眠れない夜と喧嘩するのをやめたら、少しだけ楽になった話
「今日は早く寝なきゃ」
そう思えば思うほど、目が冴えていく夜がありました。
布団に入って、電気を消して。
目は閉じているのに、頭だけがずっと起きている。
時計を見るたびに時間は進み、
そのたびに心は焦っていきました。
明日も仕事なのに。
ちゃんと寝ないと。
また眠れなかったらどうしよう。
そんなふうに考え始めると、
眠れないこと以上に
「眠れない自分」がどんどん嫌になっていきました。
睡眠にいいと言われることは、一通り試しました。
早く布団に入るのも、スマホを遠ざけるのも、
リラックスしようと深呼吸を繰り返すのも。
それでも眠れない夜は、容赦なくやってきました。
眠れない自分はダメなんじゃないか。
自己管理すらできていないんじゃないか。
自分を責める材料ばかりが、暗闇の中で増えていって。
ある夜、ふと
「もう、寝なきゃって思うのをやめよう」と考えたことがあります。
それは前向きな決意というより、
もう疲れ果ててしまった末の、諦めに近いものでした。
この文章は、
そんな“眠れなかった頃の私”と、
そこから少しずつ考え方が変わっていった過程のお話です。
ここから先は、
私が「眠れない夜」とどう付き合うようになったのかを、
正直に綴っています。
劇的にすぐ眠れるようになった、という魔法のような話ではありません。
ただ、眠れない夜に自分を責めなくなっていった過程については、
今の私なら、ちゃんと言葉にできると思いました。
