
毒親とは【定義と特徴】

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
毒親の元で育った人にも寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
先日、「自分の親が毒親かどうか知りたい」というご相談がありました
意外かもしれませんが、自分の親が毒親かどうか、わからない事は結構あります
確かに、毒親という言葉は広まりつつありますが、その毒親の定義までは認知されていません
毒親の定義と特徴について書いてみます
毒親の定義
毒親の定義は、私個人の表現としては、「子どもを支配し、子どもの一生に害悪を及ぼす親」
毒親は心理的な罪悪感で子供を操作し、その影響は、子ども自身が克服しない限り、子どもの一生にわたって悪影響がある
子どもに対し、虐待行為、モラハラをする
「毒親」という言葉は、アメリカの医療コンサルタント活動などをしているスーザン・フォワードさんが著書「Toxic Parents, Overcoming Their Hurtful Legacy and Reclaiming Your Life(毒になる親 一生苦しむ子供)」で初めて使用した
Toxic Parentsの部分が「毒親」toxicの意味が「有毒な」

そして、毒親について調べてみると、「斎藤学」という名前が出てくる
斎藤学さんは、共依存やアダルトチルドレン(AC)の概念を日本に広めた精神科医
著書『「毒親」の子どもたちへ』で、AC論の概念から派生した毒親論の弊害について書いている
毒親の特徴
さきほどのスーザン・フォワードさんの著書の目次の一部が、次のようになっており、これが毒親の主な特徴と言える
一章 「神様」のような親二章 義務を果たさない親三章 コントロールばかりする親四章 アルコール中毒の親五章 残酷な言葉で傷つける親六章 暴力を振るう親七章 性的な行為をする親
斎藤学さんは、次のように分類している
(1) 過干渉、統制型の親(2) 無視親(ネグレクト)(3) ケダモノのような親(激しい暴力や暴言・性的虐待など、心身の健康、時には生命にも関わるもの)(4) 病気の親(周囲の適切な支援と保護が必要な精神障害の親、ごく少数であるが反社会性パーソナリティ障害のような親)
(1) 過干渉、統制型の親
毒親として相談される割合が一番高い、子どもをコントロールするタイプ
社会人になり、自分が何をしていったらいいのかわからなくなる場合、こういった毒親の元で育っている
そして、いつまでも子供でありたい、成長したくない気持ちから、拒食症のような摂食障害になるケースもある
(2) 無視親(ネグレクト)
子どもにとって必要な世話をしない、子どもに全く目を向けない放任タイプ
兄弟のどちらかばかりに異常に世話を焼き、どちらかにはまったくかまわないというのも、これに該当する
母親の場合、娘は他の家へ嫁ぐため、自分を守ってくれる息子のほうを大事にする
(3) ケダモノのような親(激しい暴力や暴言・性的虐待など、心身の健康、時には生命にも関わるもの)
子どもに性的虐待をしたり、殴る、蹴る、ベランダに放り出す、罵声を浴びせるなどする
小さい子どもが亡くなる事件が起きニュースで流れるが、これに該当する
この様な親も、精神疾患であったり、何らかの発達障害を持っている
精神疾患や発達障害だと、子どもに危害を加える事も普通にあり得る
(4) 病気の親(周囲の適切な支援と保護が必要な精神障害の親、ごく少数であるが反社会性パーソナリティ障害のような親)
これは、精神障害を持った親だ
うつ病などの精神疾患で子どもの世話ができない、親が自殺をしてしまうということもある
親が子どもを産む前やシングルになったときに、問題行動を起こす
新たな恋人を逃さないために子どもを産むという、依存症タイプだと、恋人に別れられた場合、残った子どもに対する愛情はないので、愛情を注いで育てるという事はできない
子どもを手放さないのは、母子給付金がもらえるという理由だけだ
こういう親の元で育った子どもは、親を恨んでいなかったりする
親から離れるべきとも思わず、自分を責め続け、親にいい子だと思われようと常に努力したり、とても心苦しい
>スーザン・フォワードさんの書籍
Toxic Parents, Overcoming Their Hurtful Legacy and Reclaiming Your Life(毒になる親 一生苦しむ子供)

>斎藤学さんの書籍
依存症と家族


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