ソフトバンクの新プランで気になる点 【国際ローミングとLINEブランド】

ソフトバンクの新プランで気になる点 【国際ローミングとLINEブランド】

yoimono

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ソフトバンクも新プランでドコモのahamo対抗プランを出してきましたね。

遅かれ早かれこうなることはわかっていた話ではありますが、完全にドコモに合わせて月額2980円、20GBというプランを発表しました。

今回のプランはソフトバンク本体ではなく、「Softbank on LINE」ということで、従来のMVNOのLINEモバイルを使ったサブブランドのサービスとして発表しています。

※無制限プランも発表していますが、ここでは20GBのプランについて話をします。

今回の発表のポイント

Youtube再生

今回のソフトバンク発表内容のポイントとしてはこのようになっています。

・2,980円(税込3,278円)で20GBのデータ容量
・LINE利用に関してはデータ容量を消費しない
・5Gにも対応している
・手続きはオンラインで行う
・5分以内の国内通話無料
・データ容量超過時も1Mbps
・キャリアメール対応はなし

完全にドコモのahamoにかぶせていることがわかります。

違いといえば、LINE利用に関してのデータ容量消費がないというところ。

これは従来のLINEモバイルでもメリットとして打ち出していたものです。

LINEを常に使っている人にとっては嬉しい仕組みかもしれません。

ただ、数GB程度の小容量であればLINEでどれくらいの容量を使うかは大きな話になりましたが、20GBの容量ということで考えるとLINEは微々たるものになる人が大半ではないでしょうか。

文字、写真レベルでは相当なやりとりをしても月1~3GB程度の差であり、ポイントとなってくるのは動画視聴かなと考えられます。

回線は従来のLINEモバイルではない

ドコモの比較として考えると、ドコモはahamoというブランドとはいえ、ドコモ本体。それと比べるとLINEモバイルは格安SIMであり、比較にならないのは?と思うかもしれません。

実際、ソフトバンクではなくてLINEモバイルでは話にならないというようなコメントをしている人も見かけました。

ですが、今回の回線は、従来のLINEモバイルではなく、ソフトバンク回線そのものを利用するということです。

LINEモバイルはMVNO回線で混雑時遅いという評判もありました。

このイメージと今回の新プランは異なるということです。

海外ローミングはドコモとは異なる

気になるポイントとして、海外ローミングがドコモとは異なるということがあります。

ドコモのahamoは20GBの通信料の中に、海外でのローミングも含まれ、そのまま自由に枠内で使えるというものになります。

もう海外に出かけることになっても、専用SIMをレンタル・購入する必要がありません。この点は大きなメリットだと思っていました。

ところが今回のソフトバンクの新プランについては、「アメリカ放題」という従来のサービスがつくのみです。

アメリカ放題はその名前のとおり、アメリカで音声通話、データ通信等が無料で利用できるというものです。

このアメリカ放題、実は日本人にはおなじみのグアム・サイパンは含まれていません。

そして、特定のネットワークに限られた話であり、もし他のネットワークにつながってしまった場合、料金が発生してしまうのです。

今アメリカに住んでいるわけではありませんので、リアルタイムの状況までは把握していませんが、これまでの評判等を見る限り、絶対的に安心できるというほどのサービスではなさそうです。

このご時世ですから敢えて海外に行くということはないかもしれませんが、一応この点ではドコモのahamoとは違うということは考えておいた方がいいでしょう。

サブブランドMVNOだという誤解の問題

今回の発表内容を見ると、上でも書いたとおり、LINEモバイルのMVNOではないのですが、このイメージを引きずってしまう問題があるのかなと考えます。

一部の通信マニアであればまだしも、一般の人がどこまでこの違いを理解して、LINEモバイルを選んでくれるのか。

「サブブランドだから回線が遅そうだし、ドコモのahamoに乗り換えようか」なんて話になってしまうのではないでしょうか。

従来とは違うと言っても、本当にそうなのか、そう簡単に信用されないのではという不安がありますね。

結局後出しの追随という状態

こうなるしか仕方がないという要素はあります。

ただ、ここにきて、あれだけ携帯キャリア3社は談合だのと問題になっていたのに、結局ドコモに追随しただけ。

正直、イメージとしては微妙なところが出てしまいました。

「ドコモに合わせるけどそれ以上ビタ1文負けなくないとかせこい」

「後出しで引き分け狙いとは...」

「後出し追随より先出しのインパクトが強い構図」

こんなコメントも見受けられます。
何かもう一声あっても良かったのではと思ってしまいますね。

スマホ料金の競争はいよいよ終盤に向かってくるのか。
これによってキャリアだけではなく、各MVNOや通信業者全体が影響を受けます。

まだまだ予断を許さない状態が続きますね。

関連記事
docomo・au・Softbankの料金が横並びに!どれを選ぶか?または楽天か?

【2021.2.18追記】
softbank on lineはLINEMO(ラインモ)とサービス名を変更し、サービスの一部変更も行われることになりました。

ソフトバンクの新料金プランLINEMO。ahamoに対抗できる存在に!?


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