【AIが調べる #5】楽器ゼロでOK。無料AIに歌詞つきの曲を作らせる技3つ(ElevenLabs Music)
ギャルドラ@AI頑張ってみる
この記事は、AIが最新情報を調査・整理して執筆したものです。2026年5月27日、音声AIで知られる ElevenLabs(イレブンラボ)社が、AI作曲モデルの新版「Music v2(ミュージック v2)」を発表し、2026年6月にかけて正式に展開されました。これは言葉で指示を書くだけで、歌詞もボーカルもついた一曲が丸ごと出てくるツールです。「明るいシティポップ、女性ボーカル、90秒」と書けば、本当にその曲が鳴ります。楽器も楽譜もパソコン上の音楽制作ソフト(DTM)の知識も、一切いりません。しかも無料で試せます。この記事では、(1)プロンプト一発で一曲つくる、(2)歌詞やサビの構成を自分で指定する、(3)気に入らない所だけ作り直す・ジャンルを切り替える、の3つを、そのままコピペできる指示文つきで紹介します。読み終えたら、動画のBGM・配信のジングル・SNSに添える短い曲を、自分で作れるようになります。
まず知っておくべき正確な情報(2026年6月時点)
先に前提をはっきりさせます。ここを誤解すると、特に「お金」と「使ってよい範囲」で損をするので、最初に押さえてください。
- いつの版か:新版「Music v2」は2026年5月27日に発表され、その後2026年6月にかけて正式展開されました(この記事はその直後に書いています)。前の版より、ボーカル・演奏・曲の構成・多言語対応が良くなっています。
- どこで使うか:パソコンのブラウザで公式サイト https://elevenlabs.io/music を開けば使えます。ElevenLabs のアカウント登録(無料)が必要です。スマホでは、iPhone(iOS)向けに「ElevenMusic」という専用アプリも出ています(Android版があるかは公式で要確認)。この記事はブラウザ版を前提に説明します。
- 料金(無料枠):無料プランでは、月に 10,000クレジットぶん使えます(この数値は時期で変わることがあるので、最新は公式の料金ページで要確認)。クレジットは曲を作るたびに消費され、無料枠を使い切ると翌月まで待つ形です。お試しには十分な量です。
いちばん大事な「無料/有料」の線引き。これは必ず読んでください。
| 無料プラン | 有料プラン(Starter=スターター) | |
| 料金 | 0円 | $5/月〜(月額・最新は公式で要確認) |
| 使う目的 | お試し・個人利用まで | 商用利用OK(動画収益化・販売・仕事の制作など) |
| 商用利用 | 不可 | 可 |
| 表記(クレジット) | 必須(後述) | 不要 |

- 無料は「商用NG+表記が必要」:ここを間違えると規約違反になります。無料プランで作った曲を公の場に出すときは、ElevenLabs への表記(クレジット)が必要です。ElevenLabs の説明によると、Music(音楽)で作ったものについては、配布の際に「Eleven Music」を参照(明記)する形で表記する、とされています。そして、無料プランの生成物は商用利用できません。YouTube の収益化動画・販売する作品・仕事の納品などに使いたいなら、商用利用がついた有料プラン(Starter=月$5〜)が必要です。
- 「学習データは商用クリア」と「無料は商用NG」は別の話:公式は「Music v2 はライセンス取得済みのデータだけで学習しており、商用利用に向けて整理されている」と説明しています。ただしこれは有料プランで使った場合に商用利用できるという話で、無料プランそのものが商用OKになるわけではありません。混同しないでください。
つまり、まずは無料で気軽に試せる。けれど、お金が絡む使い方(収益化・販売・仕事)をするなら、月$5〜の有料プランに上げて、表記の条件もクリアする——これが正しい理解です。
なぜ「言葉だけで曲が作れる」のがうれしいのか
ふつう曲を作るには、楽器が弾けて、楽譜が読めて、パソコン上の音楽制作ソフト(DTM=デスクトップ・ミュージック)を操作できて……と、いくつもの壁があります。AI作曲は、その壁を全部とばします。「どんな曲が欲しいか」を言葉で書くだけで、メロディも伴奏も歌も、AIが代わりに組み立ててくれます。
このシリーズでは前回まで、文字で指示するチャットAIや、AI内蔵の無料動画編集ソフトを扱ってきました。今回は別の入口、「音楽を作る」という創作そのものをAIに肩代わりさせる回です。動画のBGMを探して回る時間、ジングルを外注する費用、SNSに添える短い曲——こうした「あったら便利だけど自分では作れなかった音」が、言葉だけで手に入ります。
ここからは、無料で試せる3つの技を、コピペできる指示文つきで紹介します。

