「やる気が出ない」は甘えじゃない—心理学的に正しい対処法

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
やる気が出ないことを「甘え」と決めつける人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
「やる気が出ないのは甘えだ」
「怠けているだけでは?」
こんな言葉を聞くことがあるかもしれない
しかし、実際には「やる気が出ない状態」には、心理学的な理由があります
無理に気合いで乗り越えようとすると、逆にメンタルが悪化してしまうこともあります
この記事では、「やる気が出ない原因」と「正しい対処法」について解説します
やる気が出ない理由
「やる気が出ない」状態には、さまざまな原因がある
>脳が「エネルギー不足」になっている
やる気は、脳の「報酬系」と関係が深い
やる気を生み出すのはドーパミンという神経伝達物質
ドーパミンが不足すると、やる気が湧かなくなる
ストレスや疲労が溜まると、脳がエネルギーを節約しようとし、ドーパミンの分泌が減る
結果として、何をするにも億劫に感じるようになる
>目標が遠すぎて、行動ができない
人は、「達成可能な目標」にはやる気を感じやすい
しかし、ゴールが遠すぎると「どうせ無理だ」と感じてしまう
・「3ヶ月で10kg痩せる」
・「英語を話せるようになりたい」
このような目標は、やる気をなくす原因になりやすい
>「報酬がない」と脳が判断している
脳は、「やること」と「得られるメリット」を天秤にかけている
・勉強しても、すぐに成果が出ない
・仕事をしても、給料がすぐに上がるわけではない
・運動しても、すぐに痩せるわけではない
このように「すぐに報酬が得られない行動」は、やる気を感じにくい
やる気を出すための心理学的アプローチ
>「ハードルを下げる」
やる気が出ないときは、行動のハードルを思い切り下げる
・運動をしたい → 「5分だけストレッチする」
・勉強をしたい → 「ノートを開くだけやる」
・掃除をしたい → 「机の上のゴミを1つ捨てる」
小さな行動を積み重ねることで、脳が「やれそう」と判断し、自然とやる気が湧いてくる
>「やる気が出る前に動く」
「やる気が出たらやる」ではなく、「やるからやる気が出る」
行動を始めると、脳のドーパミンが分泌され、やる気が生まれる
・とりあえず手をつける
・やり始めることでスイッチが入る
・最初の5分だけ頑張る
これを意識するだけで、やる気の波に乗りやすくなる
>「ご褒美を用意する」
脳は「報酬がある」とやる気を出す
・勉強したら好きなお菓子を食べる
・運動したら好きな音楽を聴く
・仕事が終わったら映画を見る
こうすることで、「やること=楽しいこと」と結びつき、自然とやる気が出やすくなる
>「環境を整える」
やる気が出ないときは、環境を変えるのも効果的
・勉強が進まないなら、図書館やカフェに行く
・運動が続かないなら、ウェアをすぐ着られる場所に置く
・仕事がはかどらないなら、机の上を片付ける
環境が変わると、気持ちも切り替わり、行動しやすくなる
「やる気が出ない自分」を責めない
「やる気が出ない」と自分を責める人は多い
しかし、やる気は「意志の力」だけではどうにもならない
脳が疲れているときは、休むのが正解
やる気が出ないのは、甘えではなく脳の仕組みの問題
「やる気が出ない=ダメな人」ではない
無理に頑張ろうとせず、「どうすれば行動できるか」を考えることが大切だ
まとめ
「やる気が出ない」状態は、心理学的に見ても自然なこと
やる気が出ないのは、脳のエネルギー不足や目標設定の問題
行動のハードルを下げることで、やる気を引き出せる
「とりあえず動く」ことで、ドーパミンが分泌される
報酬を設定し、環境を整えることで、やる気をコントロールできる
「やる気が出たらやる」ではなく、「やるからやる気が出る」
自分を責めるのではなく、うまくやる気を引き出す方法を見つけていこう
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