デザインを独学で上達させるために必要なこと

デザインを独学で上達させるために必要なこと

ユウイチ

ユウイチ

・デザインを独学でやっているけど、上達しない
・上達するには何をすれば良い?

このようなことでお悩みではありませんか?
この記事ではこちらの悩みについてまとめていきます。

記事の信頼性

こんにちは、ユウイチです。

私は大学(非デザイン系)を卒業後、地方のデザイン会社に就職し、今は独立してデザイナーをしながら、家族3人で暮らしています。

そして、特にSNSを活用しなくても、

✅月平均30万安定して稼ぐ
✅労働は1日8時間程度
✅土日は基本休み

といった生活を送っています。

読者さんへ

デザイナーに一度でもなろうと思った人なら、少なからず独学をしているタイミングがあるのではないでしょうか。

私も、学生時代はデザイナーの知り合いはいませんでしたので、独学、というよりIllustratorの使い方ばかりを気にしていて、本を買ったりして勉強したことはほとんどありませんでした。

しかし、デザイン会社に就職してからは、どれだけ自分に足りないものがあったのだろうと思うくらいに、学生時代とは比べ物にならないくらい上達できたと実感しています。

今回は、あなたが私のように、独学の時間を無駄にしてしまわないように「独学するならこれをした方がよい!」というものをいくつかご紹介します。

1. デザインの4原則を知る

「デザインの4原則」には「近接」「整列」「反復」「対比」があり、要素を整理し、わかりやすく伝えるための基本です。それぞれについてご紹介します。

近接

近接は、関連する要素同士を近づけてグループ化することです。

例えば、チラシの中で複数の商品を紹介する場合、商品画像と商品名の間隔を近づけることで、瞬時にその商品がどういう名なのかを理解することができます。

また、関連性のない商品との間に余白を空けることで、別の商品、別の情報だと一目で認識させることができます。

整列

整列とは、要素を一定のルールで揃えて配置することで、全体を見やすく仕上げることです。

整列を組み合わせることで、要素同士の関係性も直感的に理解しやすくなります。

また、よく整列を崩したレイアウトもありますが、それをつくる際は「一度整列させてから崩す」という順序を辿ると上手くいく場合も多くあります。

反復

反復とは、関連する要素に使う、色やフォント、アイコンなどを統一することで、デザインに一貫性を持たせることです。

例えば、Webサイトの場合、同じレイアウトを繰り返すことで、一貫性も生まれ、情報の見方も同じで済むので閲覧者の負担を減らすこともできます。

また、反復を繰り返すレイアウトの中に、あえて反復しないものを入れることで、要素が強調され、全体に緩急をつけることもできます。

対比

対比とは、要素に強弱をつけ、見え方に変化をつけることです。

例えばチラシの場合、タイトルは一番大きく見せたり、商品の価格は赤色にして目立たせるなど、要素にメリハリをつけ、情報の優先度が直感的に伝わるデザインに仕上げることができます。

2. 他の人のデザインを見る

他のデザイナーの制作物を見て、なぜそうなったのか、なぜ評価を受けているのかなど、自分にないものを常に分析し、必要なものは取り入れて、武器として使えるものを増やしましょう。

見るものは、本でもWebサイトでも美術館でもなんでも良いですが、おすすめは「解説がしっかりと載っているもの」です。

解説のないものがほとんどではありますが、解説がなければ見た目から推測することしかできませんし、最初のうちは推測するにも自分に推測できるほどの解像度が足りないので、分析も不十分に終わってしまいます。

例えば、カレーをつくるときに必要な材料は何かを考える時に、一般の人は人参、じゃがいも、玉ねぎ、肉、ルー、くらいになるとしたら、料理人は、どこ産の野菜、どこ産の肉、ルーにはどのスパイスが使われているか、など、より細かな情報まで考えることができます。

そこまで知ることでようやく、美味しいカレーにはこれが必要だ! ということが考えられる様になり、他の人とより差別化ができるようになります。

人の解説を見て「こんな要素を取り入れているのか!」というものを探してみてください。

3. とにかくつくる

どれだけ知識があっても、つくらない人は上達しません。正直なところ、デザインを教えている大学教授みたいな人でも、民間のデザイナーには全く及ばない人も普通にいます。つくることで、できなければいけないこと、やらなくても良いこと、効率化するにはどうすれば良いか、綺麗なレイアウトはどのバランスかなど、経験することでしか得られない能力も山のようにあります。

とにかく経験を積み、常に考える癖をつけてください。

4. フィードバックを求める

他の人からのフィードバックは、デザインスキルを向上させる上で非常に重要です。では誰にお願いするのが良いのか。それは自分よりデザイナーとしての実力が高い人に限ります。できればプロとして活躍しているデザイナーベストです。

なぜかというと、まずデザインをしていない人には評価基準がありません。見た目の第一印象については、その場で「デザインの4原則」的なことを思いつきで話すかもしれませんが、デザインをよくするためには目に見えない情報の方が大切だったりします。

例えば、「クライアントが一番伝えたいことは何?」「クライアントの目的は何?」「それをどのようにこのデザインに反映しているの?」など、仕事としてデザインをしていないと出てこない様な視点から建設的な指摘をしてくれます。そして、経験豊富なデザイナーほどその精度は高くなります。

間違っても、正式にクライアントからいただいた案件については、友人だから、先輩だからといってデザインに無関係、無関心の人に聞いてはいけません。

5. 新しい情報は常に見るように習慣づける

デザインは、新しく何かをつくった人、新しくお店をする人などがい続ける限り、常に新しいものが出てきます。そういったものを見続けることで、「今のトレンド」のようなものもなんとなく見えてきたりします。もちろん、トレンドの波に乗れという訳ではありませんが、トレンドが生まれるということは「古くなったもの」が生まれるということでもあります。

そして、これもまた難しいところで、東京で生まれたトレンドを同じタイミングで地方に持ってきても「まだ早かった」みたいなこともあったりします。

こればかりは、あなたに依頼してくださった方が、どのような環境下にあるのかを確かめながら、デザインの方向性を考えてみてください。

まとめ

デザインを独学で上達させるために必要なこと、はいかがだったでしょうか。

デザインの上達には、経験と時間が必要です。明日いきなり上手になる、なんてことはありません。

考えて考えて、つくって、実際に使われて、その結果を確認し、反省して次に活かす。数だけでもいけませんが、この繰り返しが多い人ほど、デザインの質が高くなることは間違いありません。

時間を有効に活用するためにも、ぜひ我流にこだわらず、今回紹介した方法も試してみてください。

それでは今回は以上です。

ご覧いただきありがとうございました。

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これからもお役に立てる情報を投稿していこうと思いますので、どうぞお楽しみに。

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この記事のライター

ユウイチ

デザイナーです。

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