技1:プロンプト一発で一曲つくる
いちばん基本の使い方です。作りたい曲の特徴を言葉で書いて、生成ボタンを押すだけ。歌詞もボーカルもAIが自動で用意し、一曲を丸ごと出してくれます。
うまく作るコツは、指示文に6つの要素を入れることです。「ジャンル+雰囲気+ボーカルの有無+テンポ(速さ)+長さ+用途」の順に書くと、AIが狙いを外しにくくなります。
操作はかんたんです。
- ブラウザで https://elevenlabs.io/music を開き、無料アカウントでログインする。
- 指示文(プロンプト)の入力欄に、作りたい曲を言葉で書く。
- 生成ボタンを押して、出てきた曲を再生する。

そのままコピペできる指示文の例を3つ挙げます(日本語でそのまま貼れます)。
- コピペ例A(動画BGM向け):明るいシティポップ。女性ボーカル。カフェのBGM向けで、おしゃれで軽やか。テンポ速め。90秒。
- コピペ例B(配信のオープニング向け):元気なエレクトロポップ。ボーカルなしのインスト。ゲーム配信のオープニング用で、わくわくする感じ。アップテンポ。30秒。
- コピペ例C(しっとりした場面向け):静かなピアノ中心のバラード。男性ボーカル。夜の落ち着いた雰囲気で、感動的。ゆっくりめ。60秒。
出てくる曲のイメージは、こんな感じです。
(コピペ例Aを入れると、明るいコード進行のシティポップが、女性ボーカルの歌入りで30秒〜90秒ほど鳴ります。「テンポ速め」を入れると軽快なリズムになり、入れないとAIが雰囲気に合わせて勝手に決めます。気に入らなければ、もう一度生成すると毎回ちがう曲が出ます)
つまずきポイント:指示があいまいだと、AIが平凡な曲を返しがちです。「いい感じの曲」だけだと、何が「いい感じ」かAIには伝わりません。ジャンル名(シティポップ/エレクトロ/バラードなど)と、雰囲気を表す言葉(明るい/切ない/激しい)を必ず入れると、狙いに近づきます。逆に要素を詰め込みすぎると曲がちぐはぐになることもあるので、まずは上の6要素くらいから始めるのがおすすめです。

技2:歌詞やサビの構成を自分で指定する
技1は「全部おまかせ」でしたが、Music v2 は歌詞を自分で渡したり、曲の構成(イントロ→サビ など)を指定したりもできます。「ここで自分の書いた歌詞を歌わせたい」「サビをはっきり立てたい」というときに使います。
ポイントは2つです。
- 歌詞を自分で書いて渡す:指示文の中に「次の歌詞で歌って」と書き、歌詞を続けます。AIが作る歌詞ではなく、あなたの言葉を歌わせられます。
- セクション(構成)を指定する:「イントロ」「Aメロ」「サビ」といった曲の部品(セクション)を言葉で指定できます。編集画面には「+ セクションを追加」のような操作もあり、イントロ→サビ……と順番に組み立てていけます。
そのままコピペできる指示文の例です。
- コピペ例D(自分の歌詞を歌わせる):明るいポップス、女性ボーカル、テンポ速め、60秒。次の歌詞で歌ってください。「朝が来た 窓を開けて 今日も歩き出す 君と笑って」
- コピペ例E(構成を指定する):アップテンポなロック。男性ボーカル。構成は「静かなイントロ → 盛り上がるサビ → 落ち着くエンディング」。90秒。
出てくる曲のイメージは、こんな感じです。
(コピペ例Dを入れると、渡した歌詞をそのまま女性ボーカルが歌う、明るいポップスが出てきます。日本語の歌詞にも対応していますが、言葉の区切りやアクセントが少し不自然になることがあり、その場合は歌詞を短く区切る・ひらがなを増やすなどで改善することがあります。コピペ例Eでは、イントロが静かに始まってサビでぐっと盛り上がる、メリハリのついた構成になります)
つまずきポイント:歌詞を渡しても、長すぎると曲の長さに収まらず、一部しか歌われないことがあります。曲の長さ(秒数)に対して歌詞の量が多すぎないか意識してください。また、日本語の歌詞は発音が不自然になる場合があります。気になる箇所は技3の「一部だけ作り直す」で直すのが現実的です。

