【PR】
英語の聞き流しは効果がある?ない?ということの結論
英語の聞き流しって効果があるんでしたっけ?
それとも意味がないんでしたっけ?
流行っていたスピードラーニングの教材が聞き流しを推奨していたり、それでは効果がないと対立する教材が現れたりと、結局のところ英語の聞き流しはどうなのかということがわからなくなってきていませんか?
1.賛成派と反対派の立場
聞き流し賛成派と反対派、それぞれの立場としてはこのようなものになっていると推測します。
賛成派
・赤ちゃんはテキストで勉強したり、文法を覚えるのではなく、ひたすら大量の英語を聞くことによって英語を覚えていく。本質的な覚え方は大量の英語を聞くことではないか?
・英語を真剣に聞く方が効果はあるにしても、聞き流しであっても英語を聞いていることには代わりはない。英語を聞いていないよりも聞いている方が少しずつ上達していく。
・英語を常に聞くことによって耳が慣れていくため効果がある。
・海外に行くと自然と英語が話せるようになる。
反対派
・子どものときと大人になってからでは脳の構造が異なり、大人は真剣に勉強して英語を覚えるしかない。聞き流しでは定着しない。
・1日中英語ニュースを流していてもそれで英語が上達しなかったという話がある。理解していない英語を聞いていても意味がない。
・英語だからなんとなくできるように思えるだけで他の全く知らない言語をずっと聞いていても、聞き取れたり話せるようになるわけがない。英語も実は同じ。
このような論調があったかと思われます。
どれも聞いたことがあって納得できるような話だと思いませんか?
結局のところ、いろいろな話が出てきていて、正解がはっきりしない状態のままになっている人がほとんどではないでしょうか?
2.youtubeで出てくる聞き流し効果の是非
youtubeで英語の聞き流し効果について調べてみるとこのようなものが出てきます。
有名なメンタリストDaiGoさん。
最初に結論を言ってくれていて、35秒~で効果はあります。効果はあるけど、それだけで英語が話せるようになるわけではなく、サブ的な効果があるという結論。サプリ的な意味合いで効果があるという話がありました。
次にこの動画です。
英語の聞き流しは意味ない!?プロが教えるリスニング勉強法 |英語学習お悩み相談 vol.008
意味が理解できていないものをただ聞くのは効果的ではない。
日本にいて意味のわからない英語を聞いていても意味がない。
自分がどれだけ英語を実際に使わなければいけない環境かが大事。シャドーイング、音読などが必要。
聞き流すだけでいいの?リスニング力の効果的な伸ばし方【#257】
単に聞き流すだけでは大きな効果はない。
聞き取れない表現はスルーせず、チェックすること。わからなかったものは書き出したり、携帯にメモすること。
理解のできない英語は雑音・バックミュージックにしかならない。
英語は聞き流しだけじゃダメ!知っておくべき効果的な勉強法
聞き流しの英語は全く効果がないわけではない。
ただし、いつの間にか話せるようにはならない。赤ちゃんはできるようになるといっても、母国語と第二言語は違い、7~8歳で同じようには習得できなくなる。
そして赤ちゃんは聞き流しているだけではなく、自分自身もコミュニケーション、トレーニングしている。大人のただ聞き流していることとは行動が異なる。
ここまでの動画を見ると、大体の結論というのはわかりますね。
3.聞き流しについての前提が異なる
聞き流しの効果についてある、ないの議論をする前に実は聞き流しについての前提が結構異なっていることがわかります。
聞き流すといっても、ただ理解もできない英語ニュース等を朝から晩まで流していて、知らず知らずのうちに話せるようになるというような回答はありませんでした。
聞き流しで効果があるというのは、その英文を聞き取ることができる、あるいは知っているというケースに限られます。
頭を働かせながら聞き取らないと意味がないわけです。
その人の英語レベルによってある程度聞き取れるレベルになってくると、自然と流れている英語が頭に入って学習効果が出てくるけど、全くの初心者ではいつまでたっても聞こえない、話せるようにはなりません。
そうすると、最初はひたすら聞き流しても、効果はゼロではないかもしれないけど、そこまでは期待できなくて、自分で聞き取れる英文を少しずつ増やすしかないということになります。
4.スピードラーニングも厳密にはただの聞き流しではない
スピードラーニングもただ英文を聞き流しているのかというと、実はそうではありません。
英語だけのバージョンもありますが、英語と日本語が交互に話されるのがメインになっています。
実は英語と日本語を交互に聞くことによって、まだ英語を直接大量に聞いても解できない人を助けていて、英語の意味を日本語に結びつける訓練を行っているのです。
本質は何も考えずに聞き流すことではなく、日本語と照らし合わせて、しっかりとフレーズを身に着けていくということなのです。
売るための宣伝として聞き流しと言っていますが、本当にマスターするにはテキストもありますし、聞き流しそのものではないんですよね。
5.聞き流し中心の人は注意
ここまで書いてきたように聞き流しについての効果というのは、その人の状況次第ということがあり、誰もが効果が出る方法ではありません。
普段の英語の勉強が聞き流し中心だという人は、本当に聞いている英語のレベルが自分に合っているのか、その英語が理解できているのかを改めて確認するようにしましょう。
関連記事
アメリカ人の速い英語を聞き取る練習動画
英語で道案内ができるようになりたい!初級者の英語道案内の動画
英語を聞き流しでスピードラーニング風に。シャドーイングにぴったり。