アルツハイマー病(Alzheimer's Disease)

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
「年を取ったからしょうがない」で逃げる人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
アルツハイマー病とは何か
アルツハイマー病は、神経認知障害の中でも最も多いタイプの進行性の疾患である
脳内の神経細胞が徐々に死んでいくことによって、記憶、判断力、言語、空間認識などあらゆる認知機能が失われていく
初期段階では、最近の出来事を思い出せない、同じ話を繰り返すといった症状から始まる
それが進むにつれ、家族の顔や住んでいる場所がわからなくなる、季節や時間の感覚が崩れるといった深刻な混乱が起こる
本人の「らしさ」が徐々に薄れていく過程が、周囲にも強烈な喪失感を与える
症状の進行はどうなっていくか
アルツハイマー病は、はっきりとした段階的な進行をたどる
初期では「最近物忘れが多い」といった軽度の症状だが、やがて日常生活全体に支援が必要な状態へと変わっていく
中期になると、料理の手順がわからない、道に迷う、感情の起伏が激しくなるなど、本人と家族の両方にストレスがかかる場面が増える
そして後期には、排泄、食事、着替えなども自力でできなくなり、完全な介護が必要になる
身体機能も衰え、最終的には寝たきりになるケースも多い
周囲との関係性に現れる影響
この病気の本当の苦しさは、単に記憶を失うことではない
本人がなぜ叱られているのかわからず、家族はなぜ話が通じないのか分からないという「理解の断絶」が続いていくところにある
周囲はつい「何度言ったらわかるの?」「また忘れてる」と苛立ちを募らせやすい
しかし、本人に悪気はなく、できないのは病気のためだ
この構造を理解できないと、関係はどんどん破綻していく
信頼も絆も、病気の進行とともに壊れていくような感覚を抱くことになる
感情は最後まで残るという視点
アルツハイマー病では、言葉や記憶が失われても「感情」は比較的長く残るとされている
つまり、「怒鳴られた」「笑ってくれた」という体験の印象は、言語や記憶を超えて本人の中に残りやすいということになる
だからこそ、介護する側の関わり方が重要になる
何を言ったかではなく、どう接したか
どれだけ丁寧な説明をしても、威圧的だったり焦っていたりすれば、本人には「怖かった人」としてだけ残ってしまう
関わりの質が、残された感情に与える影響は大きい
本人の尊厳をどう守るか
アルツハイマー病のケアで最も重要なのは、記憶を失っても「人間としての尊厳」が失われるわけではないという前提に立つこと
できないことに注目するのではなく、できること・残されている能力に光を当てることが鍵となる
誰かに頼ることは恥ではないし、支援されることがその人の価値を損なうわけでもない
「できないあなた」を見ているのではなく、「あなたらしさを保とうとする姿」を見つめ直すことが、介護のスタート地点になる
記憶が薄れても、関係性が消えるわけではない
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