
モラハラチェックリスト【夫婦間での加害者、被害者の行動について】

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
モラハラを受けている人に対しても寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
ちょっと最初の画像が怖いですが、あなたは、「モラハラ」という言葉を知っていますでしょうか?
モラハラするかた(加害者とします)からモラハラを受けているかた(被害者とします)の多くは、「モラハラ」の存在を知らないことが、結構あります
一番多いのは、「モラハラ」という言葉の意味はだいたいはわかっていても、本人がモラハラを受けている事に気付いていないというケースです
今回は、モラハラについての簡単な話と、モラハラを受けているか、自分がモラハラをしていないかわかる簡単なチェックリストです
モラハラ(モラルハラスメント)とは?
モラルハラスメント(モラハラ)とは、直接的な暴力ではなく、言葉や態度、精神的圧力によって相手を傷つけ、支配しようとする行為のことを指す
フランスの精神科医マリー=フランス・イルゴイエンヌが提唱した概念で、日本でも近年注目されている
モラハラは家庭(夫婦・親子)だけでなく、職場や友人関係などさまざまな人間関係で発生する
特に夫婦間では、一方が優位な立場を取り、もう一方を精神的に追い詰めるケースが多い
モラハラの特徴
> 言葉や態度による精神的攻撃
モラハラ加害者は、侮辱や皮肉、嫌味を繰り返すことで、相手の自信を奪う
例)
- 「お前は何をやってもダメだ」
- 「どうせお前にはできないだろう」
- 「もっと〇〇(他の人)みたいになれよ」
- わざとため息をついたり、無視をしたりする
相手を否定し続けることで、「自分が悪いのかもしれない」と思わせ、コントロールしようとする
> 無視や沈黙による精神的な圧力
モラハラは直接怒鳴ったり暴力を振るうわけではないため、外からはわかりにくいのが特徴
そのため、「沈黙」や「無視」を使って相手に圧力をかけることがある
例)
- 話しかけても無視をする
- 突然不機嫌になり、理由を言わずに黙り込む
- 些細なことでキレるが、その後何も説明せずに冷たい態度をとる
このような態度を繰り返すことで、被害者は「何か悪いことをしたのかもしれない」と感じ、相手の機嫌を取るようになる
> 相手をコントロールし、支配しようとする
モラハラ加害者は、相手の自由を奪い、自分の思い通りに動かそうとする
例)
- 「お前に〇〇は向いてないから、やめたほうがいい」と決めつける
- 友人や家族との付き合いを制限する
- お金の管理をすべて握り、自由に使わせない
- 「お前は一人じゃ生きていけない」と言い、自信を奪う
こうした行動は、相手を精神的に追い詰め、逃げられないようにするための手段だ
> 加害者自身がモラハラを自覚していない
モラハラ加害者は、自分の行動が問題であることに気づいていないことが多い
むしろ「これは相手のために言っている」「自分のほうが被害者だ」と思っている場合もある
- 「こんなことを言われるのは、お前が悪いからだ」
- 「俺(私)だって我慢しているんだ」
- 「お前のために言ってるのに、なぜわからないんだ?」
このように、加害者自身が自分を正当化し、被害者のほうを責めることで、モラハラはさらに深刻化する
モラハラ(モラルハラスメント)チェックリスト
仕事や夫婦関係、友人同士でも、相手がモラハラをしていないか確認するためのチェックリスト
該当する項目が多いほど、モラハラの可能性が高い
① 言葉や態度による支配・コントロール
☐ 侮辱する言葉を使われる(「お前はダメな人間だ」「役立たず」など)☐ 皮肉や嫌味、遠回しな否定を頻繁に言われる☐ 自分の意見を言うと、否定や馬鹿にされることが多い☐ 「お前のためを思って言っている」と言いながら、人格を否定される☐ 些細なミスを大げさに責め立てられる
② 精神的な圧力・威圧感
☐ 話しかけても無視されることがある☐ 不機嫌な態度をとられ、理由を聞いても教えてもらえない☐ 感情の起伏が激しく、機嫌を損ねると大声を出したり、物に当たったりする☐ 自分が謝らないと、会話が成り立たないことが多い☐ 「誰のおかげで生活できているんだ」とプレッシャーをかけられる
③ 社会的な孤立を強要
☐ 友人や家族と会うのを嫌がられたり、制限されたりする☐ 交友関係について細かく監視される☐ 「〇〇(友人・家族)はお前に悪影響を与える」と関係を断つように言われる☐ 仕事を辞めるように圧力をかけられる☐ 外出や趣味の活動を制限される
④ 経済的な支配
☐ 生活費を極端に制限される(使い道を厳しく管理される)☐ 「お金を稼いでいるのは俺(私)だから、お前に決定権はない」と言われる☐ 自分の収入を管理され、自由に使えない☐ 買い物のたびに逐一報告を求められる☐ パートナーは浪費するが、自分には節約を強要される
⑤ 自分の気持ちや価値を否定される
☐ 「お前の考えは間違っている」と常に否定される☐ 「お前は感情的すぎる」「おかしい」と言われることが多い☐ 悩みを相談しても「そんなことで悩むなんて弱すぎる」と一蹴される☐ 自分の成功や努力を認めてもらえない(「そんなの誰でもできる」などと言われる)☐ 嬉しいことがあって報告しても、興味を示してもらえない
⑥ 暴力や脅しの兆候
☐ 「離婚したらお前は生きていけない」と脅される☐ 「お前が悪いんだから殴られても仕方ない」と言われる☐ 物を投げつけたり、壁を叩いたりして威嚇される☐ 怒らせると何時間も説教される☐ 「お前を傷つけるつもりはない」と言いながら、恐怖を与えるような行動をする
チェック結果の判断
- 0~5個:問題なし~軽度現時点ではモラハラの兆候は少ないですが、違和感を感じる場合は話し合いを心がけましょう
- 6~10個:注意が必要モラハラの可能性があります関係の見直しや第三者の意見を聞くことをおすすめします
- 11個以上:危険モラハラが深刻なレベルに達している可能性があります一人で抱え込まず、信頼できる人や専門機関に相談を
このチェックリストを使って、自分の関係性を冷静に見直すきっかけになればと思う
