【AIが調べる #4】無料動画編集ソフトDaVinci Resolve 21の面倒を肩代わりするAIツール3つ(初心者OK)
ギャルドラ@AI頑張ってみる
この記事は、AIが最新情報を調査・整理して執筆したものです。2026年6月3日、Blackmagic Design社のプロ向け動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダヴィンチ・リゾルブ)」のメジャー新版21が正式リリースされました。注目は、たくさんの新AIツールが追加され、その多くが完全無料の標準版でそのまま使える点です。月額課金もクレジットカード登録もいりません。この記事では、(1)音声から字幕を自動で起こす、(2)動く被写体に文字やモザイクを自動でくっつける、(3)言葉でクリップを探す、の3つを、ソフトの操作手順つきで紹介します。読み終えたら、動画編集で一番面倒な「字幕の手打ち」「モザイク追いかけ」「素材探し」を、AIに肩代わりさせられるようになります。
まず知っておくべき正確な情報(2026年6月時点)
先に前提をはっきりさせます。ここを誤解したまま進めると損をするので、最初に押さえてください。
- いつの版か:DaVinci Resolve 21 は、2026年6月3日に正式リリースされた最新メジャー版です(この記事はその直後に書いています)。
- 料金:標準版の「DaVinci Resolve」は完全無料・サブスクなし・使用期限なしでダウンロードできます。お金を払う必要はありません。
- どこで手に入るか:公式サイト https://www.blackmagicdesign.com/products/davinciresolve の「今すぐダウンロード」から。無料版(DaVinci Resolve)と有料版(DaVinci Resolve Studio)が並んでいるので、無料版を選んでください。
- 対応OS:Windows / macOS / Linux の3つに対応しています。
- 無料とStudio($295)の線引き:21の新AIツールは、その多くが無料版で使えます。一方、最上位のAIノイズ除去「UltraNR」や、GPUをフルに使う一部の重いAI処理、4Kを超える超高解像度の書き出しなどは、買い切り$295のDaVinci Resolve Studio限定です。後ろの「つまづきポイント」で機能ごとにもう一度整理します。
- 動作環境はやや重め:DaVinciはプロ用ソフトなので、快適に動かすにはそこそこのパソコン(特にグラフィックボード=GPU)が推奨されます。AIの処理はあなたのパソコン上で動く(クラウドではない)ぶん、古い・非力なパソコンだと時間がかかったり動かないことがあります。
つまり、追加料金もカードも要らず、公式から無料版を入れるだけで、プロ用ソフトのAIツールを本物のまま試せる、ということです。
なぜ「AI内蔵の無料ソフト」がうれしいのか
このシリーズでは前回まで、ChatGPTやGeminiのような「文字で指示するチャットAI」を扱ってきました。今回はまったく別の入口です。AIが最初から組み込まれた無料ソフトを、自分で操作するタイプです。
動画編集には、創作的で楽しい部分と、ただ面倒なだけの単純作業が混ざっています。字幕を1行ずつ手で打つ、動く人の顔にモザイクを1コマずつ追わせる、大量の素材から目的の場面を探す——こうした「面倒なだけ」の作業こそ、AIに任せたい部分です。DaVinci Resolve 21は、まさにそこをAIで肩代わりしてくれます。
ここからは、無料版で確実に使える3つの技を、操作手順つきで紹介します。

技1:音声から字幕を自動で起こす「Voice to Subtitle」
動画編集でいちばん面倒な作業のひとつが、字幕(テロップ)の手打ちです。これをAIが音声を聞き取って自動で文字にし、表示するタイミングまで合わせてくれるのが「Voice to Subtitle(音声から字幕)」です。無料版で使えます。
操作手順は次のとおりです。
- DaVinci Resolveを起動し、新しいプロジェクトを開く。
- 字幕を付けたい動画ファイルを画面にドラッグして読み込み、画面下のタイムライン(編集する帯)に乗せる。
- 画面上部のメニューから「Subtitle(字幕)」→「Create Subtitles from Audio(音声から字幕を作成)」を選ぶ。
- 出てきた設定画面で、話している言語(日本語など)や、1行あたりの文字数といった条件を選ぶ。
