、文章書くの苦手だし…」って思ったあなた、朗報です。
今はAIっていう便利な相棒がいる時代。基本的なコツさえ掴めば、AIがあなたの代わりに魅力的な文章を書いてくれるんです。すごくないですか？
この３つの力、「直接つながる力」「心を知る力」「言葉で伝える力」。
この３つがバランスよく組み合わさったとき、
ビジネスは面白いように回り始めるんです。これが「成功トライアングル」。
この本では、このトライアングルを構成する要素について、
難しい言葉はなるべく使わずに、
「へぇ、そうなんだ！」「これなら試せそう！」と思えるような、
コラムを読むような感じで、楽しく解説していきます。
先日、近所のカフェでコーヒーを頼んだら、
小さなチョコレートが２つ、ちょこんと付いてきたんです。
原価にしたら、きっと数十円くらい。
でも、なんだかすごく嬉しくて、「また来よう」って思いました。
ビジネスって、こういう「ちょっとした工夫」の積み重ねなのかもしれま
せん。
お客さんの期待値をほんの少しだけ超えて、満足してもらうこと。
この本に書いてあるノウハウは、
もしかしたら「え、そんなこと？」って思うような、地味なものもあるかもしれません。
でも、全部ちゃんと実践したら、あなたのビジネスがガラッと変わる可能性だってあります。
（こっそり言うと、売上が1.5倍以上になる…なんてことも、あるかも？）
さあ、難しく考えるのは一旦やめて、
まずはこの本をパラパラとめくってみてください。
起業っていう冒険を、一緒に楽しんでいきましょうよ♪
それでは、本編スタートです！
第1章：え、ビジネスって数字なの？ 戦略って難しそう…って思ってるあなたへ
ねぇねぇ、正直に言ってみてください。
「ビジネス」とか「起業」って聞くと、なんかこう…
「数字！」「戦略！」「マーケティング！」
みたいな、カタカナとか漢字の難しそうな言葉が頭に浮かんで、
「うーん、私にはちょっとハードル高いかも…」
って、こっそり思っちゃったりしません？
わかります、わかります。
私も最初はそうでしたもん。
なんか、スーツをビシッと着こなしたデキる人たちが、
難しい顔してグラフとか眺めてる…みたいなイメージ（笑）
でもね、ちょっと待ってください。
実は、そんなに難しく考えなくても大丈夫なんです。
「数字」も「戦略」も、あなたのビジネスを助けてくれる、
とっても頼りになる味方なんですよ。
この章では、その「難しそう…」っていう気持ちを、
「へぇ、そういうことか！」「それなら私にもできそう！」
に変えるヒントを、いくつかお話ししたいと思います。
コーヒーでも飲みながら、気楽に読んでみてくださいね♪
こみだし1：カフェのチョコみたいに、「ちょっとだけ」期待を超えるヒント
「はじめに」でもチラッと書いたんですけど、
先日、カフェでコーヒーを頼んだら、小さなチョコレートが２つ、
おまけで付いてきたんですよ。
あれ、原価にしたら多分20円もしないくらいですよね。
でも、なんだかすごく得した気分になって、
「わー、嬉しい！ このお店、気が利くなぁ。また来ようっと！」
って、自然に思っちゃったんです。
これって、実はビジネスのすごーく大事なポイントが詰まってると思いませんか？
お客さんって、商品やサービスを買うときに、
無意識のうちに「これくらいはしてくれるだろうな」っていう
「期待値」を持ってるんですよね。
例えば、カフェなら「美味しいコーヒーが出てくるだろうな」とか、
ネットショップなら「注文したらちゃんと商品が届くだろうな」とか。
もちろん、その最低限の期待に応えるのは大前提。
でも、そこで終わっちゃったら、お客さんの心には
「まあ、普通だね」くらいしか残らないかもしれない。
そこで、さっきのチョコレートみたいに、
ほんの「ちょっとだけ」、お客さんの期待値を超える工夫をする。
過剰に「すごいですよ！」って煽るんじゃなくて、
相手が「これくらいかな？」って思ってるラインを、
ほんの１％でもいいから、ぴょこっと超えてみる。
お客さんの満足度 ＞ お客さんの期待値
このシンプルな図式が、魔法を生むんです。
「わ、思ったより良かった！」
「なんか嬉しいサプライズ！」
そう感じてもらえたら、
お客さんはあなたの商品やサービスのファンになってくれるし、
「ありがとう」って感謝してくれるし、
「またお願いしたいな」ってリピートしてくれるかもしれない。
ね？ 「数字」とか「戦略」とか言う前に、
まずはこの「ちょっとだけ期待を超える」ってことを意識してみる。
これなら、なんだかできそうな気がしませんか？
「お客さんは何を期待してるかな？」
「どうしたら、ちょっとだけ『おっ』て思ってもらえるかな？」
そう考えること自体が、もう立派な戦略の第一歩なんですよ。
こみだし2：信長も使ってた？ 少ない兵で勝つための「考え方」の話
「戦略」って言葉、なんだか難しそうだし、
自分には関係ないやって思ってませんか？
「そんなの、大きな会社とか、頭のいい人が考えることでしょ？」って。
でもね、ちょっと歴史の話をしましょうか。
戦国時代の武将、織田信長って知ってます？
歴史の授業で聞いたことくらいはあるかな。
彼がまだ若かった頃、「桶狭間の戦い」っていう有名な戦いがあったんです。
相手は、今川義元っていう、当時めちゃくちゃ勢いのあった大物。
信長軍の兵隊さんは、たったの3000人くらいだったって言われてます。
（諸説ありますけどね）
