【AIが調べる #26】試験勉強がラクになる。無料AIに“暗記カード”を自動で作らせて反復学習する3つの技
ギャルドラ@AI頑張ってみる
この記事はAIが調べて書いています。無料でできる範囲・画面やボタンの名前・提供機能は変わることがあるため、使う前に必ず各ツールの公式サイトで最新の表示をご確認ください。
「テキストや資料をもう一度読み返すのは大変。でも、覚えたいことだけを効率よく頭に入れたい」――資格試験、語学、学び直し、社内研修。そんな“覚える勉強”で、いちばん面倒なのが暗記カード(フラッシュカード)を自分で作る作業です。表に用語、裏に説明。これを1枚ずつ手で打ち込むのは、正直しんどい。
この記事で主役にするのは、その「カード作り」をまるごとAIに任せてしまう無料ツールです。資料やテキストをAIに渡すと、AIが「表=用語・裏=解説」の暗記カードや、一問一答クイズを自動で作ってくれます。 さらに、間隔反復(かんかくはんぷく)=覚えたカードは間隔をあけて出し、苦手なカードは何度も出す仕組みで、記憶に定着させるところまで面倒を見てくれます。
この記事を読み終えると、あなたは次のことができるようになります。
- 手元の資料(PDFやテキスト)から、暗記カードをAIに自動で作らせる(技1)
- 覚えたい文章をコピペして、一問一答クイズにして“自分の弱点”をあぶり出す(技2)
- 間隔反復で「今日やるべきカードだけ」を回して、少ない時間で記憶に定着させる(技3)
そして、無料でどこまで使えるのか、AIが作ったカードをそのまま信じていいのか、といった便利さの裏で必ず知っておくべきことまで、先に正直に整理します。
このシリーズの他の回との違いも先に言っておきます。 以前紹介した #1 Gemini や #10 NotebookLM は、資料を読み込ませて「調べる・要約する・質問に答えさせる」道具でした。いわば“理解する”ための相棒です。今回はそこから一歩進んで、資料を「暗記カードやクイズに変換して、覚える・反復する」という学習行動そのものに特化します。理解した内容を、テストで思い出せる形にして頭に刻む――そのための道具、という位置づけです。
鮮度メモ(2026年7月時点):2026年は、無料で使える「AI暗記カード生成ツール」が一斉に実用段階へ広がったカテゴリです。国産の学習サービス learningBOX は、2025年12月22日に「AIでかんたん暗記カード生成」(登録不要・無料)をリリースし、PDFやお題からAIがカードを自動生成できるようになりました。海外では Knowt(無料でフラッシュカード無制限・AI生成・間隔反復)が2026年に利用者を大きく伸ばし、StudyGlen は科学的な間隔反復アルゴリズム「FSRS-5」と多言語対応(生成は41言語)を無料枠で提供しています。カテゴリ全体が動きの速い分野なので、無料の条件や画面の名前は今後変わり得ます。数値や仕様は改定され得るため、使う前に必ず各公式サイトで今の表示を確認してください。
このツールでできること(3つの住み分け)
今回は役割の違う3つのツールを、目的別に使い分けます。まずは全体像を表で押さえてください。
| ツール | 立ち位置 | 日本語 | 登録 | 無料でできること(執筆時点・要確認) |
| QuizGenerator(AIでかんたん暗記カード生成) | 主入口。まず試すならこれ | ◎ 画面も日本語 | 不要 | 何回でも無料。お題入力またはPDFから、暗記カードを1回2〜20枚自動生成 |
| Knowt | 定番・大規模。本格的に続けるなら | △ 画面は英語(日本語カードは作れる) | 要(無料アカウント) | フラッシュカード無制限・AI生成・学習モード・小テスト・間隔反復が無料 |
| StudyGlen | 間隔反復(FSRS)重視。科学的に回すなら | ○ 生成は41言語対応(日本語含む) | 試すだけなら不要 | ゲスト(未登録)は1日1デッキ/クイズ無料。PDF・テキスト・画像・YouTubeから生成、FSRSで反復 |
ざっくり言うと、まず日本語で気軽に試すなら QuizGenerator、本格的にカードを貯めて長く続けるなら Knowt、「今日やるべきカードだけ」を科学的に管理したいなら StudyGlen、という住み分けです。1つに絞らず、目的に合わせて選んでください。
始め方(3ステップ)
どのツールも、大きな流れは同じ3ステップです。難しい準備はありません。

- 覚えたい材料を用意する:教科書のPDF、まとめノート、単語リストなど、カードにしたいテキストや資料を手元に用意します。長い資料はまず一部(1章ぶんなど)から始めると失敗しにくいです。
