『共有地をつくる』 平川克美著 2022年
※「 」は書籍の内容を私が解釈したものになります。
※ → 以降は解釈からの私の意見になります。
音声解説
https://www.youtube.com/watch?v=9oy4-zDlZu8
同じ本でも読む人・読む時期・読む場所によって、感じ方は違ってきます。ぜひ一度手に取って読んでみてください。
「人間の消費行動は、物を欲しくなるから集めるのではなく、集めることで欲しくなる傾向がある。資本主義の商品社会は、欲望を刺激して売り上げを伸ばしている。過剰な私有物が増えるほど、欲望は増す。」
→ では、どうすれば最初の集めてしまうのを防ぐことができるのでしょうか? 今の手元にスマートフォンがある方、パソコンでショッピングをしている方、家にテレビがある方、つまりほぼ99%の人間は商品社会からの刺激をシャットアウトするのは不可能です。
防ぐことはできませんが、過剰な欲望を抑える方法としては、一晩寝かすになります。
加えてもっと大事なのは、取り敢えず誰かに言うになります。高額な数万円以上の振込みは、家族や友人に、いや誰でも良いので内容を伝える、これ私の処方箋です。
相談ではありません。ただ「この商品を、サービスを買うので○○万円振込む予定なんだ」これだけでよいのです。ああ、これだけをしていれば、私は数百万円を失わずに済みました。
「不平等や格差は、社会が競争を生み出すために積極的に作り出してきたもので、これが社会発展の原動力となっている。」
→ 競争は必要です。そこでは勝者と敗者は必ず生まれます。またどんな個人で楽しめる趣味においても、それを追求する過程では、どうしても勝ち負けに拘ってしまいます。
筋トレにおいて、身体が変わった、日々の生活が楽になった、ここまでなら全員が勝者になれます。
ですがそこから追及すればするほど、大会に出て評価されたい、SNSに写真や動画を投稿して評価されたい、この想いが強くなるのは必然です。
そこにおいては他人との比較や勝ち負けがどうしても発生します。
仕事でも趣味でも、全員が勝者になれる部分はあります。ここを大切にしましょう。同時に勝ち負けや比較する部分を、楽しみましょう。
「新自由主義は格差と孤立を生み出すが、これには共同体の負の側面からの逃避が背景にある。」
→ 地域の行事、家族の集まり、職場の学校の行事、友達のとの集まり、煩わしいと感じることも多いです。私もそうです。
そして、現代では、コロナ禍以降では、避けることが選択の1つであると尊重される?ことが増えてきました。
ほんの少し煩わしいと感じた出来事を避け続けていると、手遅れの状況に陥ります。いや手遅れなんてことは、決してないかもしれません。今が一番若い時です。
しかし、関りから逃げなかった。関りから逃げてきた。両者には、埋められない格差が蓄積されていきます。その蓄積が10年20年と続いている場合(私も当てはまります。)同じ土俵に上がるのは相当な努力が必要となります。
※「 」は書籍の内容を私が解釈したものになります。
※ → 以降は解釈からの私の意見になります。
同じ本でも読む人・読む時期・読む場所によって、感じ方は違ってきます。ぜひ一度手に取って読んでみてください。