眠れない夜を、無理に終わらせようとしなくなった話
Samurai@Hokkaido(サムライ@北海道)
眠れない夜が続くと、
だんだん「ちゃんと眠れない自分」が嫌になってきます。
早く寝なきゃいけないのに眠れない。
時間だけが過ぎていく。
その焦りで、余計に眠れなくなる。
そんな夜を、何度も繰り返してきました。
以前は、
眠れない夜をどうにかして「終わらせよう」としていました。
「早く寝なきゃ」
「今すぐ眠らなきゃ」
その気持ちが強くなるほど、
時間はゆっくり進むように感じて、
余計に苦しくなっていきました。
時計を見ては焦り、
目を閉じては「まだ眠れない」と嘆く。
その繰り返しでした。
眠れない時間は、
単なる時間ではなく、
「失敗している時間」のように感じていたのだと思います。
でもあるとき、気づいたんです。
眠れないことそのものより、
「眠れない自分を否定しながら過ごす時間」の方が、
ずっとしんどいのではないかと。
そしてもう一つ、
後になって気づいたことがあります。
それは、
眠れない夜には「無理に終わらせようとしない方がいい過ごし方」がある、
ということでした。
特別なことではありません。
むしろ、とても地味で、拍子抜けするようなものです。
でも、それを知ってから、
眠れない夜の重さは確実に変わっていきました。
私が実際にやめたこと、そして続けたことを、
もう少しだけ具体的に書いてみます。
どれも難しいことではありませんが、
知らないままだと、同じ苦しさを繰り返してしまうようなことばかりです。
もし今も、眠れない夜の中にいるなら、
その時間の感じ方が少し変わるきっかけになるかもしれません。
ここから先は、眠れない夜を「早く終わらせるべき対象」ではなく、
「そのまま過ごす時間」として捉えるようになった過程を綴っています。
ただ、心が少し楽になる考え方と過ごし方の話です。
眠れない時間を「無駄」だと思っていた頃
以前の私にとって、眠れない時間は
「無駄なもの」でした。
何も生み出せず、
回復もできず、
ただ消耗しているだけの時間。
だから、
一秒でも早く終わらせたくて、
必死に眠ろうとしていたのだと思います。
でも実際は、
眠れない時間そのものより、
「無駄だ」と自分を責めながら過ごす時間の方が、
ずっとしんどかったのです。
深夜、部屋が静まり返って、
小さな物音だけがやけに大きく聞こえる時間。
時計を見るたびに焦りが増して、
「また眠れていない」と確認してしまう。
あの時間の重さは、眠れないことよりも、
"どうにもできない自分を見続けること"にあったのかもしれません。
「過ごしてもいい時間」と思えた瞬間
ある夜、どうしても眠れなくて、諦めて目を開けました。
エアコンのわずかな音や、
外を走る車の気配に耳を向けていると、
それまで「止まっている」と感じていた時間が、
ゆっくりと流れていることに気づきました。
何も変わっていないはずなのに、
自分の受け取り方だけが、少しずつ変わっていく。
そんな感覚がありました。
暗い天井をぼんやり見ながら、
何もしないまま時間が過ぎていきます。
そのとき、
ふと「この時間、別に何もしなくてもいいのかもしれない」
と思いました。
有意義なことをしなくてもいいし、
無理に眠らなくてもいい。
ただ、起きているだけでもいい。
そう思えたとき、
眠れない時間の重みが、
少しだけ軽くなった気がしました。
私が変えた“夜の過ごし方”
そこから私は、
眠れない夜の過ごし方を少しずつ変えていきました。
- 目を閉じることにこだわらない:眠れないのに無理に目を閉じ続けるのをやめました。一度目を開けて、ぼんやりするだけでもいいと考えるようにしました。
- 「何もしない」を許す:スマホも見ず、何か作業をするわけでもない。ただ横になっているだけの時間を、否定せずに受け入れるようにしました。
- 夜を評価しない:「昨夜はダメだった」と判定するのをやめました。いい夜かどうかを、いちいち決める必要はないと思うようになったのです。
少しだけ変わったこと
相変わらず、眠れない夜はあります。
でも、
その時間に対する感じ方は変わりました。
以前は
「早く終わってほしい」と敵視していた時間が、
今はそれほど嫌なものではなくなりました。
眠れないままでも、
朝は来るし、
一日は進んでいく。
そう思えるだけで、
夜の静寂が少しだけ優しく感じられるようになりました。
読者への置き手紙
もし今、あなたが眠れない時間を過ごしているなら、
それを「ダメな時間」だと思わないでください。
何かをしなくてもいいし、
無理に眠ろうとしなくてもいい。
ただそのまま過ごすだけでも、
時間はちゃんと流れていきます。
そしてその時間は、
決して無意味に消えていくものではなく、
気づかないうちに少しずつ心を緩めてくれているのかもしれません。
もしこの文章が、
あなたの夜を少しだけ軽くできたなら、
とても嬉しく思います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたの『拍手』や購読が、執筆中の私にとって何よりのエネルギーになります。