- ツールに入れる:公式サイトを開き、テキストを貼り付けるか、PDFをアップロードします。カードの枚数や種類(用語カード/一問一答など)を選び、生成ボタンを押します。数十秒でカードができあがります。
- カードで反復する:できたカードをめくって覚えます。覚えられたか・自信がないかを記録すると、苦手なカードだけが繰り返し出てくるようになります。これを毎日少しずつ回します。
※ボタン名や画面の並びは更新で変わることがあります。「材料を用意 → ツールに入れる → カードで反復」という大きな流れだけ押さえ、細かい表記は実際の画面で確認してください。以下、3つの具体的な使い方を、そのまますぐ真似できる手順・具体例つきで紹介します。

技1 資料やお題から暗記カードを自動生成する(QuizGenerator)
最初にやってほしい、いちばん簡単な入口です。国産の QuizGenerator(クイズジェネレーター)の「AIでかんたん暗記カード生成」 を使います。画面がすべて日本語で、会員登録もいらず、何回でも無料。日本語の資料が確実に通るので、初心者の最初の一歩に最適です。
そのまま真似できる手順
- ブラウザで公式サイト(quizgenerator.net)を開き、「AIでかんたん暗記カード生成」のページに進みます(quizgenerator.net/create-card-ai/)。
- 入力方法を選びます。短いお題を打つ(例:「日本史 江戸時代の重要用語」)か、手元のPDFをアップロードするかの2通りです。
- 作りたいカードの枚数を、2〜20枚の間で選びます(無料で作れるのは1回あたり最大20枚です)。
- 「AIで暗記カードを作る!」ボタンを押すと、数十秒で「表=用語・裏=解説」のカードが自動生成されます。
そのまま使えるお題(コピペで使えます)
日本史の江戸時代に関する重要用語を暗記カードにして。
表に用語、裏にその意味を初心者向けにやさしく。TOEIC頻出の英単語(ビジネス系)を暗記カードにして。
表に英単語、裏に日本語の意味と例文を1つ。出力イメージ(どんなカードが返るか)
上の日本史のお題を入れると、たとえば次のようなカードが返ってきます。
【カード1】表:参勤交代
裏:江戸幕府が大名を定期的に江戸と領地に往復させた制度。大名の費用負担を大きくし、力を抑えるねらいがあった。
【カード2】表:鎖国
裏:江戸幕府が外国との交流・貿易を大きく制限した政策。長崎など限られた窓口だけで交易を続けた。
【カード3】表:享保の改革
裏:8代将軍・徳川吉宗が行った幕政改革。財政の立て直しや目安箱の設置などを行った。このように、1枚ずつ手で打ち込む必要がまったくないのが最大のメリットです。PDFを渡せば、教科書やレジュメの内容から一気にカードを作ってくれます。まずはここで「AIにカードを作らせる」感覚をつかんでください。
【必ず確認】AIが作った説明(裏面)は、年号・定義・人物名を取り違えることがあります。覚える前に、必ず教科書や原典で内容が正しいかを確かめてください(この点は後半の「誠実さの核」で詳しく説明します)。

技2 文章をコピペして一問一答クイズにし、弱点をあぶり出す(Knowt)
2つ目は、Knowt(ノート) を使って、覚えたい文章を一問一答のクイズに変え、「自分がどこを分かっていないか」をあぶり出す技です。Knowtは海外の大規模な学習サービスで、無料でフラッシュカードを無制限に作れて、AI生成・学習モード・小テスト・間隔反復まで無料という太っ腹さが特長です。画面は英語ですが、日本語のカードも作れます(日本語の文章を貼れば、日本語のまま出題されます)。
そのまま真似できる手順
- knowt.com を開き、無料アカウントを作ります(メールまたはGoogleアカウントでログイン)。
- 「Create(作成)」から新しいノートやフラッシュカードのセットを作り、覚えたい文章を貼り付けます。または、KnowtのAI生成機能でPDFやノートからカードを自動作成します。
- カードができたら、「Practice Test(練習テスト=小テスト)」モードを選びます。すると、カードが一問一答のクイズ形式で出題されます。
- 答えていくと、間違えた問題=あなたの弱点が記録されます。次からは、その弱点を重点的に出してくれます。
サンプル:貼り付けた文章 → 生成される一問一答
たとえば、次の文章を貼り付けたとします。
光合成とは、植物が光エネルギーを使って、二酸化炭素と水からデンプン(糖)と酸素を作り出すはたらきのことである。おもに葉の葉緑体で行われる。すると、Knowtはこの文章から次のような一問一答を作ります。
Q1. 植物が光エネルギーを使って養分を作るはたらきを何という?
