ソフトバンクの決算説明会の動画の情報が良いなんて話がありましたのでyoutubeで視聴してみました。
どう良いのかというと、別にソフトバンクグループの株を持っていたり、投資家であったりするわけではなく、未来の投資先、これからの未来について知ることができるということです。
通常の決算説明会であれば、あくまで企業の決算なので、淡々と業績についての説明が行われたり、取り組んでいる事情がさらっと紹介されるくらいのものかと思います。
Softbankの場合、明らかに方向性が違います。
目の前の数字が大切だということは間違いありませんが、目の前の数字ではなくその先の未来を見せようとする作りになっているのです。
実際に実績を作っているというところももちろん見せるのですが、この先のテクノロジーを知ることができる、今流行ってきているもの、これから流行りそうなものを知ることができる良い動画になりそうです。
例として出てきたのが中国の事例。
AIを使って幼児向けの教育。少人数でのクラスで数学やロジカルシンキングを教えるが、教育をゲーム感覚として進めていく。子どもの目が生き生きとしている。AIのカメラで受講状態の姿勢や表情、答え等を分析して次の出題を判断していく。
普通の家庭教師ではできない選択肢を持つ。これが急成長している。幼児教育は、日本はおいて行かれてしまっている。
日本でいうライザップのような会社。2.1億のユーザー。AIによって個人個人の状態に合わせた提案がされるオンラインフィットネス。
なかなか続かない運動も自分の友だちと一緒に競争しながら続けることができる。
日本でもオンラインヨガ、オンラインフィットネスも出てきていますが、ここまでAIが関与したフィットネスは誕生していません。
最近の最先端の医学はタンパク質を分析している。将来の病気リスクであれば、DNAを解析してリスクを読み取るというようなことが行われているが、今現在の健康状態を解析についてはタンパク質を解析するのがトレンドとなっている。
このような紹介がされてきています。
人類はテクノロジーを進化させてきた。
最も大きな革命はAI。インターネット関連は10%の世界を置き換えたに過ぎない。
交通事故のない世界、がんのない世界、気候変動の問題がない世界。
さまざまな世界をAIで改革していきたい。
そのような発言が出てきます。
目の前の利益が何兆円であろうと、その数字、お金に満足することではなく、その先の未来を見据えているということがよくわかる説明会でした。
ソフトバンクが投資しているということ
今現在、日本においてこのくらいに未来を見据えた投資をしている会社というのはほぼないのではないでしょうか。
世界においてはGAFAのような企業が生まれましたが日本はそのような企業は誕生していません。優れている企業はたくさんあるかもしれませんが、ここまでの革命を起こそうと考えている、そしてそのことを対外へアピールしている企業はほぼありません。
ソフトバンクが凄いという話をしたいわけではなく、ソフトバンクが目をつけたということは失敗もあるでしょうが、この中に当然日本でも伸びてくる分野があるということです。
そのような道に自分が進んだり、あるいは投資したり、利用したりということをしていけば自分自身の道が有利に開かれている可能性もあるのではないでしょうか。
いろいろと考えるきっかけとなる動画、説明会なのかなと思います。