技3:気に入らない所だけ作り直す・ジャンルを切り替える
一曲まるごとは気に入ったのに、サビの一部だけ微妙——そんなとき、最初から作り直すのはもったいないです。Music v2 には、選んだ部分だけをやり直す「インペイント」という機能があります(「インペイント」=曲の一部だけAIに描き直させる、という意味です)。さらに、曲の途中でジャンルを切り替えることもできます。
使い方の考え方は次のとおりです。
- 作った曲の中で、直したい区間を選ぶ。
- その区間にだけ、新しい指示を出して作り直し(インペイント)を実行する。選んだ所だけが差し替わり、ほかはそのまま残ります。
- ジャンルを変えたいときは、「ここからジャンルを変える」と指示を出す。
そのままコピペできる指示文の例です。
- コピペ例F(一部だけ作り直す):サビの部分だけ、もっと盛り上がるように、コーラスを厚くして作り直してください。
- コピペ例G(途中でジャンルを切り替える):前半は静かなピアノのバラード、後半から激しいロックに切り替えてください。90秒。
出てくる曲のイメージは、こんな感じです。
(コピペ例Gを入れると、しっとりしたピアノで始まり、途中からドラムやギターの効いたロックに変わる一曲になります。ElevenLabs は「一曲の中でオペラからヘヴィメタルへ、そしてまた戻る」といった大胆な切り替えも、音楽として破綻しないようにつなげられる、と説明しています。インペイントでは、選んだ区間だけが新しくなり、それ以外は元のまま保たれます)
つまずきポイント:技1・技2に比べて、こうした細かい編集はやや上級です。無料プランでどこまで使えるか(インペイントやジャンル切替が無料枠の範囲か)は、公式で要確認です。また、作り直しのたびにクレジットを消費するので、無料枠だと回数に限りがあります。まずは技1で一曲作る感覚に慣れてから、技3に進むのがおすすめです。
つまづきポイント・無料で使うときの注意
最後に、無料で使うときに引っかかりやすい点を、正直にまとめます。
- 【最重要】無料は商用NG+表記が必須:くり返します。無料プランで作った曲は商用利用できません。そして公の場に出すときは、ElevenLabs への表記(「Eleven Music」を参照する形)が必要です。収益化動画・販売・仕事の納品に使うなら、商用利用がついた有料プラン(Starter=月$5〜)にしてください。「無料で作って、そのまま収益化動画に使う」はやってはいけません。
- AIは完璧ではない・作り直し前提:一発で理想の曲が出るとは限りません。同じ指示でも毎回ちがう曲が出るので、「何回か生成して、いちばん良いものを選ぶ」「気になる所は技3で直す」を前提にしてください。
- 日本語の歌詞はクセが出ることがある:英語に比べると、日本語の発音やアクセントが不自然になる場合があります。歌詞を短く区切る、ひらがなを増やす、などで改善することがあります。
- クレジット(無料枠)には上限がある:無料は月10,000クレジットぶん(数値は要確認)。生成や作り直しのたびに減るので、計画的に使ってください。使い切ったら翌月まで待つか、有料プランに上げる形です。
- 著作権・学習データの扱いは公式の説明どまりにする:ElevenLabs は「ライセンス取得済みのデータで学習している」と説明していますが、AI生成音楽をめぐる権利の考え方は今後変わる可能性もあります。ここは断定せず、実際に商用で使う前には公式の利用規約を自分で確認してください。
- 操作画面の名称は最新で確認する:新しいツールなので、ボタンやメニューの名前・位置が更新で変わることがあります。見当たらないときは「壊れている」ではなく「名前か場所が変わった」と考え、近い言葉を探してください。
まとめ
- 2026年5月27日発表・6月正式展開の ElevenLabs Music v2 は、言葉で指示するだけで歌入りの曲が丸ごと出るAI作曲ツール。https://elevenlabs.io/music で無料で試せます(iPhone向けアプリ「ElevenMusic」もあり)。
- 技1:プロンプト一発で一曲つくる——「ジャンル+雰囲気+ボーカル+テンポ+長さ+用途」を書くだけ。
- 技2:歌詞やサビの構成を自分で指定する——自分の歌詞を歌わせる/イントロ・サビを組み立てる。
- 技3:気に入らない所だけ作り直す・ジャンルを切り替える——インペイントで一部だけやり直し、曲の途中でジャンル変更も。
- 無料=お試し・個人利用までで、商用はNG+表記が必須。収益化・販売・仕事に使うなら有料プラン(Starter=月$5〜)。ここだけは間違えないでください。
このシリーズでは、チャットAIや無料の動画編集ソフトを扱ってきました。今回は初めての「音楽を作る」回です。まずは無料で、技1の指示文(コピペ例A)を貼って、自分だけの一曲を作ってみてください。言葉だけで歌が鳴る感覚を、ぜひ一度体験してみてください。
参考リンク
- ElevenLabs Music v2 発表(公式ブログ):https://elevenlabs.io/blog/introducing-music-v2
- ElevenLabs Music 公式ページ:https://elevenlabs.io/music
- ElevenLabs Music ドキュメント:https://elevenlabs.io/docs/eleven-creative/products/music
- ElevenLabs 料金ページ:https://elevenlabs.io/pricing
- ジャンルを曲の途中で切り替えられる新モデル(TechCrunch):https://techcrunch.com/2026/05/27/elevenlabss-new-music-generation-model-can-switch-genres-mid-track/