- 実行ボタンを押すと、AIが音声を聞き取り、タイムラインに字幕がずらりと自動で並ぶ。
操作後に出てくるイメージは、こんな感じです。
(タイムラインの字幕トラックに、しゃべっている内容が短い字幕として時間に沿って自動で並びます。再生すると、声に合わせて画面下に字幕が出ます。12分ほどの動画でも、数分で一通りの字幕が出来上がります)
つまずきポイント:AIの聞き取りは万能ではありません。人名・商品名・専門用語などの固有名詞は誤変換されやすいです。実際、はっきりした発音でも100%正確とはいかず、雑な発音や雑音があるほど精度は落ちます。「自動で全部おこす→気になる箇所だけ手で直す」という流れが基本だと思ってください。それでも、ゼロから全部手打ちするのに比べれば、作業量は段違いに減ります。
日本語UIと英語UIの違い:DaVinciは日本語表示にもできますが、メニュー名が英語版と少し違うことがあります。日本語表示なら「字幕」メニューの「音声から字幕を作成」あたりを探してください。見つからないときは、設定(環境設定)で表示言語を確認すると整理しやすいです。

技2:動く被写体に文字やモザイクを自動で追わせる「IntelliTrack AI」
歩いている人にモザイクをかけ続けたい、動く車に説明の文字をくっつけて動かしたい——こういう「動く対象を追いかける」作業も、従来は手間でした。21の「IntelliTrack AI」は、おおまかに範囲を囲むだけで、AIがその被写体を理解して自動で追いかけてくれる新しい追従(トラッキング)機能です。無料版で使えます。
ここでは「動く人にモザイクをかけ続ける」を例に、最小の手順を示します。
- タイムラインで、追従させたいクリップ(動画の一区切り)を選ぶ。
- エフェクト(ResolveFX)の一覧から、ぼかし/モザイク系のエフェクトを、そのクリップに重ねる。
- モザイクをかけたい部分(人の顔など)を、画面上でざっくり囲む。きっちりでなくて構いません。
- トラッキング(追従)を実行すると、DaVinciのAI(ニューラルエンジン)が、その被写体が動いても自動で追いかけ、モザイクが付いてくる。
- ずれた箇所があれば、その時点だけ位置を直して微調整する。
操作後に出てくるイメージは、こんな感じです。
(囲んだ顔にモザイクがかかり、その人が歩いて画面の中を移動しても、モザイクが顔にくっついたまま一緒に動きます。回り込みや一瞬の隠れにも、ある程度ついてきます)
つまずきポイント:AIの追従は強力ですが、被写体が完全に隠れたり、似たものがたくさん画面にあると、追従が外れることがあります。「自動で大部分を追わせる→外れたところだけ手で直す」のが現実的です。また、この処理はパソコンに負荷がかかるため、非力なパソコンだと時間がかかります。
補足:「文字やモザイクを動く対象にくっつける」という考え方は、テロップを人物に追従させたり、商品に常に注釈を付けたりといった応用にもそのまま使えます。

技3:言葉でクリップを探す「IntelliSearch」
撮影した素材が増えてくると、「あの夕暮れの海のカット、どこだっけ?」と探すだけで時間が溶けます。「IntelliSearch」は、素材の中身をAIが解析しておき、言葉で検索できるようにする機能です。ファイル名を几帳面に付けていなくても、写っているもので探せます。無料版で使えます(無料版・Studio版の両方に含まれます)。
操作手順は次のとおりです。
- 探したい素材を、メディアプール(素材の置き場)に読み込んでおく。
- IntelliSearchで素材を解析(分析)させる。AIが各クリップに「何が写っているか」の情報を付けていく。
- 解析が終わったら、検索欄に探したいものを言葉で入力する(例:「elephant(ゾウ)」「海」「人の顔」など)。
- 条件に合うクリップだけが結果として表示されるので、そこから使いたいものを編集に持っていく。
操作後に出てくるイメージは、こんな感じです。
(「elephant」と検索すると、ゾウが写っているクリップだけがメディアプールに一覧表示されます。たくさんの素材の中から、目視で1つずつ確認しなくても、目的の画にすぐたどり着けます)
つまずきポイント:まず解析(分析)をさせないと検索できません。読み込んだ直後ではなく、AIが中身を読み終えてから探せるようになります。また、現状は「ゾウ」「車」「木」といった写っている物体での検索が得意で、「引きの画だけ」のような撮り方の指定など、抽象的な検索はまだ苦手です。具体的な被写体名で探すのがコツです。検索はあなたのパソコン上で動き、クラウドに素材を送らないので、その点は安心材料です。
