
ダニング・クルーガー効果:「寄り添ってほしい」もダニング

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
能力が低いのに、自分の能力を過大評価している人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
「自分は普通だと思っていた」「やろうと思えばできると思っていた」
こういう思い込みを持っている人は多いです
特に、精神疾患や発達障害の人には、ダニング・クルーガー効果が働いていることがよくあります
ダニング・クルーガー効果とは
ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人ほど、自分自身の能力を過大評価してしまう心理
逆に、本当に能力がある人は、自分の限界を知っているので、むやみに自信を持たない
人には元々、ダニング・クルーガー効果が起きやすいという性質がある
「なんだ、自分には関係ないな」と思ったかもしれないが、そのような事はない
例えば、以下のようなケースはよくある
発達障害の人が「空気を読んでいるつもり」で的外れな発言をするうつ病の人が「自分は普通に働ける」と思い込んで復職し、すぐにダウンする不安障害の人が「私は冷静に考えられている」と思いながら、実際は不安に振り回されている
どれも、自分の状態を正確に把握できていないから起こることだ
「寄り添ってほしい」も思い込み
精神疾患の人は、自分の考えが「客観的に見て正しいのか」という事を判断するのが難しくなっている
そのため、以下のような思考に陥ることがある
>「自分の気持ちが最優先されるべき」という思い込み
- 「自分がつらいのだから、周りはそれを理解してくれるべきだ」
- 「自分にとって心地よい言葉以外は受け入れられない」
>「正論を言われると傷つく=正論は悪」という誤解
- つらい時に論理的なアドバイスをされると、「冷たい」と感じる
- 正論を言う人は、自分の事を理解していないと考える
>「寄り添ってくれない人=敵」と決めつける
- 「共感しない人は冷たい」「優しくしない人は悪」と極端に考える
- 寄り添う事で解決できると考えている
精神疾患の人は、寄り添うだけでは問題解決にならず、結果的に悪化する可能性を知らない
心理学の専門家ではないのに、「自分の考えは正しい」と思い込んでいる
これらの思考も、ダニングクルーガー効果がはたらいている
正論で傷つくのは、特に気持ちが落ちている状態だ
そういう時には、正論を言う人から遠ざかるという事は本人でもできる
また、言われた事が、本当に正論であるかどうかの判断も怪しい
実際、現実的な解決策は「感情」ではなく「事実」に基づいていることが多い
なぜ精神疾患や発達障害の人はダニング・クルーガー効果に陥りやすいのか
精神疾患や発達障害があると、自己認識能力が低下しやすい
これは、脳の機能がうまく働いていないからだ
例えば、発達障害の一種であるASD(自閉スペクトラム症)の人は、「相手の感情を読むのが苦手」という特性を持つ
だが、本人は「自分はちゃんと分かっている」と思ってしまう
また、うつ病の人は、判断力や認知機能が低下しやすい
それににもかかわらず、「自分はまだ大丈夫」と過信してしまい、無理をしてさらに悪化する
対策:まずは「自分の認識はズレているかも」と疑え
ダニング・クルーガー効果にハマらないためには、「もしかしたら、自分は間違っているかもしれない」と考える習慣をつけることが大切だ
・自分の考えが正しいかどうか、第三者の意見を聞く・「これが常識だ」と思い込まずに、新しい知識を学ぶ・自分の失敗を客観的に振り返る(「なぜうまくいかなかったのか?」を分析する)
「自分は大丈夫」と思っているときほど、本当に大丈夫か疑うことが重要だ
精神疾患や発達障害を持つ人がより良く生きるためには、まず「自分の頭が悪くなっている可能性」を認めることから始めるべきだろう
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