回避性パーソナリティー障害(Avoidant Personality Disorder)(1400文字)

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
先見の明が無いのに 「どうせ悪い方向に進む」と言う人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
***********************
傷つくくらいなら最初から関わらないという選択
回避性パーソナリティー障害は、拒絶されることや否定されることへの過度な恐れから、人との関係や社会的な場面を避けるようになるパーソナリティ障害だ
本当は人とつながりたい気持ちが強いにもかかわらず、「どうせ嫌われる」「恥をかくくらいなら一人のほうがまし」という思いに押されて、自己を引っ込めてしまうこの「望むけれど避ける」という矛盾が、深い苦しみを生む特徴がある
診断のポイントとDSM-5の基準
DSM-5による診断基準では、回避性パーソナリティー障害には以下のような特徴が見られる
・批判や否定に対する過敏さ ・愛されることに自信がなく、人間関係から距離を置く ・恥をかくことへの強い恐れ ・失敗を避けるために新しい活動に踏み出せない ・自分が劣っている、魅力がないと信じている ・他人に好かれているという確信がない限り関係を持てない ・社会的な関係を築くことへの強い葛藤と回避行動
これらの特徴が成人期にかけて慢性的に持続し、生活や人間関係に支障を及ぼしている場合に診断される
傷つきやすさゆえに「つながれない」
回避性パーソナリティー障害の人は、他者からの評価に非常に敏感で、次のような思考パターンに陥りやすい
・少しでも否定されると強く傷つく ・相手のちょっとした表情や言葉を「嫌われた」と解釈してしまう ・関係が深くなるほど不安が増し、自ら距離を置いてしまう
その結果、人と親しくなる機会を自ら手放してしまい、孤独感が深まるという悪循環に陥りやすくなる
自己評価の低さと「安心」のための回避
多くの回避性パーソナリティー障害の相談者は、「自分は愛されるに値しない」「誰も本当の自分を好きにならない」といった根深い自己否定感を抱えている そしてその不安から逃れるために、「傷つかない安全圏」に身を置こうとする傾向が強まる
・恋愛、仕事、友人関係などに積極的に関われない ・失敗や評価を避けるため、行動を控える ・何もしていないのに「避けられている気がする」と感じる
このような状態が続くことで、社会的スキルや自信の喪失にもつながりやすい
心理カウンセリングでの支援とアプローチ
回避性パーソナリティー障害に対しては、心理カウンセラーとの安全な関係性の中で「否定されない経験」を重ねていくことが大切となる 主な支援のポイントは以下の通り
・「安心して話していい」という感覚を育てる関わり ・自己否定的な思考パターンの見直し ・小さな成功体験を積み重ねて自信を育てる ・「断られても大丈夫」と思える体験の支援
相談者が少しずつ「つながる勇気」を持てるように、焦らず丁寧に関わっていく必要がある
傷ついた原因は「力不足」
回避性パーソナリティー障害の背景には、「もう傷つきたくない」「自分が壊れてしまわないように」という防衛の意識がある
過去の失敗の恐怖から回避行動にとらわれるのは、人の原始的な本能だ思考した上で危険を予想して身を守る「リスク回避」とは違う
過去の失敗は、基本的には、コミュニケーション力が低い事が原因の一つだ
失敗を乗り越えるには、コミュニケーション力を鍛える必要があるが、そういう方向には頭が働かない
心理カウンセラーは、「失敗から逃げる事」ではなく、「失敗を乗り越える事」が必要だという事を気付かせる
***********************
***********************
今後も寄り添いませんが、続きが気になったら「スキ」で応援しておいてください
続きを書くかもしれません
***********************