A1. 光合成
Q2. 光合成で作り出される気体は何?
A2. 酸素
Q3. 光合成はおもに葉のどこで行われる?
A3. 葉緑体教科書を読むと「分かった気」になりますが、いざ問われると答えられない――これが暗記でいちばん怖い落とし穴です。一問一答にして自分でテストすると、「読んで分かる」と「思い出せる」の差がはっきり見えます。間違えた問題だけを繰り返せば、少ない時間で穴をふさげます。
【必ず確認】Knowtは画面が英語なので、最初は戸惑うかもしれません。まずは短い日本語の文章1つで試して、日本語のカードがきちんと作れるかを確認してから、本格的に使い始めると安心です。日本語の出題精度が物足りなければ、日本語に強い技1のQuizGeneratorと併用してください。

技3 間隔反復で「今日やるカードだけ」を回す(StudyGlen)
3つ目は、暗記を科学的に効率化する技です。StudyGlen(スタディグレン) は、FSRS(エフエスアールエス) という間隔反復アルゴリズムを無料で使えるのが売りです。間隔反復とは、ざっくり言うと「忘れかけたちょうどいいタイミングでカードを出す」仕組み。覚えたカードは間隔を大きくあけ、苦手なカードは短い間隔で何度も出す。これにより、全部を毎日やらなくても、今日やるべきカードだけを回せば記憶が保てるようになります。
そのまま真似できる手順
- studyglen.com を開きます(試すだけならログイン不要。ゲストのまま使えます)。
- PDF・テキスト・画像・YouTube動画などから、フラッシュカードのデッキ(カードの束)を生成します。テキストを貼るか、資料をアップロードするだけです。
- できたデッキで学習を始めます。カードをめくって答えを思い出したら、「どれくらい思い出せたか」を評価します(例:バッチリ/ふつう/苦手)。
- あとはFSRSが、次にそのカードを出す日を自動で調整します。毎日アプリを開くと、「今日やるべきカード」だけが並ぶので、それを消化するだけでOKです。
運用イメージ(毎日どう回るか)
月曜:新しく20枚のカードを生成 → 全部を初回学習
火曜:「今日のカード」に、苦手だった8枚だけが出る → それを復習
水曜:昨日バッチリだった分は出ない。あやふやな5枚 + 苦手の再出題
…
1週間後:しっかり覚えたカードは「数日〜十数日後」まで出てこない。苦手なカードだけが短い間隔で回り続けるこのように、「全部を毎日見直す」のではなく、「忘れそうなものだけを、忘れる直前に見直す」のがFSRSの狙いです。勉強時間が限られている社会人や、範囲の広い資格試験で、とくに効果を発揮します。StudyGlenは日本語を含む多言語で生成できるので、語学の単語帳としても使えます。
デッキを仲間と共有する:多くの暗記カードツールでは、作ったデッキに共有用のURL(リンク)を発行できます。同じ資格を目指す仲間や勉強会のメンバーにリンクを渡せば、1人が作ったカードをみんなで使えるので、作る手間を分担できます(共有の可否・方法はツールや無料/有料で異なるため、公式で確認してください)。
【必ず確認】StudyGlenの無料ゲスト利用は、確認時点で1日1デッキ/クイズまでとされています。たくさん作りたい日は上限に当たることがあります。無料枠は変わり得るので、公式の表示で確認してください。
【いちばん大事】AIのカードは“下書き”。覚える前に必ず照合する
ここは料金の話より上に置きます。この記事でいちばん守ってほしい約束です。
AIが作る暗記カードは、とても便利ですが、内容が間違っていることがあります。とくに、
- 年号・数字(例:出来事の年をずらす)
- 用語の定義(似た用語と取り違える)
- 人物名・固有名詞(別人の業績を混ぜる)
こうした部分を、AIは“もっともらしく”間違えることがあります。しかも暗記カードは、間違った内容でも繰り返し覚えてしまうのが怖いところ。一度おかしな形で覚えると、あとで直すのが大変です。
