病院や施設勤務の理学療法士が経験ゼロから「あなたに頼みたい!」と選ばれるヘルスケア講師になる10の秘訣

福田裕子
国家資格取得の学びと臨床の経験を活かせるキャリア選択
「どうして、そんなに上手く話しができるの?」
「どうして、そんなにフリーで活動できるの?」
「どうして福田さんの講演やイベントはわかりやすい?」
「どうすれば指名で地域や企業団体から求められるようになるの?」
こうしたご質問をよくいただくようになり10年。
そこで、「福田さんに頼みたい」と言ってくださる方々に取材したところ、思いもよらない発見がありました。じつは最初、理学療法士向けに仕事術をまとめることに迷いがありました。理学療法士には体系的な教育システムがすでに存在するからです。しかし取材を進めるうちに明らかになったのは、「選ばれる人材」になるために必要なのは専門知識や治療技術だけではないということでした。
ある保健師さんからこんな声がありました。「最近のPTさんの講座、ここ3年何も変わっていないんです(笑)。人が変わっても内容が同じで、新鮮さや工夫が感じられません。面白みのない話が多いんです。動画を見せるだけの講座もありました。もっと創意工夫が必要なのではないでしょうか」
正しいことをまじめに伝えるだけで本当にいいのでしょうか?
高齢者は、楽しく集まって座って体操をしていれば、それで本当にいいのでしょうか?私には、それでいいとは思えませんでした。
このレポートを作成するにあたり、女性理学療法士の方々から事前にいただいた質問をご紹介します。
⭐これからの理学療法士にとって必要なスキルや考え方、あり方は?
⭐女性の理学療法士だから出来ること、女性理学療法士である価値とは?
⭐フリー(起業)となるために、やるべきことと必要な準備は?
⭐どうしたら心動く、動かす言葉かけができるようになりますか?
⭐理学療法士としての強みや活躍できる分野、社会では必要とされる分野は?
⭐まず、どのような知識を身につける必要がありますか?
⭐どのような人たちと交流したらいいの?
⭐行政や民間団体との関わり方や、関わるきっかけは何でしたか?
⭐予算や支出、副業としてのやりかたは?個人事業者への道のりとは?
少子高齢化と人口減少、AIやテクノロジーの進展が進む現代、日本の理学療法士の仕事も変わりつつあります。これまでの枠にとらわれず、自分のビジネスを築き、フリーとして活躍する人が増えている現在、私の経験や考えも少しでも皆さんのヒントになればと思います。
すべてお伝えしきれるわけではありませんが、私の経験と気づきをもとに、これからの理学療法士のキャリアと働き方を一緒に考えていきましょう。

それでは、”病院や施設勤務の理学療法士が経験ゼロから「あなたに頼みたい!」と選ばれるヘルスケア講師になる10の秘訣 ”をお届けします!
- 教科書通りの話はしない