無意味な承認欲求「私の人生を認めてほしい」

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

こんにちは🍵

自分の人生を認めてほしいと言う人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です

承認欲求とは、「他者から認められたい」「自分の存在価値を認めてもらいたい」と願う気持ちのことを指します

この記事の事も認めてもらいたいものです

人間なら誰しも持つ感情ですが、精神疾患や発達障害を抱える人の場合、「自分の人生そのものを認めてほしい」という、漠然とした承認欲求が強くなる傾向があります

これは正直、何を言ってるのか訳の分からない承認欲求です

まあ、何を言っているのかわかりますが、しかし、これには明確な意義や実用的なメリットが見えにくく、周囲の人間からすれば「何を求めているのか分からない」と感じさせることが多いです

なぜこのような心理状態に陥るのか、その背景と影響を解説します

ーーーーーー

1. 「訳の分からない承認欲求」が生まれる理由

① 自己評価の歪み

精神疾患や発達障害を持つ人は、過去の失敗や挫折、周囲との違いを意識しやすい

その結果、「自分には価値がない」「普通の人と同じように生きられない」という感覚を抱きやすくなる

しかし、人間は「価値がない」と思いながら生きるのは辛いため、無意識のうちに「誰かに価値を認めてもらうことで、自己否定を打ち消したい」と考える

ただし、その「価値」とは何なのか明確に定義できず、単に「自分の人生そのものを認めてほしい」といった漠然とした要求になりやすい

② 存在の肯定を求める気持ち

通常の承認欲求は、「仕事で成果を出す」「他人に貢献する」など、具体的な行動を通じて満たされる

しかし、精神疾患や発達障害を持つ人は、「普通の努力では認められない」「自分は何をやってもダメだ」と感じやすく、行動を通じた承認を求めるのではなく、ただ「生きている自分そのものを認めてほしい」という方向に傾くことがある

③ 孤立感と自己防衛の心理

精神疾患や発達障害を持つ人は、社会の中で孤立しやすく、「誰も自分を理解してくれない」「普通の人には分からない」という感覚を持ちやすい

この孤独感が強まると、「それならせめて、自分の人生のあり方を肯定してくれる人が欲しい」という欲求が生まれる

これは自己防衛の一種であり、否定されることで自尊心がさらに傷つくのを避けようとする心理的メカニズムでもある

2. この承認欲求の問題点

① 他者に理解されにくい

「自分の人生を認めてほしい」という要求は、抽象的すぎて他者に伝わりにくい

多くの人は「何を認めてほしいのか?」「どうすれば満たされるのか?」が分からず、対応に困る

結果として、求めていた承認が得られず、さらに孤独感が強まり、承認欲求が肥大化する悪循環に陥る

② 自己満足に終わるリスク

具体的な努力や成果を通じて承認されるのではなく、「ただ認めてほしい」という欲求が強くなると、現実と向き合う機会を失いやすい

例えば、「自分は発達障害だから仕方がない」「精神疾患があるから普通の生き方はできない」といった考えが強まると、環境を改善しようとする意欲が低下する

結果として、問題が解決しないまま、承認欲求だけが先行する状態になりやすい

③ 依存的な対人関係を生みやすい

「自分の人生を認めてほしい」という欲求は、特定の人に依存する形になりやすい

例えば、SNSやコミュニティ内で同じ境遇の人を探し、「お互いに認め合おう」とするケースがある

しかし、これは根本的な解決にはならず、一時的な安心感しか得られない

また、相手の態度が少しでも変わると「裏切られた」と感じ、対人関係のトラブルにつながることもある

3. 承認欲求を健全な形に変えるには

① 「何を認めてほしいのか?」を具体化する

漠然と「人生を認めてほしい」と求めるのではなく、「どの部分を肯定してほしいのか?」を明確にすることが重要

例えば、

·      「自分は○○が得意だと認められたい」

·「これまで乗り越えてきた苦労を評価してほしい」

· 「こんな経験をした自分の強さを理解してほしい」

といったように、具体的な要素に分けることで、他者からのフィードバックを受けやすくなる

② 行動を通じて自己肯定感を高める

「自分の人生そのものを認めてほしい」という欲求は、他者依存になりやすいため、自分自身で自己肯定感を高める努力が必要になる

例えば、

·      小さな成功体験を積み重ねる(達成感を得る)

·自分の強みや得意なことを見つける

·  誰かに貢献する経験をする(ボランティア、趣味の共有など)

といった取り組みを続けることで、他者からの承認がなくても自分を肯定できるようになっていく

③ 承認されることより「自分が納得できる生き方」を目指す

他者の承認を求めるよりも、「自分が納得できる生き方」を重視する方が、長期的に満足度が高い

「どうすれば他人に認められるか?」ではなく、「自分がどんな生き方をすれば納得できるか?」に焦点を移すことで、承認欲求に振り回されることが少なくなる

4. まとめ:承認欲求の正体と向き合い方

精神疾患や発達障害を抱える人は、「自分の人生を認めてほしい」という、漠然とした承認欲求を持ちやすい

しかし、この欲求は具体的な目標がなく、他者に伝わりにくいため、満たされにくい

解決策としては、

·     「何を認めてほしいのか?」を明確にする

·   行動を通じて自己肯定感を高める

·      他者の承認ではなく、自分が納得できる生き方を考える

ことが重要になる

「誰かに認めてもらわなければ生きられない」という状態ではなく、「自分自身が納得できる生き方をする」ことが、本当の意味での自己承認につながる


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