だから、AIが作ったカードは「完成品」ではなく「よくできた下書き」だと考えてください。 覚え始める前に、必ず教科書・原典・信頼できる資料と照らし合わせて、内容が正しいかを確認する。この一手間だけは、絶対に省かないでください。とくに試験に直結する年号や定義は、1枚ずつでも確認する価値があります。
あわせて、次の2点も守ってください。
- 機密・個人情報・社外秘の資料はアップロードしない:会社の未公開資料、顧客情報、個人情報などは、AIツールに入れないでください。どうしても使う場合は、名前や数字を匿名化(別の文字に置き換える)してから入れます。
- 日本語の出力品質はツールで差がある:英語を主とするツール(Knowtなど)は、日本語カードの精度が英語より落ちることがあります。まず短い題材で試して、日本語がきちんと作れるかを確かめてから本格利用してください。日本語が確実に通るのは、国産のQuizGeneratorです。
無料でできること/気をつけること(線引き)
便利な3ツールですが、無料枠と注意点を正直に整理しておきます。ここは飛ばさず読んでください。

| 項目 | 内容(執筆時点・公式で要確認) |
| 無料枠は各社バラバラ | QuizGenerator=何回でも無料・登録不要だが1回最大20枚。Knowt=フラッシュカード無制限が無料(アカウント登録は必要)。StudyGlen=ゲストは1日1デッキ/クイズまで無料。無料の条件はどれも変わり得ます |
| カードの中身は必ず照合 | 上の章の通り、年号・定義・人物名は取り違えが起きます。覚える前に必ず教科書・原典で確認。AIのカードは“下書き”です |
| 機密資料は入れない | 社外秘・個人情報・未公開資料はアップロードしない。使うなら匿名化してから |
| 日本語の精度に差 | 英語UIのツールは日本語カードの精度が落ちることがある。まず短い題材で試す。日本語が最も確実なのは国産のQuizGenerator |
| 有料の案内が出ることがある | どのツールも、たくさん使う・高度な機能を使うと、有料プランや追加購入の案内が出ることがあります。まずは無料の範囲で十分試せます |
とくに大事なのは、上から2つ目です。「AIが作った=正しい」ではありません。 暗記カードは繰り返して頭に刻む道具だからこそ、中身が正しいことの確認を、必ず最初の習慣にしてください。
まとめ──「カードを作る」から解放されて、「覚える」に集中する
3つのツールでできることを、無料で試せる範囲で振り返ります。
- 手元の資料やお題から、暗記カードをAIに自動で作らせる(技1・QuizGenerator=日本語で確実・登録不要)
- 覚えたい文章をコピペして、一問一答クイズにして弱点をあぶり出す(技2・Knowt=無制限で本格運用)
- 間隔反復(FSRS)で「今日やるべきカードだけ」を回して定着させる(技3・StudyGlen=科学的に効率化)
今まで、暗記勉強のいちばんの重荷は「カードを1枚ずつ作る作業」でした。AIは、その面倒な部分をまるごと肩代わりしてくれます。おかげであなたは、作ることではなく「覚えること」に集中できるようになります。
まずは技1を1回だけやってみてください。覚えたい資料を1つ、QuizGeneratorに入れて、暗記カードを作ってみる。 日本語で、登録もいらず、数十秒でカードができる手軽さが分かれば、勉強のハードルが静かに下がります。慣れてきたら、Knowtで本格的にカードを貯め、StudyGlenで間隔反復に回す――と段階を上げていけます。
もう一度だけ大事なことを。AIが作った暗記カードは“下書き”です。覚える前に、必ず教科書・原典で内容を確認する/機密の資料は入れない/無料の条件は公式で確認する――この3つだけは必ず守ってください。それさえ押さえれば、あなたは今日から「覚える勉強」を、ぐっとラクに進められます。
このシリーズでは、こうした「無料で試せるAIツール」を毎回1つ、実際に手を動かせる形で取り上げています。気になった方は、他の回ものぞいてみてください。