対する今川軍は、なんと4万人！ １０倍以上ですよ！
普通に考えたら、どうやったって今川軍が圧勝ですよね？
「３０００人 対 ４万人？ 無理ゲーじゃん！」って誰もが思ったはず。
でも、結果はどうなったか？
なんと、信長が勝っちゃったんです！
なんでだと思います？
運が良かったから？ それもあるかもしれないけど、一番の理由は、
信長に「勝つための考え方」、つまり「戦略」があったからなんです。
彼は、真正面からぶつかったら絶対勝てないことを知っていた。
だから、相手が油断しているタイミングとか、地形とか、天候とか、
いろんな情報を集めて、よーく考えて、
「ここだ！」っていう一点に集中して奇襲をかけたんです。
これって、これから起業する私たちとめちゃくちゃ似てると思いませんか？
私たちって、最初は信長軍みたいに、
お金も、人も、知名度も、なーんにもない状態からのスタートですよね。
いわば「弱者」です。
そんな私たちが、すでに市場にいる大きなライバルたち（今川軍みたいな！）と
同じ土俵で、同じように戦おうとしたら…
そりゃ、勝てるわけないですよね（笑）
だからこそ、「戦略」が必要なんです。
「戦略」っていうのは、難しい経営計画書を作ることじゃなくて、
「どうすれば、少ない力でも勝てるかな？」って工夫すること。
自分の強みはなんだろう？
ライバルがやってないことはなんだろう？
お客さんが本当に困ってることはなんだろう？
そういうことをよーく考えて、
「ここなら勝負できるかも！」っていうポイントを見つけて、
そこに力を集中させる。
それが、私たちみたいな小さな起業家のための「戦略」なんです。
信長だって、最初から大軍勢を持っていたわけじゃない。
知恵と工夫で、大きな相手に勝っていったんです。
私たちにだって、きっとできるはず！
こみだし3：「苦手かも…」って思う人ほど実は得意？ 数字と仲良くなる方法
「うっ…数字って聞いただけで、ちょっと頭痛くなってきた…」
「計算とか苦手だし、グラフとか見てもよくわかんないし…」
うんうん、その気持ち、よーくわかります。
特に女性の方に、こういう「数字アレルギー」の方、多い気がします。
（もちろん、男性にもいらっしゃいますけどね！）
でもね、ここでちょっと驚きの事実をお伝えします。
実は…
「数字苦手なんですぅ」って言ってるあなた、本当は数字、得意かもしれませんよ！
「え？ 何言ってるの？」って思いました？
まあまあ、聞いてください。
例えば、あなたは普段、お料理とかしますか？
今日の夜ご飯にカレーを作るとしましょう。
「よし、7時半には食卓に並べたいな」って思ったら、
そこから逆算して、「じゃあ、お米は〇時にといでスイッチ入れて…」「お肉と野菜は〇時くらいから切り始めて…」って、
頭の中で自然と段取りを組んでませんか？
あるいは、家計のやりくり。
今月のお給料はこれくらいで、家賃がこれで、食費がこれで…
「あ、今月ちょっと使いすぎてるから、週末の外食はやめておこうかな」とか、
自然と計算して、調整したりしてませんか？
お子さんがいる方なら、
朝起きてから寝るまで、自分のこと、家族のこと、仕事のこと…
いろんなタスクを同時進行でこなして、
限られた時間の中で全部終わらせるように、
頭の中でパズルのように組み立ててませんか？
これって、ぜーんぶ、立派な「数字的思考」なんですよ！
目標（カレー完成！）から逆算して計画を立てる力。
収入と支出を把握して、予算を管理する力。
時間という資源を、効率よく配分する力。
ね？ あなた、普段からめちゃくちゃ高度なことやってるんですよ！
これ、ビジネスの世界で言ったら、
「プロジェクトマネジメント」とか「予算管理」とか、
そういうカッコイイ名前が付くようなスキルなんです。
だから、「数字が苦手」っていうのは、
もしかしたら「学校で習った難しい数学が苦手」っていう記憶が
残ってるだけなのかもしれません。
ビジネスで使う数字って、そんなに難しい計算ばかりじゃないんです。
まずは、
「今月、どれくらい売れたかな？」
「この商品を作るのに、いくらかかってるかな？」
「ホームページに、何人くらいの人が見に来てくれてるかな？」
みたいに、自分のビジネスの「今」を知るための道具として、
数字と仲良くなってみませんか？
体重計に乗るみたいに、まずは現状を知るところから。
そうすれば、「じゃあ、次はこうしてみようかな？」っていう、
次の一歩が見えてくるはずです。
どうでしょう？
「数字」も「戦略」も、なんだかちょっと身近に感じてきませんか？
難しく考えないで、まずはカフェのチョコレートみたいに、
お客さんを「ちょっとだけ」喜ばせることから始めてみる。
そして、信長みたいに、「どうすれば勝てるかな？」って、
自分の持ってる力で工夫してみる。
普段の生活で使ってる「数字的思考」を、ビジネスにも活かしてみる。
そうやって、一歩ずつ進んでいけば大丈夫。
あなたの中に眠ってる「起業家の才能」が、きっと目を覚ますはずですよ！
次の章では、さらにあなたの「得意」を活かすためのヒント、
IQタイプとEQタイプについてお話ししますね。お楽しみに！
第2章：あなたの「得意」を活かそう！ IQタイプとEQタイプ
さあさあ、第1章で「数字」や「戦略」への苦手意識がちょっぴり和らいだところで、
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