つまづきポイント・無料で使うときの注意
最後に、無料で使うときに引っかかりやすい点を、正直にまとめます。
- 無料とStudio($295)の線引き:今回紹介した3つ(Voice to Subtitle/IntelliTrack/IntelliSearch)は無料版で使えます。一方、最上位のAIノイズ除去「UltraNR」や、GPUをフルに使う一部の重いAI処理、4Kを超える超高解像度の書き出し、カメラ直結の取り込みなどは、買い切り$295のDaVinci Resolve Studio限定です(価格は為替・公式の最新表記で変わることがあるので、買う前に公式で要確認)。
- CineFocus(後からピント調整)について:撮影後にピント(ボケ)を後から調整できる「CineFocus」というAIエフェクトも21の目玉ですが、無料版では使える解像度に制限があり、フル画質はStudio限定との情報があります。無料で試す範囲では「お試しで触れる」程度に考え、線引きは公式で確認してください(この点は断定を避けます)。
- AI字幕は手直し前提:技1のとおり、固有名詞の誤変換は起こります。「自動生成→手直し」をセットで考えてください。
- 動作環境はやや重め:AI処理はあなたのパソコン上で走ります。グラフィックボード(GPU)がしっかりしたパソコンほど快適です。非力なパソコンだと、処理に時間がかかったり、一部が重くて使いにくいことがあります。
- メニュー名は日本語UI/英語UIで違う:表示言語によってメニューの呼び名が変わります。英語名(Subtitle、Create Subtitles from Audio など)を手がかりに、日本語側の近い言葉を探すと見つけやすいです。
- 機能名・配置は版で変わることがある:新しい版なので、アップデートで名称やボタンの位置が少し変わることがあります。見当たらないときは「壊れている」ではなく「名前か場所が変わった」と考え、近い言葉のメニューを探してください。
まとめ
- 2026年6月3日、プロ用動画編集ソフト DaVinci Resolve 21 が正式リリース。標準版は完全無料(Win/Mac/Linux・カード不要)で、新AIツールの多くがそのまま使えます。
- 技1:Voice to Subtitle——音声から字幕を自動生成。手打ちが激減。固有名詞だけ手直し。
- 技2:IntelliTrack AI——おおまかに囲むだけで、動く被写体に文字やモザイクを自動追従。
- 技3:IntelliSearch——素材をAIに解析させ、言葉でクリップを検索。素材探しが速くなる。
- 無料とStudio($295)の線引きは機能ごとに確認を。UltraNRなど一部はStudio限定。
このシリーズでは前回まで「チャットAIに文字で頼む」技を扱ってきました。今回は「AI内蔵の無料ソフトを操作する」という別の入口です。まずは公式から無料版をダウンロードし、短い動画で技1の「音声から字幕」を一度試してみてください。手打ちしていた字幕が数分で並ぶ感覚を、ぜひ体験してみてください。
参考リンク
- DaVinci Resolve 21 正式リリース(PetaPixel):https://petapixel.com/2026/06/03/davinci-resolve-21-officially-released-with-new-photo-editing-ai-tools-and-much-more/
- DaVinci Resolve 公式(Blackmagic Design):https://www.blackmagicdesign.com/products/davinciresolve
- DaVinci Resolve What's New(Blackmagic Design):https://www.blackmagicdesign.com/products/davinciresolve/whatsnew
- 無料版のAIツール解説(DigitalbyDefault.ai):https://digitalbydefault.ai/blog/davinci-resolve-21-ai-tools-2026
- IntelliSearch / CineFocus ハンズオン(CineD):https://www.cined.com/davinci-resolve-21-hands-on-at-nab-2026-photo-page-intellisearch-and-cinefocus-in-action/
