運動依存症(Exercise Addiction)(1200文字)

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
「健康的なのは良い事」としか言わない人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
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動かないと不安、止まると罪悪感が襲ってくる
運動依存症(Exercise Addiction)は、運動を過剰に繰り返さずにはいられず、休息や体調よりも「動き続けること」を優先してしまう状態を指す 健康や美しさのためという名目のもとで、自分を追い込み、やめたくてもやめられないという“こころの依存症”でもある
「鍛えているだけ」「ストイックなだけ」と誤解されやすいが、実際には運動しないと強い不安やイライラ、自己否定に襲われるといった深刻な心理的症状が現れる
運動依存の見えにくさと周囲の勘違い
運動は社会的にも肯定されやすいため、以下のような状態でも「がんばっててすごいね」と褒められてしまうことが多い
・疲れていても休めずにトレーニングしてしまう ・ケガや体調不良でも運動をやめられない ・運動をしないと、罪悪感・自己嫌悪・焦燥感に襲われる ・筋肉量や見た目の変化に異常な執着がある ・「何時間動いたか」が日々の気分を左右する ・食事や体重、消費カロリーを厳しく管理しすぎてしまう
“体を鍛える”という名のもとに、こころがどんどん弱っていく それが運動依存の怖さとなる
なぜ運動が「やめられないもの」になってしまうのか
運動依存の背景には、単なる健康志向ではなく、もっと根深いこころの不安や痛みが隠れている
・「太ったら価値がない」「サボったらダメ」と思っている ・運動中だけは自分を肯定できる気がする ・何かしていないと、自分が無意味に感じてしまう ・他人に認められたい気持ちが、体型や見た目に現れている ・「がんばってる私じゃないと、見てもらえない」と感じている
つまり、運動は「体のため」ではなく「こころの防衛手段」となっていることが多い
身体的リスクと心理的ダメージ
運動依存が続くと、次のようなリスクが積み重なっていく
・オーバートレーニングによる慢性的な疲労やケガ ・生理不順やホルモンバランスの乱れ ・睡眠障害や免疫力の低下 ・運動しなかった日に極端に気分が落ち込む ・人との関係が「食事・運動・体型」の話題中心になる
自分を追い込むほど、心身ともに壊れていく それでもやめられないことに、本人も強い罪悪感を抱えていることが多い
心理カウンセリングでの支援と「止まっても大丈夫な自分」づくり
運動依存に対する心理的支援では、「運動を制限する」のではなく、「動かずにいても大丈夫と感じられる心の状態」を育てることが大切となる
・「動かなきゃいけない」という思考の背景を整理する・体型や外見へのこだわりと自己評価の関係を見つめ直す・“休むこと=負け”という思い込みをゆるめる対話・運動以外の方法で安心感や自己肯定感を得る支援・体ではなく、こころの声に気づいていくプロセス
・心の余裕を生む訓練
・立ち止まる不安に耐える心に鍛える、忍耐、レジリエンス
心理カウンセラーは、「恐怖心に立ち向かう訓練」をサポートする必要がある
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