精神疾患とIQの関係—本当に「賢い人ほど病みやすい」のか?

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
IQの高さを言い訳にして病みやすさを正当化する人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
「IQが高い人ほど精神的に不安定になりやすい」
「天才はうつ病になりやすい」
こうした話を聞いたことがあるかもしれません
果たしてこれは事実なのでしょうか
結論から言えば事実ですが、IQが高いというのは、125とか130以上なので、私達には関係の無い話です
この記事では、精神疾患とIQの関係について科学的な視点から掘り下げます
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高IQの人が抱える「精神的リスク」
IQが高いことは、問題解決能力や学習能力の高さを意味する
しかし、その一方で「考えすぎること」が精神的な負担になることもある
>過剰な自己分析と反芻思考
IQが高い人ほど、物事を深く考える傾向がある
・自分の行動や感情を細かく分析しすぎる
・過去の出来事を何度も思い返してしまう(反芻思考)
・未来のリスクを過剰に予測し、不安になりやすい
結果として、不安障害やうつ病のリスクが高まる
>他者との違いによる孤独感
知的能力が高いと、周囲と話が合わないことが多い
・自分の考えを理解してもらえない
・興味のある話題について話せる相手が少ない
・「どうしてこんな簡単なこともわからないの?」と感じ、孤立する
この孤独感が、社会不安や抑うつ状態につながることがある
>完璧主義の罠
高IQの人ほど、完璧を求めがちだ
・100%正しい答えを出そうとする
・失敗を極端に恐れる
・自分に対する期待が高すぎる
こうした完璧主義的な思考は、自己否定感やストレスを増大させる要因になる
低IQの人は精神疾患になりにくい?
逆に、IQが低いと精神疾患になりにくいのか 実はそうとは限らない
>低IQの人が抱えるリスク
・適切な対処法を見つけにくい → ストレスに対して、建設的な解決策を考えにくい ・感情のコントロールが苦手 → 衝動的な行動をとりやすい(衝動性の高いうつ病や不安障害) ・社会的ストレスが多い → 学業や仕事での困難、人間関係のトラブルが多くなる
そのため、IQが低い人でも、環境やストレス要因によって精神疾患になる可能性は十分にある
精神疾患とIQの「科学的データ」
実際に、IQと精神疾患には関係があるのか いくつかの研究結果を紹介する
>高IQと精神疾患のリスク
ある研究では、高IQの人は一般の人よりも精神疾患の発症率が高いことが示されている
・不安障害のリスク → 一般の人の2倍以上 ・うつ病のリスク → IQが高いほど抑うつ症状を経験しやすい ・双極性障害(躁うつ病) → 芸術家や科学者など、IQが高い職業に多い
この背景には、前述した「過剰な思考」「孤独感」「完璧主義」などの心理的要因がある
>低IQと精神疾患のリスク
一方で、IQが低い人は以下のリスクが高まる
・統合失調症の発症率が高い → 認知機能の低下と関連がある ・衝動的な行動が増える → 自傷行為やリスクの高い行動をとりやすい ・社会的ストレスに対する脆弱性 → 経済的困難、対人関係のトラブルが多くなる
つまり、IQが高すぎても低すぎても、異なる形で精神疾患のリスクが上がることがわかる
IQが高くても「病まない」ための工夫
では、IQが高い人が精神疾患にならないためにはどうすればいいのか
>考えすぎを防ぐ
・「考えすぎる自分」に気づいたら、意識的に手を止める ・瞑想や運動で思考を整理する ・反芻思考をやめるために、紙に書き出す
>完璧主義を手放す
・80%の出来でOKと考える ・失敗しても成長の機会だと思う ・「完璧を求めることが逆に非効率」と理解する
>孤独を避ける
・同じ興味を持つ人とつながる(オンラインコミュニティなど) ・自分の思考を共有できる場を作る ・「違いを楽しむ」姿勢を持つ
>環境を整える
・高IQの人は「合わない環境」にいると病みやすい ・自分にとってストレスの少ない仕事や生活環境を選ぶ ・自分に適したペースで生きることを意識する
まとめ
「IQが高い人ほど病みやすい」というのは、ある程度は事実だ
・考えすぎる傾向があり、不安やうつになりやすい
・周囲と話が合わず、孤独感を感じやすい
・完璧主義がストレスを増大させる
しかし、IQが低い人も別の要因で精神疾患になる可能性がある
重要なのは、IQの高さではなく「環境の適応力」
IQが高くても、自分に合った考え方や環境を選べば、病まずに生きていくことができる
「賢い人ほど病みやすい」ではなく、「賢い人ほど適応の仕方を学べば健康に生きられる」
自分の特性を理解し、無理のない生き方を見つけることが、心の健康を守るカギになる
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