キッチンやお風呂でお湯を沸かすのにエコキュートを使っていて、「寿命はどのくらいなのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。
定期的にメンテナンスをきちんと行っていれば、エコキュートの寿命を長持ちさせることもできるでしょう。
そこで、この記事ではエコキュートの寿命・交換のサインなど、エコキュートの気になる疑問を解消しますのでぜひ参考にしてみて下さい。
エコキュートとは?
そもそもエコキュートとは、どのような設備なのかご存知でしょうか。
簡単に言えばエコキュートは一般家庭で使われる電気温水器の一種であり、日本国内初めて登場したのは2001年頃です。エコキュートは貯水用の貯湯ユニットとヒートポンプユニットで構成されています。
貯湯ユニットは縦型の長方形で、温めたお湯を貯める役割を果たしています。一方、ヒートポンプユニットは、見た目にはエアコンの室外機のような形状です。空気から多くの熱を集結させ、その熱によってお湯を沸かす仕組みになっています。
空気によって発生された熱と、電機の力が融合された新しいタイプの発熱型の温水器、それがエコキュートの大きな特徴です。
熱の発生効率が良いため、省エネ対策としても注目されており、エコキュートを導入する家庭も増えています。を丁寧にしていれば、
エコキュートの寿命は?
エコキュートの寿命は何年くらいなのでしょうか。
エコキュートは電化製品であり、定期的なメンテナンスが必要となります。
メンテナンスを丁寧にしていれば、エコキュートの寿命は10年から15年程度とも位よれていますが、メーカーや機種により格差が生じているようです。
エコキュートを購入したら、まずはメーカーの保証期間を確認しましょう。メーカーによっては、通常の保証期間とは別に延長保証の期間を設けているケースもあります。
エコキュートの特約代理店販売店による保証期間やアフターサービスの内容も合わせて確認しましょう。
エコキュートの交換時期?故障の症状・サインは?
エコキュートの交換時期はいつ頃になるのでしょうか。
各メーカーによる通常の保証期間や延長保証期間はそれぞれ異なり、エコキュート本体・ヒートポンプ・リモコンなど、製品ごとに違いがありますのでご注意下さい。
新品を購入してから20年以上、同じ製品を使い続けるケースは極めて稀です。寿命は長ければ長い方が理想的ではありますが、次々に新製品が登場し、古い製品だと部品交換や修理が難しい場合もあります。
このようなことも考慮した上で、エコキュートの交換時期は10年~15年程度が目安と考えて良いでしょう。
エコキュートはキッチンやお風呂など、毎日使うものなので、ちょっとした異変に早めに気づくことが肝心です。
エコキュートの故障でもっとも多いのが、「お湯が出なくて水だけ出る」「お湯の温度が上がったり下がったり不安定になる」「浴槽からお湯があふれる」といった症状です。このような症状が見られるようになったら、故障の前兆である可能性もあります。
ヒートポンプに汚れが溜まっていないか、業者に来てもらってチェックしてもらうと良いでしょう。
定期的にメンテナンスを行う際に、故障の症状が出ていないか、交換する必要があるのかどうか、業者に尋ねておくと良いでしょう。
エコキュートの交換や買い替え先に迷った場合はどこプロの「エコキュートの交換や買い替えはどこに頼む?業者の選び方や費用相場を解説」のページを参考にしてください。
エコキュートはおすすめしない?デメリット
エコキュートが一家に一台あればキッチンやお風呂でお湯が出て便利ですが、その一方でデメリットもいくつか考えられます。
基本的に電化製品であるため、すでに貯湯タンクに貯まったお湯があればしばらく使えますが、停電した後に新しくお湯を作り出すことができません。
そのため、お風呂に入っている時に温度を上げたり、追い焚きをすることができなくなります。停電が発生した際には、エコキュートに本来備わっているはずの温度調整機能が効かなくなりますので要注意です。
停電が収まるまで当面の間はお湯を使わないなど、家庭内での対策が求められます。
定期的にメンテナンスや交換が必要になるのも、エコキュートのデメリットです。
配管やタンクの状態に異変が生じた場合に、エコキュートの熱効率が悪くなることもあります。配管や漏電遮断器の状態に異常が発生していないか、定期的に細かくチェックしてもらう必要があります。
まとめ
この記事では、エコキュートの寿命・交渉・交換のサイン、デメリットについて解説しました。本来エコキュートは省エネ・節電対策としても効果的と言われていますが、やはり定期的なメンテナンスは必要となります。
古いエコキュートを長々と使い続けると、部品交換や修理が困難になるケースもありますので注意しましょう。
できるだけ寿命を長持ちさせるためにも、細かい部分まで定期的にチェックしてもらうことが重要です。